

- JR横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅3分、JR南武線鹿島田駅徒歩4分
- 再開発によりこれから発展する可能性のあるエリア
- “日本初”のマンション全住戸設置の蓄電池・HEMS 連携システムの導入
- コミュニティースタジオやライブラリールーム等の共有施設の充実

- 武蔵小杉、横浜駅と隣接駅が発展しているが、新川崎駅自体は若干マイナー
- 再開発が行われたとはいえ、まだまだ商業施設や病院が不十分
- 昼間は電車の本数が少ない
パークタワー新川崎は、三井不動産レジデンシャルが手がけた駅近タワーマンションです。
「武蔵小杉駅」と「横浜駅」の間にある新川崎駅と、JR南武線の鹿島田駅の2駅を最寄駅とし、どちらの駅にも3階のエントランスからペデストリアンデッキにてダイレクトでアプローチ可能。さらに、1~3階までは商業施設が入っているなど、暮らしの利便性が非常に高められています。
今回は新川崎のシンボルタワー、「パークタワー新川崎」の魅力をご紹介します。
目次
パークタワー新川崎の基本情報
- ㎡単価:85万円 〜 109万円
- 住所:神奈川県川崎市幸区鹿島田1丁目1
- 川崎市立東小倉小学校 徒歩8分(640m)
- 川崎市立塚越中学校 徒歩7分(560m)
- 間取り:1LDK / 2LDK / 3LDK
- JR南武線 鹿島田駅 徒歩4分
- JR横須賀線 新川崎駅 徒歩3分
- 階数:地上47階 地下2階
- 竣工年:2016年
- 戸数・規模:全670戸
パークタワー新川崎の資産価値は?
パークタワー新川崎は、街のブランド力と将来性、マンションのブランド力と立地条件という4つの側面から総合的に見て、資産性が期待できると考えられます。
各要素について、順番にみていきたいと思います。
街のブランド力
パークタワー新川崎は、JR南武線の鹿島田駅とJR横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅という2駅3路線が利用できる、交通利便性の高い場所に位置しています。
しかしながら、川崎駅と発展著しい武蔵小杉駅の間に挟まれていることから、街の認知度は低く、ブランド力としてはそこまで高いエリアではありません。
街の将来性
新川崎駅の西側線路沿いにはかつて新鶴見操車場がありました。
1984年に廃止となり、約440,000㎡もの遊休地が残され、そのうち約300,000㎡を川崎市が所有し、再開発が行われてきました。
これまで企業の誘致や駅前マンションなどの再開発が行われ、2020年現在では、最後のプロジェクトとして、2,500戸超という大規模マンションの開発・販売が行われています。
新しい住民が増えれば、飲食店やスーパーなどの需要をけん引し、街の活力につながっていきます。
武蔵小杉と川崎に挟まれた立地のため、見違えるほどに街が発展する可能性は低いですが、これから持続的に街の成長が続いていくエリアでしょう。
マンションのブランド力
「パークタワー」は、三井不動産株式会社が分譲するマンションの看板ブランドの一つです。
三井不動産株式会社については、もはや説明は不要、日本を代表する不動産会社です。
現在は三井不動産レジデンシャル株式会社として住宅事業を分社化しましたが、グループ内で大型商業施設のららぽーとや都内各所のオフィスビルなどを手がけており、不動産仲介やリフォーム、カーシェアリングなども展開しています。
マンションの供給戸数ランキングでは常に上位に入っており、日本トップランクの分譲会社です。
施工は、清水建設が担いました。
スーパーゼネコンの1つに数えられる大手建設会社ですが、2014年、このマンションでは施工不良が見つかり、一旦販売を中止して、解体・再施工を行った経緯があります。
不安に感じる方もいらっしゃれば、大手だからこそこうした不備も見つかって丁寧な対処を行ったと、安心感をもつ方もいらっしゃるでしょう。
他のマンションと比べても、中古流通価格が下がっていませんので、一般的には多くの方が、後者の安心感として捉えていると考えられます。
マンションの立地条件
南武線鹿島田駅と横須賀線新川崎駅の両方に近く、徒歩や自転車の圏内にも企業の研究開発施設が多いことから、通勤需要が幅広くあり資産性を保ちやすい立地です。
利便性抜群の立地条件ですが、懸念材料として日照と眺望が挙げられます。タワーマンションに日照と眺望を求める方は多いと思いますが、パークタワー新川崎の南側には新川崎三井ビルディングが建っています。
パークタワー新川崎の高さは約165m、新川崎三井ビルディングの高さは約134mですので、階数と向きによっては日照や眺望に影響を受ける可能性があります。
また、駅前再開発で誕生したマンションですので、電車も近くを走っており、走行音やアナウンスの音が気になる方もいらっしゃると思います。
住戸を見学するときにはしっかりと周辺環境を確認するようにしましょう。
パークタワー新川崎の利便性
交通利便性
パークタワー新川崎は、2駅2路線が使える大変交通利便性の高い立地です。
最寄り駅の新川崎駅と鹿島田駅とはペデストリアンデッキで繋がっています。雨の日や真夏日であっても天候に左右されることが少ないうえ、小さなお子様がいる方には駅近くの交通量の多さを気にする必要がないこともメリットです。
東西に鉄道路線がつながるJR南武線と南北に繋がるJR横須賀線・湘南新宿ラインが使えるため、神奈川と東京の両方にアクセスしやすくなっています。
新川崎駅と鹿島田駅から各主要駅への所要時間の目安は以下の通りです。
- 大手町駅:31分
- 新宿駅:25分
- 渋谷駅:19分
- 品川駅:13分
- 六本木駅:31分
- 川崎:6分
- 横浜:10分
横須賀線の隣駅である武蔵小杉は、東急東横線の他、多数の鉄道路線が利用できる便利な駅として発展しており、昨今では相鉄線からの乗入も実現しています。
交通利便性は非常に高く、このマンションに住めば、日々の通勤通学はもちろん、出張や休日のおでかけも大変楽に感じられるはずです。
生活利便性
パークタワー新川崎の1~3階には新川崎スクエアという商業施設が入っています。スーパーや飲食店、100円ショップなどが入っており、日常的な買い物はほぼここで揃うでしょう。
中でもマルエツ新川崎店は朝7時~深夜1時まで営業しており、帰宅時間が遅い方にもありがたい存在。保育園やフィットネスジムも入っているので、子育てママにもお仕事帰りのパパにも最適な施設です。
新川崎スクエアに入る主なショップ(2020年4月現在)
- スーパーマルエツ
- ザ・ダイソー
- スポーツクラブJEXER
- サイゼリヤ
- スシロー
パークタワー新川崎の住環境
自然環境
- 夢見ヶ崎動物公園・・・約1440m(徒歩18分)
- 鹿島田公園・・・約200m(約3分)
- 鹿島田第二公園・・・約450m(徒歩6分)
- 鹿島田病院・・・約480m(徒歩6分)
周囲に大きな公園はありませんが、パークシティ新川崎やサウサンドシティなど大型開発が行われたマンションが多く、緑地が豊富です。
四季折々の自然を感じられますので、小さなお子様とお散歩したり、周辺をジョギングすると気持ちの良い環境です。
また、新川崎駅の西側へ18分ほど歩くと、夢見ヶ崎動物公園があります。
規模はそこまで大きくありませんが、無料で入園でき、動物を見たり触れたりできますので、ファミリーには嬉しい施設です。
高台に位置していて、広場もあるので、休日にファミリーでピクニックするのにおすすめです。
教育環境
小中学校
- 川崎市立東小倉小学校:徒歩5分
- 川崎市立塚越中学校:徒歩8分
東小倉小学校はパークシティ新川崎の南側に隣接しています。小学校までの道路はしっかりと歩道が整備されていますので、安全に通学できる小学校です。
塚越中学校は南武線を越える立地ですが、同じマンションから多くの学生が通学してしますので、安全に通学できるでしょう。
公立小学校は先生が転勤などで変わりますので、授業のレベルは他の公立小学校と大きく変わらないでしょう。
交通利便性が高い立地ですので、東京や神奈川の各地の私立学校に通学するにも便利な環境です。
保育園・幼稚園
- 小学館アカデミーしんかわさき保育園:徒歩1分
- どりーむ東小倉保育園:徒歩6分
- プレシャススターズ保育園:徒歩11分
- 鹿島田幼稚園:徒歩7分
周辺には上記以外にも多数の保育施設が運営されています。詳しくは川崎市のホームページでご確認ください。
2020年5月の受入可能児童数が川崎市ホームページに掲載されていますが、どの保育園も満員となっており、1歳児の待ち人数は50人を超えています。
他の園もほとんどが満員状態ですし、近隣で大規模マンションの建設・入居が進んでいますので、保育施設の利用を検討されている方は、事前に川崎市に相談するなど情報を集めておいた方が良いでしょう。
治安
神奈川県警の公表データによると、パークタワー新川崎が存する幸区における2019年の1年間に発生した犯罪件数は709件です。
川崎市の中では、中間くらいの発生件数ですので、特別犯罪が多い地域ではありません。
交通事故件数
神奈川県警幸警察署が公表している幸区の2019年交通事故発生件数は261件と報告されています。
区内の各地域別の発生件数も公表されていますが、パークタワー新川崎周辺の地域が特別事故が多いわけではありません。
ハザードマップ
川崎市の洪水ハザードマップによると、パークタワー新川崎の周辺は、0.5〜3.0m近くまで浸水する危険性があるエリアに指定されています。
これは最大規模の降雨(2日間の総雨量が588mm)が発生し、多摩川が氾濫した際の浸水の状況をシミュレーションしています。
2019年の台風において、多摩川に近い地域では、多数の河川氾濫が発生しました。
同じ川崎市内の武蔵小杉駅のタワーマンションが地下設備に水が流入し、住戸は無事だったもののマンションとして機能不全に陥ったニュースは記憶に新しいところです。
今後、河川に近いタワーマンションでは同様の被害を受けない対策が求められていくでしょう。
パークタワー新川崎の共用施設・設備グレード
各階
- ゴミステーション
1階
- EVカーシェアリング
- シェアサイクル(電動アシスト自転車)
- コミュニティスタジオ
3階
- ライブラリーコーナー
- スタディールーム
- コミュニティスタジオ
- コミュニティプラザ
- シアタールーム
- フロントコンシェルジュサービス
- サンクンガーデン
25階
- スカイリビング
- ゲストルーム
タワーマンションでは今や当たり前になりつつ「フロントコンシェルジュサービス」はもちろんですが、それ以外の共有施設が充実しているのがパークタワー新川崎の魅力。
3階の「ライブラリーコーナー」には本はもちろん、ソファやホワイトボードを設置。その隣の「スタディールーム」はブースタイプになっているため、お友達同士のお勉強会やビジネスシーンでの利用も可能です。同じく3階の「コミュニティスタジオ」、そしてその庭先「サンクンガーデン」に「コミュニティプラザ」が配置されています。
キッチンも併設されている為、ママ友とお料理しながら子供をのびのび遊ばせることも可能!また「コミュニティスタジオ」と「コミュニティプラザ」をつなげることも出来る為、誕生日会や子供会の催しなど大きなスペースを利用するイベントにも使えます。また有料ですが「シアタールーム」もあり、利用者の幅が広がる施設になっています。
25階にある「スカイリビング」。このスカイリビングを挟むように2つのゲストルームが配置されています。「スカイリビング」にはもちろんキッチンとダイニングセットも完備されているため、ご親族やご友人を呼んでの食事会などを行い、隣接する「ゲストルーム」に宿泊してもらう、ということも可能。「ゲストルーム」は茶室のある 「又山亭(ゆうざんてい)」とスチームサウナやマッサージチェアのある「ヴィラ・モンスーン」という2つのタイプの違ったお部屋になっており、泊まる方の好みに合わせてお選びいただけます。
マンション内のスーパー、コンビニなど
マンション1階にはファミリーマートがあります。加えて、隣の川崎スクエアにはスーパーマルエツが入っている為、お天気が悪い日でもストレスなく買い物に行けるので便利かなと思います。
エレベーターの台数は少なくないか
エレベーターは9人乗りが7基あります。一般的に総戸数÷50が適正と言われているエレベーターの数ですが、これをパークタワー新川崎に当てはめてみると「総戸数670戸÷50=13.4」。つまり適正とされているエレベーターの数の半分しかありません。ただ、タワーマンションの場合、適正といわれる数ほどエレベーターが無いことが多いので、その点は仕方ないのかなといった印象です。
設備グレード
人気とされているディスポーザーや食洗機は完備しています。また、パークタワー新川崎には「蓄電池・HEMS 連携システム」というマンションでの導入が日本初という設備が搭載されています。実際、このシステムがあるが故にどれくらいランニングコストが掛かって、どれ位お得になるのかというのはこれからわかっていくところではありますが、他にはない設備があるのは魅力の一つです。
ゴミ置き場
各階にゴミステーションがあるので便利です。お部屋の中にゴミを溜めることなく、いつでもパッと捨てに行けるのは魅力ですよね。
駐車場
パークタワー新川崎の駐車場には、機械式タイプと平置きタイプがあります。
月額利用料金は、17,000円~27,000円の幅となっています。
横幅が2mを超えるようなお車をお持ちの方は、平置きタイプに空きがないかどうかご確認することをおすすめ致します。
専有部設備
- 浴室乾燥機
- 床暖房
- 食器洗乾燥機
- ディスポーザー
- 浄水器
- ミストサウナ
- 蓄電池・HEMS 連携システム
- TVモニタ付インターフォン
- トランクルーム
- 宅配BOX
- ペット飼育可能
今や標準装備という認識も高い設備も多いですが、一番注目してほしいのは「蓄電池・HEMS 連携システム」このマンションが発導入となったこの設備。電力料金が安い時間帯に蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯に充電した電気を利用するというこのシステム。電気代節約はもちろんスマートフォンやPCから電気の使用量の把握や電源管理もできてとっても便利です。
それ以外はどこの中古タワーマンションにも付いている設備ですが、ディスポーザー(調理の際に出た生ごみを排水と一緒に処理)や食器洗乾燥機、浴室乾燥機、ミストサウナ(ドライサウナのように高音にならず、湿度が高い為、お肌や髪にも良く体の芯まで温められる)床暖房(埃が舞うことなく、足元から温められる)は根強い人気がある設備です。
パークタワー新川崎のデザイン
外観はホワイトが基調となり、上に向かう程に色が濃くなるブルーのグラデーションが特徴。1階にグランドエントランスとグランドラウンジ、車寄せがあり、まるでホテルのような高級感があります。3階のフロントエントランスも天井が高くゆったりとした造りになっており、折り上げ天井や植栽に自然光が差し込む設計など、こだわりを感じられます。
居室部分はユニバーサルデザインの第一人者である渥美利幸氏の監修でユニバーサルデザインプランとなっています。玄関の段差を少なくしたり、玄関ドアの開口を約90℃にしたり、廊下を短く設計したりと細部まで工夫が凝らしてあります。また、すべての居室入口がリビング・ダイニングに面しているリビングイン設計のため、必然的に家族と顔を合わせる時間が増えるのも魅力の一つです。
パークタワー新川崎の耐震性
このマンションは清水建設の施工、アウトフレーム逆梁工法の免震構造で作られています。建物の基礎部分に地震の震動を軽減させる装置をつけ、建物に揺れが伝わりにくくする構造です。さらにパークタワー新川崎では40 台の免震装置、12 本のオイルダンパー、8台のすべり支承による「中間免震構造」を採用。
この中間層免震構造とは、免震層を1階床より上に設ける構造の事をいい、タワーマンションで問題視される長周期地震動にも対応している建物です。耐震性に関しては「耐震構造」「制震構造」「免震構造」の3種類の中では「免震構造」が一番地震に強いと言われています。
また、工事中の2014年3月に4階部分で施工ミスが発覚し、7階まで進んでいた工事を免震創始まで含め、撤去し再施工しています。横浜での杭の問題があった三井だからこそ、そのあたりは慎重に工事を行っているのだとおもいます。
パークタワー新川崎のセキュリティー
オートロック(風除室・エントランスと玄関前のトリプルセキュリティ)、防犯カメラ、ダブルロック、コンシェルジュ、管理人常駐、さらに三井不動産レジデンシャルと三井不動産住宅サービス、綜合警備保障(ALSOK)が運営する「セキュリティネットワーク」を導入しているため、火災・ガス漏れ・防犯等個別監視、共用部分の設備異常等、24時間365日体制で一括管理しているため、セキュリティー面は万全です。
まとめ
パークタワー新川崎、いかがでしたでしょうか?
2駅へ徒歩5分以内で行けるという好立地、再開発によって利便性が高くなり、注目され始めている新川崎エリア。タワーマンションならではの充実した設備はもちろんのこと、“日本初”のマンション全住戸設置の蓄電池・HEMS 連携システムを採用している点は注目すべきポイントです。
都内のタワーマンション程値段も高くなく、かといって都心へのアクセスも便利な点もおススメです。現時点では駅や周辺施設に関してはまだ発展途上という印象もありますが、逆にこれからグンと伸びていく可能性も秘めているエリアなのではないかな?と思います。
タワーマンションに憧れているが予算的な点で悩んでいる、あまりごちゃごちゃとした繁華街は苦手・・・という方にはピッタリな物件なのではないでしょうか!ぜひご参考にしていただければ幸いです。
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