保土ケ谷駅の周辺は、東海道五十三次の宿場町「程ヶ谷宿」があったところで、本陣跡や問屋場、金沢横町道標、札場などの旧跡や遺跡が各所に点在しています。また、古い歴史を持つ寺社仏閣なども多く、見所の多いエリアです。旧跡・保土ヶ谷本陣の苅部家は、後北条氏の家臣で、鉢形城の城代家老を務めていた苅部豊前守康則を祖先に持ちます。北条家が豊臣秀吉に戦で敗れた折に、苅部出羽守吉里は戦死しますが、その後、江戸時代に入り、吉重の二男が先祖の領地である保土ヶ谷に戻されて、本陣と名主、問屋の三役を拝命しました。以降、当主は代々苅部清兵衛を明治に入るまで名乗ってきました。往時の宿場町の面影がしのべる古い街並みが点在している地域です。

横浜駅まで電車で3分ほどのアクセスが抜群のJR東日本の保土ヶ谷駅が、帷子町（かたびらちょう）在住の人たちの最寄りの駅となります。
保土ヶ谷駅から徒歩約4分のところにあるのが第二常磐湯で、昔から地元の人たちに親しまれ、ロビーではテレビやスポーツ新聞を見ることが出来ます。帷子町には宿場で賄いきれない人馬を、指定された周辺の村々から動員することを目的とした互助組織の助郷会所跡があり、ガイド付きの歴史探訪の街歩きもおすすめです。
帷子町の町内は充分歩いて回れるほどコンパクトにまとまっていて、全体的にお食事処や居酒屋などが点在し、南側にはスーパーもあります。