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【教育環境の見極め方】東京で「子どもを公立小学校へ」親が知っておくべきこととは

【教育環境の見極め方】東京で「子どもを公立小学校へ」親が知っておくべきこととは

お子様を公立小学校に通わせる予定の方であれば、やはり気になる「学区」の話。

いま住んでいるマンションの区域はどこの学区になるのか、そこの小学校・中学校の評判は?
引っ越しを検討しているエリアで評判のいい学校とその学区はどこなのか・・・?

今回は、東京都内でお子様を育てる親御さんに向けて、気になる東京都内(23区)の公立小学校・中学校の学区事情や学区選びのポイント、お目当ての学区内のマンションの探し方までご紹介します。

監修者:針山昌幸

株式会社Housmart 代表取締役
宅地建物取引士・損害保険募集人資格
『中古マンション 本当にかしこい買い方・選び方』
(Amazonランキング・ベストセラー1位)

東京23区の私立中学校進学率ランキング

まずは教育熱心な家庭の比率を測る数値とも言える、都内中学校進学者のうち国立・私立中学校への進学者率を23区ごとに出してみました。

(データ参照元:令和2年度公立学校統計調査報告書「都内公立中学校等進学者数」より算出)

区ごとの国立私立進学者・全体における比率
文京区 46.1%
港区 44.6%
中央区 41.1%
渋谷区 36.6%
目黒区 36.6%
世田谷区 35.5%
千代田区 34.5%
新宿区 34.3%
豊島区 33.3%
品川区 32.9%
杉並区 32.3%
台東区 29.1%
中野区 27.9%
江東区 27.5%
北区 23.3%
大田区 22.7%
荒川区 22.1%
練馬区 18.0%
板橋区 16.9%
墨田区 16.5%
葛飾区 13.2%
足立区 12.2%
江戸川区 11.0%

「この数値が高い=教育環境が充実している」と一概には言えませんが、中学受験を考えているご家庭にとっては、同じように受験に励む子どもたちが多い環境の方が理解が得られたり、勉強に集中できたりと何かと良い作用が期待できるというもの。

逆に、そうでないご家庭にとっては馴染めないということも起こりうるので、住まう土地を決める際に一つの参考値にはなりそうです。

東京の代表的な有名学区はどこ?

東京都内で名門校として知られる公立小学校の学区は、高いブランド力を持ち、例年その学区内にお引越しをする「公立小移民」も少なくありません。人気学区内に位置する物件は需要が高いため、売却するときも買い手がつきやすく、資産価値も高いと言えます。

23区の中でも代表的な、名門学区を抱える区をご紹介しましょう。

文京区

東京で教育環境が優れているエリアと言えば、まず真っ先に名前が挙がるのが文京区。東京大学を筆頭に名門大学やその付属高校〜幼稚園までが都内に多く点在し、教育に対する意識も地域として醸成されているといっても過言ではありません。

国立・私立中学校への進学者率をみても、過半数に届きそうな46%。2人にひとりが受験校に進むという、非常に高い水準。総じて平均年収がそれなりに高い地域であるということも伺えます。

中でも高い人気を誇る名門公立小学校4つは「3S1K」という通称で呼ばれ、その学区内の物件は物件数がそもそも限られることもあり非常に高値で取引されています。

文京区の代表的な名門校:誠之小学校千駄木小学校昭和小学校窪町小学校

>>関連記事:文京区の名門公立小学校「3S1K」とは?学区内のおすすめマンションと探し方

千代田区

文京区と同じく公立小学校の教育レベルが高いと言われる千代田区。番町小学校や麹町小学校をはじめ巷で名門校と名高い区立小学校が揃っています。

この千代田区の二大名門小学校から麹町中学校、日比谷高校、東京大学へと進むのが伝統的なエリートコースとされ、同じ道を我が子にも・・・と希望する親御さんが今でも少なくありません。

千代田区の代表的な名門校:番町小学校麹町小学校

>>関連記事:千代田区の名門小学校に通うには?学区内のおすすめマンションを紹介!

港区

“東京の三大名門公立小学校”とされるのが、千代田区立番町小学校、港区立青南小学校、港区立白金小学校。3校のうちの2校を抱えるのが、港区です。古くから高級住宅街として知られるエリアのため、そのご子息として教育熱心な高所得層が多くなっています。

青南小学校、白金小学校も明治時代に創立された伝統校であり、千代田区と同じく日比谷高校、東京大学への伝統的なエリートコースがいまだに根付いています。

港区の代表的な名門校:青南小学校白金小学校

>>関連記事:【青南・番町・白金】東京の3大名門公立小学校の魅力とは?

中央区

他の区とはまた異なる視点で注目したいのが、中央区。まず「特認校制度」という学校選択制を採っています。住所に基づいて指定した通学区域を前提にしつつも、施設に余裕のある「特認校」への入学を希望できる制度です。令和3年度は5校が特認校になっています。全16校から自由に選択できるという制度ではありませんが、選択の余地があるというのは大きな特徴です。

参考:小学校特認校制度(中央区HP)

また、学校の建て替えを多く行なっていることも、中央区の公立小学校事情で特筆すべきことといえるでしょう。建て替えされている小学校が多いというのは、校舎の老朽化ももちろんですが、区の財政状況がよく、今後も街の活性化が図れるということが背景にあります。例えば東京駅八重洲南口前に2022年に完成予定の超高層ビル内に入ることが予定されている城東小学校は、その代表格です。

このように校舎の建て替えによって人気学区に・・・という事実もあるため、区をまたいだ人気学区への引っ越しを検討するのであれば、人口の動きをしっかりと見て、魅力があり、人が今後も集まる街なのかを判断する、というのも大事な視点です。

アルマーニの制服を採用したことでも注目を浴びた銀座の伝統校・泰明小学校など、中央区の公立小学校は公立らしからぬきらびやかな印象がありますが、いずれにしても公立小学校にお子様を通わせることを想定して引越し先を選ぶ場合は、あくまで「その街を好む人達(志向・年収・地縁)の中で生活したいか・子供を育てたいか・・・」という点がポイントになるといえるでしょう。

指定か、選択制か

さて、「学区」が問題になるのには、居住先の住所によって入学すべき学校が「指定校」として決められる、という仕組みが前提にあります。ただ、23区の一部には保護者が子どもの通学校について要望をあげることができる「学校選択制」を採っているところも。

先ほど触れたように「特認校制度」を採用する中央区のほか、例えば渋谷区であれば、小学校も中学校も、自由に選べる「自由選択制」です。2021年現在、すべての区において中学校に関しては何らかの「選択制」を採用しています。

(参考:令和三年度 東京都公立学校数、学校選択制の実施状況及びコミュニティ・スクールの設置状況について(東京都教育委員会)

「であれば、希望校の学区内にわざわざ住む必要もないんじゃない?」となりそうなところですが、希望者が多数である場合は抽選になることも。

例年、人気名門校は受入者数に対して応募者3倍、となったりすることも少なくなく、地域や年によっては一部学校が選択制の対象に含まれない、ということもあります。

もしも学区狙いで引越しを検討される場合は、越境を見越してではなく、該当学区内に住むのが賢明といえそうです。

募集状況や学区に関しては各区のHPに掲載されています。まとめサイトも多くありますが、最新情報は公式サイトを参照するようにしましょう。

学区を重視する前に

公立学校は子どもたちがどこでも等しく義務教育を受けられるように用意されたもの。そのため独自の教育方針をもとにオリジナルのカリキュラムが組める私立とは異なり、名門校といえどその範囲は限定的です。

「受験勉強に特化した高い教育プログラムを期待したい」というような思いがあるのであれば、そうしたカリキュラムを謳った私立小学校を選択するのが適切でしょう。学費に差があるとはいえ、名門公立校の学区へ引っ越しするとなれば、物件価格も高値の争いとなることは間違いありません。

公立小学校のメリットは、多様性

公立小学校の良さは、やはり「多様性」の中でお子さまを育てられること。地域との協力の上に成り立つ課外活動や授業なども公立校ならではですし、地域に開かれた多種多様な子どもたち・大人たちの中で、のびのびと価値観を育んで欲しいという教育方針のご家庭であればこそ、公立小学校のメリットを享受できると言えるでしょう。

反対に、公立小学校・中学校は先生の異動もあり、その「品質」や「学風」は非常に変わりやすいものでもあります。名教師と言われる先生が居続けたり、他校から引き抜いたり、ということもありません。荒れている・落ち着いているという学校の状態も、移ろいやすいものですので、こればかりはタイミングとしか言えない部分も。

公立学校に通わせる時に見るべきポイント

では公立小学校・中学校に通わせたいという方針であるご家庭が、まず見るべき場所はどこなのか? それはズバリ「街」です。

先述の通り、公立小学校はその地域に住まう子どもたち、大人たちとの関係性がダイレクトに反映されます。だからこそ、「どんな街で我が子に育って欲しいか?」そんな目線で考えてみることが、公立小学校選びに一番大事な視点と言えます。マンションの見学に行く際には、物件そのものを見ることはもちろん、「この街で我が子に育って欲しいのか?」という目線で街を歩き回ってみることをオススメします。

教育環境・学区情報はどうやって集めるか?

さて、困ってしまうのが、教育環境と住まいを比較検討する時にどうやって情報を得ればいいのか、という点。ここでは賢い情報収集情報をいくつかご紹介します。

【1】区ごとの教育制度について

区をまたいで居住地を比較検討している場合は、不動産情報サイト『goo住宅・不動産』が便利です。出産・子育ての給付金や、保育所入所待機児童数など、様々な暮らしに関わるデータを横並びで比較することができます。

【2】学校の現状の雰囲気・状況について

公立でやはり一番気になるのは、いじめや学級崩壊などの評判。ネットの口コミサイトやSNS投稿をサーチしてみるのも一案ですが、こればかりは生の口コミがやっぱり一番早くて確実。「(こういう情報は)地元のママ友情報で得る、ネットで調べても出てこない」という先輩ママさんの声も・・・。

引っ越しを検討している地元ママネットワークとのコネクションがない場合は、地域に根ざした不動産屋さんの営業マンに聞いてみるのも、一つの手でしょう。ただし、営業マン個人の強い主観で一般的な話のように語られるケースもあるので、そこは注意が必要です。

【3】希望学区内のマンションについて

また、希望学区がピンポイントで決まっている場合には、中古マンションの提案型アプリ『カウル』で探すのが一番近道です。

学区は番地や号が複雑に指定されていることも多く、地図で見れば明らかに「学区内」と思う近距離であったとしても、道路一本挟んで隣の通学区だった・・・ということも頻発します。最寄駅からなどエリア一括でしか調べられないポータルサイトでは、大量の物件数から一つずつ学区を確認していくしかありません。

「カウル」の「学区指定機能」を使えば、その面倒は瞬時に解決。希望の小・中学校区を希望条件に設定すれば、その学区内で売り出されているマンションと間取りが表示されます。もちろん、価格や間取り、駅徒歩など他の希望条件と掛け合わせて物件を探すことも可能です。

人気学区の物件は、狙っている人が多いだけにスピード勝負。売り出されたと思ったら即売れてしまった・・・なんていうことも、めずらしくありません。ぜひ効率的なマンション探しで、理想の住まい・理想の教育環境を手に入れてくださいね。

>>中古マンションアプリ「カウル」のダウンロードはこちらから

著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンション売買アプリ「カウル」を提供する「Housmart(ハウスマート)」が、購入や売却に必要な基礎知識・ノウハウ、資産価値の高い中古マンションの物件情報詳細、ディベロッパーや街などの不動産情報をお届けします。

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