マンションジャーナル

中古マンション購入・売却、住宅ローンのポイントをお届け!Housmart(ハウスマート)が運営。お得にマンションを買う方法や、住宅ローンの気を付けたいポイント、ヴィンテージマンション、タワーマンション、高級マンションをご紹介。

緊急事態宣言の出た今、マンションの物件見学はできるのか?

緊急事態宣言の出た今、マンションの物件見学はできるのか?

緊急事態宣言が発令された状況下で、気になる不動産状況。

「物件見学はできるの?」「購入を考えていたのだけど、今、どうしたらいいの?」という声もお客様から多く寄せられます。

そうした疑問にお答えする形で、現時点(2020年4月20日現在)での居住用マンションの売買市場の状況をお伝えできればと思います。

監修者:針山昌幸

株式会社Housmart 代表取締役
宅地建物取引士・損害保険募集人資格
『中古マンション 本当にかしこい買い方・選び方』
(Amazonランキング・ベストセラー1位)

そもそも見学はできるのか?

結論、できます。実際の弊社実績では、平常時のおよそ3分の1〜4分の1にはなっていますが、それでも全くのゼロにはならず毎週一定数の「見学希望」のご依頼をいただいております。

また、売却側も「しばらく売却活動中止」「次回見学受付はいったん5月以降」などの事例が発生している一方で、緊急事態宣言前から引き続き「販売中」という物件もあります。

また、業者間情報ネットワーク「レインズ」を見ても、緊急事態宣言の出された4月7日以降も新規登録物件が出てきていることが確認できます。

推測ですが、この背景には「売主さん側の事情」があると考えています。

買主さん側では、社宅の期限が迫っている場合や定期借家などを除き、いつまでに【買わなければならない】というレベルまでの強い動機や事情があることは、通常まれです。一方で売主さん側には、いつまでに【売らなければならない】というレベルの強い動機や事情はあり得ます。

典型的な例としては、引越し先がすでに決まっている買い替えです。転勤や親御さんとの同居、あるいはお子様の学校のことなどのライフイベントにまつわることもあるでしょう。

いずれにしましても、買主さん側が「ずっと様子見はできない」というケースは多いと思います。

売買はまずは「物件ありき」です。物件がある限りにおいては「見学自体は可能」ということになります。

緊急事態宣言の下での見学の注意点

とはいえ、もちろん見学可能な物件は平時よりは少なくなってきてはいます。また、見学申請から実際の見学までは平時とは異なる留意点もあります。いくつか具体的に記します。

【1】調整に時間がかかる

売主側仲介業者も現在リモートワークになっていたり、場合によっては店舗ごと閉鎖しているなど対応がまちまちです。SUUMOやカウルでは物件は「販売中」であっても、対応する売主側仲介業者の事情により、調整作業が通常よりも時間がかかるケースがあります。

【2】事前にヒアリングや条件設定されることがある

実際に、別々の物件で同じようなことがありました。具体的にはこのような内容になります。

  • 「ご年配の方、乳幼児の方、発熱のある方は見学をご遠慮ください」
  • 「見学にくる方は一人にしてください」
  • 「マスクを着用してください」
  • 「入室後、まず洗面所で手をよく洗ってください」

【3】調整確定してもキャンセルになる可能性がある

例えば、今週土曜日10時から見学可能ということで調整完了していたのに、金曜日の夜に売主さん側から「申し訳ないが明日の見学はキャンセルしたい」ということがあり得ます。

状況が日に日に変化していくので、そういったことを踏まえて売主さんからこうした要望がくる可能性も考えておく必要があります。

【4】申し込み・契約した後も平時と異なる可能性がある

考えられるのは以下のようなことです。

  • 住宅ローンの審査に平時より時間がかかる
  • 契約後かつ引き渡し前のタイミングで、例えばリフォームの見積もりなどで「現地をもう一度見学したい」などの希望にお応えできないことがある
  • 今後の状況により、売買契約の時に取り交わした引き渡し期日が延長される可能性がある

つまり、住宅購入の各フェーズで平時よりも時間がかかる可能性があるということになります。

※なお、これは業界一般的なお話ではなく弊社の対応となりますが、見学時のご自宅からの送迎対応はしておりませんので、これまで通り、現地集合・現地解散となります。

相場はどうか

まだ数としてはかなり限定的かと思いますが、それでも「投げ売り」に近いような事例が実際に見られました。

具体的なエリアなどの明言はここでは避けますが、元々5000万円台で出ていた物件が4月初旬に4000万円前半で成約となった事例がありました。
この事例は、元々の価格が相場より高めではありましたが、それを差し引いても大幅な値下げがなされた成約事例でした。売主側仲介業者の担当者さんに理由をお聞きしたところ、売主さんの「先行き不安」が背景にあると言うことでした。

じっくりと条件整理をするのも良い

また一方で、お仕事・プライベートともにご自宅で過ごされることが多いこの時期。ぜひその時間を活かしてじっくりと物件の条件整理をするというのも、一つの手です。

Zoomなどの遠隔コミュニケーションのツールに慣れている方は急速に増えていると思います。

数少ない見学の機会をより有意義なものとするべく、そういったツールを活用し、ご自身の希望や条件をプロであるエージェントと一緒に見つめ直し、より良いプランニングを練るというのも有効でしょう。

まとめ

冒頭にも申しましたとおり、現状でも「売りたい」という方はいらっしゃいます。以下の点にご注意いただき、お部屋選びを継続していただくのも一つかと思います。

  • 「外出は原則禁止」という意識のもと、きちんと準備を行う。
  • ご自身の希望と現在販売中かつ見学可能な物件をじっくりと見定める。
  • 見学調整に多くの時間を要することや突発的なキャンセルは当然のものと考える。
  • 見学時には感染拡大の予防に最大限の注意を払う。
  • 契約から引き渡しまで、時間的な不確定要素が多いことを認識する。
  • 仮に引き渡し期日が延長になるようなことは前もって覚悟する。

著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンション売買アプリ「カウル」を提供する「Housmart(ハウスマート)」が、購入や売却に必要な基礎知識・ノウハウ、資産価値の高い中古マンションの物件情報詳細、ディベロッパーや街などの不動産情報をお届けします。

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top