【プロ監修】なぜベイズタワー&ガーデンの資産価値は高いのか

2018.12.26
【プロ監修】なぜベイズタワー&ガーデンの資産価値は高いのか

ベイズタワー&ガーデンのメリット

  • 緑豊かなウォーターフロントエリアで、静かな住環境が揃っている
  • シアタールームやキッズルームなど共用施設が充実している

ベイズタワー&ガーデンのデメリット

  • 有楽町線豊洲駅まで徒歩11分ほどの駅距離
「都心にして、水辺に寄り添う先進都市」。これが、ベイズタワー&ガーデンのコンセプトです。東雲運河に面した開放的な立地を活かし、森・風・水・光という自然環境に重きを置いた31階建て550戸のタワーマンション。隣接するスカイズタワー&ガーデンと共用施設を相互利用できるため、ライフスタイルに合わせて多彩な共用施設を楽しめるのが大きな特徴です。今回は、この「ベイズタワー&ガーデン」を詳しく解説します。

監修者について

監修者:渕ノ上 弘和

渕ノ上 弘和プロフィール写真

コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社 代表取締役 (保有資格:不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/マンション管理士/管理業務主任者/マンション維持修繕技術者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP/マンション建替士)

【立地】3つの注目ポイント

①豊洲エリアでも特に発展が見込まれる6丁目に位置

ベイズタワー&ガーデンは、豊洲市場が開場されるなど豊洲エリア内でも発展が著しい「豊洲6丁目」に位置しています。豊洲市場と聞くと、鮮魚などの卸売り場所というイメージですが、一般客用に新鮮な料理を提供する飲食店もありますし、市場周辺は運河に沿ってデッキが整備されており、晴れた日の散歩に適した環境が整っています。また、新豊洲では2021年秋にオフィスビル「メブスク豊洲」を含む街区「ミチノテラス豊洲」がオープンしました。参考:豊洲エリアに大規模賃貸オフィスビル「メブクス豊洲」が完成(清水建設公式プレスリリース)オフィス棟が先行して開業しており、2022年春には、ホテルの営業も開始予定です。ベイズタワー&ガーデンで550戸、スカイズタワー&ガーデンで1,110戸、合計1,660戸のビッグコミュニティであり、マンション内のゲストルームは予約確保が難しい時期もあります。近くにホテルが開業するのは大きなメリットになるでしょう。

②運河沿いの広大な敷地に位置している

ベイズタワー&ガーデンは、東雲運河に南と東で面する角に位置しており、開放的な立地が特徴です。運河沿いには豊洲ぐるり公園があり、ベンチや階段など少し座ってリラックスできるスポットも多いです。休日はもちろん、平日の空いた時間に散歩するのに適した場所です。マンションの敷地内にも広大な緑地が広がっており、四季折々の景色を楽しむことができます。

③敷地内に開業しているこども園

ベイズタワー&ガーデンの敷地内に豊洲めぐみこども園が設置されています。保育園と幼稚園の機能を有したこども園ですので、0歳児から2歳までの乳児部、3歳から5歳までの幼児部が設置されており、延長預かりで共働きの家族にも適しています。マンション内で子どもを預けられれば送迎の手間も少なくなるので、子育て世帯にはメリットの大きい施設です。

▼【動画】豊洲エリアの人気の理由「住みやすさ」を現地で確認してきました!

【建物&設備】4つの注目ポイント

①スカイズタワー&ガーデンの共用施設も相互利用できる

スカイズタワー&ガーデン(SKYZ TOWER&GARDEN)_外観ベイズタワー&ガーデンと西側に隣接するスカイズタワー&ガーデンでは共用施設を相互で利用できるようになっています。スカイズタワー&ガーデンも豪華な共用施設が充実しており、大きなメリットと言えます。ベイズタワー&ガーデンの屋上には、ラウンジ&バーが設置されており、モダンなファニチャーやアートにより非日常を演出しています。ゲストルームは、スカイズタワー&ガーデンと合わせて6室が用意されています。洋室と和室の両方が用意されていますので、迎賓に合わせてお部屋を選ぶことができます。これ以外にもキッズラウンジやフィットネス&スパ、スタディルーム、スカイデッキ、天体観測ドームなどが用意されており、充実したマンションライフを楽しむことができます。

②免制震複合システム「スイングセーバー」を採用

通常のタワーマンションでは免震構造か制震構造かのどちらかで設計されることが多いですが、ベイズタワー&ガーデンでは、免震構造と制震構造を組み合わせたシステムが採用されています。住戸棟の地下に免震層を設け、地震に対する安全性を高めています。免震構造の住戸棟と、耐震構造の耐震コアを制震部材で連結する免制震複合システム「スイングセーバー」により、効率よく地震エネルギーを吸収し、住戸棟に作用する地震力をさらに低減する仕組みです。【関連記事】免震、制振、耐震の違いとは?タワーマンションの耐震性や地震対策を徹底解説!

③環境に配慮された設計と設備

ベイズタワー&ガーデンでは、屋上に10kwの太陽光パネルを設置して共用部の電気として使用したり、各住戸の使用電気量が各戸のインターホンにて確認できる取組など環境に配慮された設備が採用されています。これらの取組が評価され、東京都マンション環境性能表示は、「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「太陽光発電・太陽熱」「建物の長寿命化」「みどり」の5項目すべてで最高レベルの3つ星を獲得しています。また、マンションとして「長期優良住宅」に認定されております。住宅ローン控除の拡大や登録免許税の軽減など税制面でも優遇が受けられるメリットがあります。【関連記事】長期優良住宅のメリットとデメリットって?

④間取りの自由度を高めた「スケルトンインフィル」

ベイズタワー&ガーデンでは、躯体(スケルトン)と室内設備(インフィル)を分離した設計になっています。一般的なマンションでは、住戸内にパイプスペースを設けて排水管などを縦方向で貫通させていますが、ベイズタワー&ガーデンでは、これをメーターボックス内で集約しています。これにより給排水管の位置による間取りの制限が緩和され、一般的なマンションよりもリフォーム時の間取りの自由度が高くなります。

豊洲エリアの他マンションとの比較

①アーバンドックパークシティ豊洲との比較

アーバンドックパークシティ豊洲アーバンドックパークシティ豊洲は、豊洲エリアの再開発の先駆けとも言える1,020戸のツインタワーマンションです。アーバンドックパークシティ豊洲は、ベイズタワー&ガーデンと同様に多彩な共用施設を有しており、マンション内の環境が似ています。一方、大きな違いとしてはアーバンドックパークシティ豊洲は、アーバンドックららぽーと豊洲が隣接していることが挙げられます。お買い物の利便性は高いものの、人通りが多いエリアでもあるため、より静かな住環境を求める方にはベイズタワー&ガーデンの方がおすすめできます。関連記事:【プロ監修】なぜアーバンドックパークシティ豊洲の資産価値は高いのか

②シティタワーズ豊洲ザシンボルとの比較

シティタワーズ豊洲ザシンボルシティタワーズ豊洲ザシンボルは2009年に住友不動産によって分譲された44階建てのタワーマンションです。タワーマンションからの眺望を活かすためにダイナミックパノラマウインドウを採用しているので、バルコニー側の眺望という面ではこちらの方が優れています。また、シティタワーズ豊洲ザシンボルは交通量の多い晴海通りに面しており、周辺が自然に囲まれた静かな住環境を求める方にはベイズタワー&ガーデンがおすすめです。関連記事:【プロ監修】なぜシティタワーズ豊洲ザ・シンボルの資産価値は高いのか

③スカイズタワー&ガーデンとの比較

スカイズタワー&ガーデン(SKYZ TOWER&GARDEN)_外観スカイズタワー&ガーデンは、ベイズタワー&ガーデンの隣接地にあり、一体で開発されたマンションです。免制震システムの採用、共用施設の相互利用など建物設備、立地条件、生活環境は近しい条件です。明確に異なる点として、ベイズタワー&ガーデンが外廊下であるのに対して、スカイズタワー&ガーデンは内廊下であることが挙げられます。外廊下は通気性が良く開放感があるというメリットがありますが、同時に寒暖の影響を受けやすい、雨風の侵入というデメリットがあります。内廊下は雨風で濡れる心配がなく、空調が機能しているため快適な生活ができますが、外廊下よりも維持コストがかかります。好みが分かれるポイントでもあるので、実際に見学を行いご自身に合うタイプを選ばれることをおすすめします。関連記事:【プロ監修】なぜスカイズタワー&ガーデンの資産価値は高いのか

こんな方におすすめ

①豪華な共用施設を楽しみたい方

ベイズタワー&ガーデンは、スカイズタワー&ガーデンと共用施設を相互利用できる仕組みが採用されており、多彩な共用施設が揃っています。迎賓のゲストルームは和風、洋風と多彩なお部屋が用意されており、運動したい方にはフィットネス&スパが用意されています。また、ラウンジやパーティールームなど日常生活を充実させるための共用施設も揃っています。

②豊洲の中でも比較的静かなエリアに居住したい方

豊洲エリアでは、豊洲駅に隣接して南北へ通る晴海通り、並びに豊洲駅から西へゆりかもめに沿って通る豊洲有明線の交通量が多くなっています。ベイズタワー&ガーデンの周辺は、幹線道路から離れた運河の角という立地です。そのため、豊洲エリアの中でも静かな環境が形成されているので、落ち着きを求める方におすすめです。

③採光や開放感を優先する方

東と南で運河に面する開放的な立地に位置するマンションですので、採光などを優先したい方におすすめです。敷地面積の約46%を緑地にしているので、周囲の建物との間隔が取れており敷地内で四季折々の景色を楽しめるという魅力もあります。

購入に向いていない方

①駅の利便性を求める方

ベイズタワー&ガーデンは、最寄のゆりかもめ新豊洲駅まで徒歩6分程度、豊洲駅まで徒歩11分程度です。都心へのアクセスに優れる有楽町線豊洲駅を日常的に利用する場合、周辺のタワーマンションと比べて駅までの距離が離れています。毎日の通勤・通学の利便性を特に重視されたい方は、別のマンションも選択肢に入れながら比較検討されることをおすすめします。

②管理費などのランニングコストを抑えたい方

ベイズタワー&ガーデンには、多彩な共用施設が用意され、広大な緑地が整備されています。これらの維持管理する費用は、各戸のオーナーが管理組合へ支払う管理費から捻出されるため、管理費がその分高くなります。共用施設を使用しない方もその維持管理に要する費用を支払う必要がありますので、共用施設を日常的に使わない方には不向きと考えることができます。

③お買い物施設を求める方

豊洲駅前には、スーパーが複数点在していますが、ベイズタワー&ガーデンの近くにはスーパーがありません。最近は食品宅配なども進んでいるので、スーパーが近くに無くても困らないという方もいるかもしれませんが、ちょっとしたお買い物をするときは近くにあると便利です。周辺環境が落ち着いている反面、商業施設までは少し距離があるため、お買い物の利便性を求める方には少し不便かもしれません。
株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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