【徹底解説】なぜ元麻布ヒルズフォレストタワーの資産価値は高いのか?

2018.03.27
【徹底解説】なぜ元麻布ヒルズフォレストタワーの資産価値は高いのか?

元麻布ヒルズフォレストタワーの魅力

  • 資産価値が落ちにくい「ヴィンテージマンション」の座を確立している
  • 「元麻布ヒルズスパ」やゴルフレンジなど、ハイグレードな共用部分
  • フロントスタッフが24時間体制で稼働している

元麻布ヒルズフォレストタワーの注意点

  • 2002年竣工のため築年数が経過している
「元麻布ヒルズフォレストタワー」は元麻布にそびえ立つ圧倒的なインパクトをもつ外観のタワーマンションです。大樹をイメージした高層階で広がる斬新なデザインとともに、高級マンションとしての設備グレードやサービスは他のマンションと一線を画します。本記事では、そんな元麻布ヒルズフォレストタワーの魅力に迫っていきます。

元麻布ヒルズフォレストタワーの基本情報

  • ㎡単価:142万円 〜 419万円
  • 住所:東京都港区元麻布1丁目3-1
  • 間取り:1LDK / 2LDK / 3LDK
  • 港区立南山小学校 徒歩9分(720m)
  • 港区立六本木中学校 徒歩12分(960m)
  • 東京メトロ南北線 麻布十番駅 徒歩9
  • 都営大江戸線 麻布十番駅 徒歩10
  • 東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩14
  • 東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩17
  • 都営大江戸線 赤羽橋駅 徒歩18
  • 階数:地上29階 地下4
  • 竣工年:2002年
  • 戸数・規模:全222

元麻布ヒルズフォレストタワーの資産価値は?

元麻布ヒルズフォレストタワーは、街のブランド力と将来性、マンションのブランド力と立地条件という4つの側面からみて、高い資産性が期待できると考えられます。各要素について、順番にみていきたいと思います。

街のブランド力

六本木を中心に広がる赤坂・青山・麻布のエリアはその頭文字を取って3Aと称され、国内外の高所得者層が住宅を有する高級住宅街が形成されています。その中でも元麻布ヒルズフォレストタワーが位置する麻布エリアは、青山や赤坂に比ベ落ち着いた住宅地が形成されており、特に元麻布や南麻布は、有栖川宮記念公園など格式ある自然が身近にある人気の住宅地です。六本木ヒルズや麻布十番商店街などが近く、生活利便性も高いエリアですので、街のブランド力は抜群に高いと言えるでしょう。

街の将来性

元麻布ヒルズフォレストタワーから西へ約500m。麻布十番駅の反対側で約20,400㎡の敷地面積を有する再開発計画が進行しています。計画名は三田小山町西地区第一種市街地再開発事業とされており、三井不動産や三菱地所などが参画して、総戸数1400戸規模のツインタワーとオフィスの建設が計画されています。2022年の着工、2026年度の完成を目指しており、実現すれば麻布十番駅の西側は落ち着いた商店街、東側は高層建物の近代的な雰囲気に区分けされ、更に魅力が増すでしょう。麻布台や白金高輪の周辺でも再開発計画は進行しており、周辺を含めた街の将来性が非常に高まっているエリアです。

マンションのブランド力

マンションの分譲戸数ランキングでは、三井不動産や三菱地所、住友不動産などが上位であり、元麻布ヒルズフォレストタワーを分譲した森ビルは目立たない存在です。ですが、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど主要な街の開発を手掛けている森ビルは、全国規模ではないものの、東京に絞って考えれば高いブランド力を有しています。森ビルの分譲・賃貸マンションの居住者が入会できる「MORI LIVING」は、ヒルズにあるスパが利用できたり、高級レストランの割引を受けられたりするなど、都心部で生活する上での付加価値サービスです。国内外のコミュニティを育む場にもなっており、都心部に限定されているからこそのラグジュアリーな価値がブランドを支えています。施工を担ったのは竹中工務店です。名実ともに日本のトップランクのスーパーゼネコンですが、他のスーパーゼネコンとの違いは、建物に拘っている点でしょうか。他のスーパーゼネコンは、建物建築以外にも道路やダムなど公共性の高い土木工事も施工していますが、竹中工務店は土木を担う竹中土木と分かれており、建物の建築に特化しています。元麻布ヒルズフォレストガーデンも外観の通り、高層階で広がりを見せる大胆なデザインになっていますが、免震構造を採用するなどデザイン性と基礎品質がしっかりと両立されています。ディベロッパーも施工業者からみても、高いブランド力を有していると評価できるでしょう。

マンションの立地条件

麻布十番駅から南西方向へ坂を上った中腹に元麻布ヒルズフォレストタワーは位置しています。心地よい風が抜ける開放感のある立地は、高級マンションに相応しい立地と言えるでしょう。周囲には、高層の建物が無く、どの方位を向いても抜群の眺望が得られます。第二種高度地区の制限があるため、これほどまとまった土地が無ければ、タワーマンションのように高い建物を建てるのは難しい地域です。麻布十番駅の反対側では再開発によってタワーマンションが建設されているものの、このエリアには元麻布ヒルズフォレストタワーだけ。一等地における用地取得の難しさ、規模感などを考えると、希少性の高いマンションと言えるでしょう。

元麻布ヒルズフォレストタワーの利便性

交通利便性

最寄駅の「麻布十番」駅から都内主要駅への移動時間の目安は以下の通りです。
  • 大手町駅:17分
  • 新宿駅:12分
  • 渋谷駅:16分
  • 品川駅:15分
  • 六本木駅:2分
最寄駅の麻布十番駅は、都営大江戸線と東京メトロ南北線の2路線が利用できるので、都内各所へのアクセスに非常に便利です。また、麻布十番駅の近くには首都高が通過しており、一之橋ジャンクションにて都心環状線と目黒線が交差しています。首都高でも各所へ行きやすいため、マイカーの保有率が高い高所得者層の利便性とマッチしています。

生活利便性

  • スーパー スーパーナニワヤ 約600m
  • ファミリーマート 約400m
  • 古川橋病院 約1040m
  • 六本木ヒルズ 約750m
  • 広尾プラザ 約1100m
最寄駅の麻布十番駅には昔ながらの商店街に国際色が加わった麻布十番商店街があります。日常のお買物に便利なだけでなく地元やグルメに愛される飲食店も多く集まっているため、行きつけの店を作る楽しさがあります。夏には麻布十番祭りが開催されます。各国の大使館なども協力して、国際色豊かな出店が楽しめるお祭りで、地域住民はもちろん、遠方からも人が訪れて大きな賑わいを見せます。元麻布ヒルズフォレストタワーには、コンシェルジュやドアボーイ、ポーターがいますので、タクシーで六本木ヒルズなどへお買物に行くのも良いでしょう。

元麻布ヒルズフォレストタワーの共用施設・設備グレード

共用施設

元麻布ヒルズ_エントランス元麻布ヒルズ_エントランス元麻布ヒルズタワーは外観にインパクトがありますが、共用部の施設もインパクト十分です。まず、エントランスに向かうまでにある「四季の丘」です。その名の通り、四季の変化を感じることができ、緑に囲まれた快適な空間です。このオープンスペースは敷地の半分を占めており、元麻布ヒルズタワーのこだわりを感じます。遠くまで行かなくてもゆっくりとした時間を敷地内で過ごすことができます。小さいお子さんがいるファミリーにとっては安全に楽しむことができるのが嬉しいところです。また、屋上にはルーフガーデンがあり、地上から96mという高さで緑に触れ合うことができます。居住者だけが利用できるルーフガーデンから都内の景色を眺められるのは、格別です。

フィットネス施設

元麻布ヒルズが他の高級マンションの追随を許さないのが、ジムを始めとしたフィットネス施設です。森ビルの高級マンション、オフィスビルには「ヒルズスパ」と呼ばれる会員制のフィットネス施設が併設されています。このヒルズスパこそ、ワールドクラスのサービスを提供し、建物はもとより街自体の資産価値を高めようとする森ビルの魅力の一つと言えます。元麻布ヒルズスパには、下記の施設があります。
  • ジム
  • プール
  • スタジオ
  • ジャグジー
  • スチームサウナ
  • ドライサウナ
  • ゴルフレンジ
  • 指圧マッサージ
  • エステティックサロン
  • ネイルサロン
金曜日を除く平日7:00〜22:00と、土日祝10:00〜21:00に利用することが出来ます。

ワインセラー

地下2階に用意されたワインセラーでは、区画ごとに鍵がかけられ、お気に入りのワインを一定の温度で保管できます。

インターナショナルスクール幼稚園

質の高い教育、良好な学習環境を有する学校として世界的にも評価されている、西町インターナショナルスクールの幼稚園が敷地内に併設されています。

駐車場

元麻布ヒルズフォレストタワーの駐車場サイズ制限は、以下の通りです。
  • 月額:50,000円
  • 全長:5300mm
  • 全幅:1950mm
  • 全高:1650mm
  • 車両重量:2300kg

設備グレードについて

ゴミ捨てに関しては最近の高級タワーマンションにデフォルトとなっている「各フロア24時間ゴミ出し可能」ではないため、少し不便に感じます。ヴィンテージと言われるほどですので、最近のタワーマンションに標準装備されているディスポーザーや食洗機などは取り付けられていません。ディスポーザーや食洗機があるとないとでは、家事にかかる時間や費やす手間は大きく異なります。そのため、設備面では同じ価格帯の築浅タワーマンションに劣っていると言わざるを得ないでしょう。

元麻布ヒルズフォレストタワーのデザイン

元麻布ヒルズタワーといえば、独特なデザインの外観ではないでしょうか。一度見たら忘れられないデザインは、遠くから眺めてもインパクト十分です。大樹をイメージしたデザインは、上層階に行くと幅が広がっていくというデザインにこだわりを感じます。造られたのは2002年です。築年数からいえば、ヴィンテージマンションのジャンルに入ります。年数が経ったことでより味わいを深めており、売りに出されてもすぐに売れてしまう程の人気を保っています。居住者に愛され、メンテナンスが行き届いているヴィンテージマンションは、魅力的なマンションとして価値を保ち続けます。>>中古になっても価値が落ちないヴィンテージマンションの魅力とは?

元麻布ヒルズフォレストタワーの住環境

自然環境

元麻布のエリアでは、宮村児童遊園が徒歩4分ほどの距離にあり、麻布十番の駅の近くには網代公園があります。高級住宅地ですので、お子様が遊ぶ公園が豊富にあるかと言われると郊外に比べれば少ない方ですが、適切に配置されている地域です。徒歩7分(約500m)の距離には、大きな有栖川宮記念公園があります。広場や噴水などもあるので、家族で遊びに出かけるのに適した公園です。この他、敷地内には四季の丘が広がり、屋上にはルーフガーデンが配されているなど、緑に親しめる環境がマンション内で整っています。

教育環境

小中学校 学区

  • 港区立南山小学校 徒歩9分(720m)
  • 港区立六本木中学校 徒歩12分(960m)

保育園・幼稚園

  • 港区立麻布山幼稚園 徒歩2分(150m)
  • 西町インターナショナルスクール幼稚園 敷地内
  • 西町インターナショナルスクール小中学校 徒歩1分(約50m)
西町インターナショナルスクールの幼稚園が敷地内に、道路を隔てた場所に小・中学校があり、学齢期のお子様を持つご家庭にも最適な住環境です。国際的な教育を受けやすい環境を得られることも元麻布ヒルズフォレストタワーに住むメリットと言えるでしょう。

治安

警視庁公表データによると、元麻布ヒルズフォレストタワーが位置する港区元麻布1丁目周辺における2019年の1年間に発生した犯罪件数は1~26件であり、5段階の中で一番下の区分に該当しています。周辺にはオーストリア大使館やアルゼンチン大使館などがあり、日夜警察官や警備員が目を光らせているエリアですので、治安の良さは折り紙付きです。
参考:犯罪情報マップ http://www2.wagmap.jp/jouhomap/Map

交通事故件数

警視庁公表の交通事故マップ調べでは、元麻布ヒルズフォレストタワーが位置する港区元麻布1丁目周辺における2018年度交通事故発生件数が30〜44件ほどと報告されています。元麻布ヒルズフォレストタワーの前面道路は比較的交通量の少ない道路ですし、マンションの出入り口から道路まで距離がありますので、交通事故に遭遇する確率は低いでしょう。
参考:交通事故発生マップ https://www2.wagmap.jp/jikomap/Map

ハザードマップ

港区洪水ハザードマップによると、元麻布ヒルズフォレストタワーの周辺は、浸水の危険性が無いエリアに指定されています。これは最大規模の降雨(時間最大雨量153mm・総雨量690mm)が起こった場合、江東区内で予想される浸水状況(※)をシミュレーションしています。 (※既存下水施設の処理能力を大きく超える大雨が降ったことによって、雨水が排水しきれずに浸水するケース)不動産は長期に渡る資産形成ですので、この辺りの安心感の高さもこのマンションの魅力と言えるでしょう。

奥深い元麻布エリアの街の魅力をさらに深掘り

セレブの住宅地、というイメージが先行しやすい元麻布エリアですが、実は昔ながらの親しみやすい顔も持っているところが、この街の面白さ。二面性を楽しみ、気分や用途によって柔軟に味わい尽くすのが、この街を日常生活の場とする者としての上手な暮らし方と言えるかもしれません。

意外にも庶民的で親しみやすい雰囲気の商店街

麻布の顔と言える存在が、「麻布十番商店街」。多くの店舗は職住一体の個人店で、地域とのつながりを大切にしています。商店街のスローガンは、「ほっとする街、微笑みの街、住み続けたい街」。芸能界や財界などの著名人も多いのですが、特別視することもなく自然体で迎え入れてくれる街です。麻布のイメージは、オシャレで高級な店が立ち並ぶ街。そんな印象がありますが、100円ショップやドラッグストアのチェーン店などの庶民的なお店もあります。至る所にコンビニがあり、鮮魚店、青果店、豆腐店なども日常の食材も充実していて、普段の買い物には困りません。

創業100年以上の老舗も

江戸時代の中期から続く300年以上の歴史がある麻布十番商店街には、新旧合わせて300軒以上のお店があります。そして商店街の中には、江戸時代から続く名店が今も残っているのです。麻布十番商店街の顔とも言える更科堀井総本家、おとぼけ豆で有名な豆源、たい焼きの浪花家総本店など創業100年以上の老舗があります。その歴史には、お金には替えられない価値と魅力があり、長きに渡って地元住民に愛され続けているお店が少なくありません。昔ながらのお店と、多くの芸能人が集うオシャレなお店が混在し、独特の雰囲気を醸し出しています。そして商店街の近くには大小様々な公園があり、少し足を伸ばせば広大な敷地に図書館や運動場がある有栖川宮記念公園も。街全体に「昔」と「今」が融和していることが、麻布十番商店街の魅力の一つですね。

国際色豊かな麻布の風景

フランスやドイツ、ロシアなど十数カ国の大使館が点在し、外資系企業も多い国際色豊かな麻布地区。そんな土地柄なので、飲食店も国際的で、様々な国の料理が楽しめます。近隣には大使館や外資系企業に勤める人の子供達も通う、インターナショナルスクールもあります。そういう環境ですから、日々の生活の中で外国人と交流を持つ機会も多いでしょう。商店街のお客様向け放送は、日本語に続けて英語で流しています。麻布では、日常が国際的なのですね。そしてそれが、麻布という街の風景でもあるのです。

地元住民が主体になって開催する様々なイベント

毎年8月下旬に行われる国際色豊かな納涼祭りは、麻布の夏の風物詩。地元のブラスバンドによる演奏やチアリーディング、日本各地の特産品の夜店、大使館などが出展する国際バザールなど盛りだくさんのプログラムがあります。そして、9月には秋祭り。山車と子ども神輿の巡行では、途中で休憩してアイスキャンデーを頰張り、終点で子供たちにお菓子が配られます。宮御輿は三年に一度の渡御。その他にも、「いぬねこ里親会」や「花まつり お稚児さんパレード」など心和むイベントがあります。また、信州長野の旬の獲れたて野菜などを販売する「おいしい信州マルシェ」や、「十の市福引」などの楽しいイベントが開催されています。

商店街の多彩なお店

麻布十番商店街には、老舗と新しい感性のお店が実に上手く共存しています。本場の味を提供してくれるブリトー&タコスの専門店、世界中からより優られた塩の専門店。そして国内外のアーティストが作った万華鏡の専門店や、オリジナルの絵柄が揃うアート感覚の手ぬぐい専門店など多彩なお店が軒を連ねています。それぞれにこだわりを持った、オリジナルティー溢れるお店が多くあるのも、麻布十番商店街の魅力です。

まとめ

元麻布ヒルズフォレストタワーの魅力、元麻布エリアの魅力を紹介してきました。 いかがでしたでしょうか?ヴィンテージマンションの人気が高まっている昨今、年数が経過していても元麻布ヒルズフォレストタワーのようにきちんと管理がなされている中古マンションは今後も憧れのマンションとして価値を保ち続けていくでしょう。
株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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