マンションジャーナル

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田中 純:カウル社員紹介インタビュー

田中 純:カウル社員紹介インタビュー
Q1.田中さんのこれまでのキャリアを教えて下さい

大学時代はITとは無縁でしたが、書店で何気なくTCP/IPやプログラミング言語の本を開いてみて、そこに広がる世界の奥深さに心惹かれました。勉強さえすれば、資本や設備がなくても、ゲームでもwebサイトでも自分で作って遊べるわけですから。是非これを仕事にしたいと考えました。

まずは金融系のSEとしてキャリアをスタートし、そこではメガバンク向けのアプリケーション開発や基盤リプレイスを担当しました。特に何の事前知識もなく飛び込んでしまったため、休日はただひたすらカフェや自宅で本を読みまくる、資格を取りまくる日々でした。こう書くと苦行のようですが、手持ちの武器が少しづつ増えていく感覚がただただ楽しかったことを今でも鮮明に覚えています。

非常に楽しいお仕事でしたが、今後の技術トレンドなどを踏まえて、新たな挑戦の場としてご縁のあったC.A.モバイルに入社しました。ここでは主に広告プロモーション用iOSアプリ(及びそれに伴うAPIや管理画面の開発)に従事していました。実務以外にも、プライベートな時間には他社のメンバーとチームを組み女性向け人材系サービスの開発も行っていました。こちらのプロジェクトでは主にAnsibleplaybookを書きまくる日々で、実務とは全く異なる経験を得ることができました。

その後、ふとしたきっかけで人材系スタートアップLiBに遊びに行くこととなったのですが、当時はエンジニアがたった一人で、ものすごい熱量でコードを書いて頑張っていました。大変そうだったので、何となく流れで週末にLiBを手伝うこととなりました()。ただ週末プロジェクトとして関わっているうちに、片手間ではどうしても表面的な関わり方になってしまったり、得られる経験値にも限りがあることが歯がゆくなりました。そうして気がつけばフルタイムのメンバーとしてジョインしていました。

LiBで過ごした時間は、できたこともある一方で、試行錯誤の中で力量不足を感じることも多い日々でした。一方でマンションの一室から2回のオフィス移転を経て、3年に満たない間に70名近くのメンバーが加わり、会社が大きくなっていく過程を体で感じられたことはなかなか得難い経験であったと思っています。

Q2.田中さんが働く上で大事にしていることはありますか?

2つあります。

1つ目は、このプロダクトは誰のどんな課題を解決するのか。ここをブラさずに考え続けることだと思います。これは組織設計や目標管理にも関わる事で、口で言うほど簡単な事ではないと思っています。各部署がそれぞれ統一感のないバラバラのKPIを追っていると、多機能なんだけどユーザにとっては何をすればいいのかよくわからないオーバースペックなプロダクトが出来上がってしまいます。自身の限られた経験に沿って言えば、そういったプロダクトは裏側のプログラムも複雑で、ちょっとした修正にも時間のかかるスケールさせにくいプロダクトに陥りがちです。

このプロダクトは誰のどんな課題を解決するのか。迷ったらいつも立ち返る原点でありたいと思います。

2つ目は、エンジニアとして成長し続け、競争力を保つことです。

業務外のインプットとしては、朝の始業前と週末に、ブックマークした記事や書籍を読みこむ時間を確保しています。業務で扱う各要素技術のベーシックな部分は押さえつつ、今のチームに貢献できそうな分野を見極めて深掘りする事を心がけています。情報源としては、日本語の書籍だけでは中級者以上のエンジニアに向けた情報が不足しがちなので、英語の書籍も購入するようになりました。

また、アウトプットという意味では、定期的にGitHub上で面白そうなプロダクトを見つけて、放置されそうなissueを見つけて、修正Pull Requestを送るようにしています。今はまだ簡単なissueが中心ですが、その過程で自身よりも優秀なエンジニアの設計やテストの方針に触れることができます。またヒットしたプロダクトの中で使用されているライブラリを発見することで生産性の向上にも役立っています。

上記は業務外の自己研鑽の話ですが、最も重要なファクターはどんな仲間と働くか、どういったチームに身をおくかだと思っています。『情熱プログラマー』という本に「いつも自分より優れた人と一緒に行動しよう。自分が一番の下手くそであるような環境に身を置こう。」といった事が書いてあるのですが、僕もチームを選ぶ際にはそれを強く意識しています。

言い換えれば、「日々この人達の影響を受け続けたい」と思えるかどうかが判断基準になります。本当にこれだけだと自分がtakeするだけになってしまうので()、自分がジョインした時にチームに対してどんな価値を提供(give)できるのかも、当然考慮します。ただ、スタートアップであれば、自分よりも優秀な人たちがゴロゴロ在籍していたとしてもサービス開発の現場には泥臭い仕事が死ぬほど溢れており、大抵の場合、重要であっても放置されてしまっているタスクは存在します。つまり何かしら自分が価値発揮できる領域はあると思っています。自身の成長、という意味では「自分が一番の下手くそ」であるような環境に飛び込めるチャンスがあれば、飛び込んでみるべきだと思っています。

Q3.田中さんが一番仕事の中で楽しさを感じる瞬間を教えて下さい

セールスもプロダクトも含めた全社が「チーム」として機能しており、確かに顧客の体験が変わった瞬間です。技術だけでは解決できない問題ですし、たった一人でこういう組織を作り上げることも絶対にできません。それだけに喜びは大きくなります。

逆に悲しいのは、チーム単位ではKPIを達成して騒いでるけど、顧客の見える景色は全然変わってない状態です。創業数年で、まだ少人数の組織でこれが起きているとすれば、組織設計、目標管理、採用など、どこかに欠陥があると思っています。

単に日々の糧を得るだけであればスタートアップ以外の選択肢はたくさんあると思います。折角、スタートアップにジョインするのであれば、共に熱狂し、一喜一憂できる瞬間をたくさん作っていきたいです。

Q4.ハウスマートにジョインした理由はなんですか?

圧倒的にわかりやすく自由な不動産マーケットの創造にワクワクしたからです。

シェア何%を目指す、業界ナンバーワンを目指す、といった数字の話よりも先に、お客様の体験をどう変えたいのか、というビジョンがありました。誰のどんな課題を解決したいのか、という所がハッキリしており、そのための具体的な取り組みも既に始まっていてビジョンと行動が合致していました。ある日、社長が筋の良さそうな儲かりそうなビジネスモデルを考えついて、投資家からお金を引っ張ってきたという経緯であれば、ジョインしなかったと思います。実際は全然逆で、最初に出たピッチバトルでは投資家に一蹴されています(https://hariyama.co/archives/223)

根底には、あくまでも針山さん自身の原体験、気付きをもとにした業界に対する課題意識があり、それが言葉の端々ににじみ出ていました。風呂敷広げてお金を引っ張ってくるのがうまいタイプの人には見えなかったので、逆に素直に信じられるな、と。新しいビジネスモデルであれば、既存のデータだけいくら眺めても、正直未来予測なんて出来ません。ましてや僕は不動産業界の素人ですから、「自分だったらそれを使いたいと思うか」「Housmartが描く未来に共感できるか」それだけでジョインすることを決めました。

私自身、何度も賃貸契約を経験していますし、結婚して住宅購入も考え始めるフェーズに来ています。ところが、価格の相場観がなかなかつかめなかったり、実際に店舗にいかないと確認できない情報が非常に多かったり、正直そこまでの付加価値があると思えないのにマージンが高かったり、各仲介業者がメールやPDFで物件情報を送ってくるので比較検討しにくかったり、、。情報の非対称性が非常に大きく、ITを活用してオペレーションコストを下げるための企業努力も遅れていると感じました。僕自身はエンジニアなので、技術的には絶対にできるはずなのにモバイルアプリやチャットに対応している事業者が少ないことも不満でした。

Housmartは物件を提案するだけではなく、物件情報の提供から内覧申込後の物件案内、ご購入契約・お引き渡しまで一貫してサポートしているため、買い手の課題解決のために取れる打ち手も多くなります。またビジネス・プロセスを一気通貫でおさえているということはプロダクトの改善を行う上で必要となるデータも集めやすいことになります。ビジネスモデルとしても、買い手である個人のお客様から手数料を頂く訳ですから、買い手に支持されなければ事業として死活問題になります。つまり、買い手の利便性を追求する方向に力学がかかります。

具体的な事例としては、売買相場や賃貸相場を周辺情報から独自のアルゴリズムで推定したり、主に電話で行われていたコミュニケーションをチャットに変更したり、ITの活用によりオペレーションコストを下げ、主に通常の半額の1.5%の手数料を実現しています。

とはいえ、これ以外にも課題は山積みで、物件のソフト面の情報をもっとWebに集約して比較検討しやすくすることも可能だと思います。またITでビジネス・プロセスの効率化/簡略化を行って、よりスピーディに顧客対応を進められる部分も多々残っています。逆にいえば、そこに伸びしろとやりがいを感じます。Housmartのように社内でエンジニアを雇用し、セールスとタッグを組んでビジネス・プロセスを再構築している組織はまだ少数で、だからこそ、まだまだイノベーションを起こせると思っています。

既存のビッグプレイヤーの模倣品の様なプロダクトを作りたいのであれば、そもそも大企業に入社した方が近道です。僕は、イノベーションを起こしたい。ユーザーの課題を解決するプロダクトを最高のチームで実現したいと思って、スタートアップにジョインするわけですから、マーケットシェアをどう奪うかの話よりも先に、顧客の体験をどう変えていくのかをイメージして、毎日ワクワクしながら開発したいと思っています。

掲げているテーマはかなり難しいものですが、難解なテーマであればあるほど、そこには優秀なメンバーが集まってくるので、切磋琢磨することで成長機会をたくさん得られるはずです。

今の話を興味をもたれた方は、こちらのリンクから、緑のボタンをクリックしてみてください!(https://www.wantedly.com/companies/housmart/projects

Q5.田中さんが将来成し遂げたい夢を教えてください。

直近の目標はサービスの成長、事業の成功です。マンション購入において、最も多くの金額を負担するのは買い手(一般のお客様)ですから、圧倒的にわかりやすい不動産市場を形成して買い手の利便性を追求していこう、という思想はごく自然な発想として受け止めています。成功するかどうか?というよりも成功させるべき事業、プロダクトだと考えています。

もう少し先の目標は、Housmartの成長スピードに負けずに、自分も成長し続けることです。成長する、ではなく、成長し続ける、という所がポイントだと思っています。将来Housmartがスケールしたとしても老害になりたくない、という思いが非常に強くあります。例えば、新しくジョインしたメンバーがコードレビューする際に古株の自分に遠慮したり、施策や戦略について会話する時にフラットな議論が出来ない場面があるとすれば、それだけで害悪です。1年目のルーキーの意見であろうが、役員の意見であろうが、話者が誰であるかはユーザには無関係です。純粋にユーザにとって良いアイデアが採用され、それが実行に移される組織をずっと維持していきたいと思っています。

田中 純:エンジニア
金融系のSEとしてキャリアをスタートし、主にメガバンク向けアプリケーション開発と基盤リプレイスを担当する。その後、C.A.モバイルに入社し、広告プロモーション用iOSアプリを多数開発。そのかたわら、プライベートでは他社のメンバーとチームを組み女性向け人材系サービスの開発も行う。その流れでジョインした人材系スタートアップLiBで数年間を過ごし、スタートアップの熱気に魅了される。同時に、この頃からOSSへの貢献を趣味として行うようになる。
2017年、運命的な出会いから、最高の仲間と共にイノベーションを起こすべくHousmartに入社。サーバサイドからネイティブアプリまで幅広くシステム開発を担当する。

>>田中さんが最高の仲間と一緒に創り上げている「カウル」はこちらからチェック!

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