三田駅は港区芝五丁目にある、都営浅草線と都営三田線の2線が乗り入れている駅です。国道1号線、15号線という都心の幹線道路2本が走っているため交通量は多く、オフィスも集中して表通りは賑やかで、スーパーや飲食店も揃っていて利便性は高いです。しかし、1号線の西側である1〜2丁目に入ると一転して閑静な邸宅街に変わります。そこにあるのは、イタリア大使館、オーストラリア大使館、慶應義塾大学、会員制の綱町三井倶楽部など、広大な敷地を擁する施設です。いずれも江戸時代にあった松平、島津などの大名屋敷が転用されたもので、周囲を歩くと当時の大名屋敷がいかに大きかったかを実感できます。敷地内からは樹齢100年を優に超える巨木も顔を出しているなど歴史ある土地で、名坂が集まる静穏な住環境です。

最寄駅となるJR「田町」駅には、山手線、京浜東北線が停まります。また、田町駅の三田口には、都営地下鉄浅草線、三田線の「三田」駅があり、駅名は異なりますが乗換駅として機能しています。

田町駅を芝浦口に出ると前方に、タワーマンションが林立していて、その迫力に圧倒されます。目に映るのは再開発された芝浦アイランドですが、タワーマンションが聳え立つ光景は、芝浦の新しい象徴となっています。

地区の中心である芝浦3丁目の角に、芝浦を伝統の地として創立90周年を迎えた、芝浦工業大学の本部校舎が建っています。芝浦の名を大きく向上させている理工系の名門大学です。