
「ムジラー」のみなさんに朗報!主に本棚として活躍する「組み合わせて使える木製収納」の新シリーズが発売されました!「組み合わせて使える木製収納」は今期で廃盤となり、今期から新発売された「オーク材薄型ラック」が代替商品として発売されるみたいですね。
一見見てみると組み合わせて使える木製収納と全く区別のつかないオーク材薄型ラックですが、実際どのような違いがあるのでしょうか?無印良品の家具・雑貨部門で3年間アルバイトしていた筆者が「オーク材薄型ラック」を徹底紹介します。
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オーク材薄型ラックと組み合わせて使える木製収納の違い
オーク材薄型ラックを使ったインテリアの実例を紹介する前に、まずは旧型商品である組み合わせて使える木製収納との違いを紹介していきます。
高さ・幅・奥行きの種類が2種類に
組み合わせて使える木製収納はサイズが3種類(幅以外)あったのに対し、オーク材薄型ラックはそれぞれ2種類になりました。サイズを図で比較すると以下になります。
オーク材薄型ラック | 組み合わせて使える木製収納 | |
幅 | 80/40cm | 80/40.5cm |
高さ | 175.5/83cm | 212.5/175/5/83cm |
奥行き | 22/16cm | 40/21/14cm |
このように、サイズの選択肢が狭まりましたが、高さについては追加パーツで補完可能であり、実質サイズの選択肢が減ったのは奥行きだけと言えるでしょう。追加パーツなどの要素については後ほど紹介します。
コーナー用のラックも発売!
スタッキングシェルフでは販売されていたL字型のラックがついにこのモデルでも販売に!待ち望まれていた方もいるのではないでしょうか。ほしい…!
素材がタモ材→オーク材に
無印良品の家具はタモ材という木材がよく使われていたのですが、2015年頃から徐々にオーク材・ウォール材へのシフトが進んでいっています。現在無印良品ではテーブルやベッドなど、多くの家具の素材にオーク材を利用しているため、統一感を演出するという点では嬉しい素材変更ですね。
完成品→組み立て商品へ
旧モデルの組み合わせて使える木製収納は完成品での商品で、あの形のままのお届けでしたが、オーク材薄型ラックは組み立て商品になりました。組み立てを業者に依頼する際は組み立て料金が別途3240円発生するため、実質値上げでは?という声もありましたが、搬入経路の確保が容易になったというメリットもあるのでそこは一長一短ですね。
というのも店員時代、最も高めのサイズの212.5cmの家具を注文される方でサイズの大きさが理由でお部屋に入らず、搬入不可で購入を諦めるというケースが一定数いらっしゃったので。個人的には搬入の心配がなくなるのは大きなメリットだと思います。
オプションパーツも一新
無印良品の家具の魅力といえばシンプルなデザインと、多彩なオプションパーツですが、このオプションパーツも変更されました。以前は扉やマガジンラックなどがありましたが、そういったパーツはなくなりました。
代わりに高さを追加することのできる追加ラックや雑誌などを収納できる棚板ストッパー、ブックスタンドなどが新たなオプションパーツとして発売しました。これにより高さは実質旧型モデルよりも高さの選択の幅が広がっています。取り付けが手間にはなりますが、カスタマイズ性がより高まりました。
本体は値下げも実質値上げ?
本体の価格は5000円ほど下がったものの、組み立て料金や高さを調整する際のオプションパーツの兼ね合いもあり「実質値段が高くなったのでは?」と思われる方もいるかと思いますが、結論料金に関してはそこまで大きな変化はありません。
確かに組み立て料金3240円は手痛いですが、小型のサイズであれば組み立てに関してそこまで労力もかからないのでご自身でも組み立てられます。
大型のサイズであれば組み立てを頼んだほうがいいですが、旧モデルの場合はサイズの関係で2160円だった配送料がオーク材薄型ラックは1080円で配送ができます。そう考えるとそこまで変化はないのではないと思います。
壁との接続が必須なのは変わらず
旧モデルはその薄さゆえに転倒防止用のネジを壁に取り付け、固定する必要がありましたが、オーク材薄型ラックも必要となっています。
オーク材薄型ラックの商品紹介
比較点をチェックしたところで商品の紹介をしていきます。
オーク材薄型ラック本体
オーク材薄型ラック・ワイド大・奥行16cm 幅80×奥行16×高さ175.5cm
本体は最初にご紹介した通りサイズが何種類かありますが、一例としてこちらのサイズを載せてます。壁と固定するための穴がなくなり、スッキリとした印象になりました。
注目の新型!オーク材薄型ラック・コーナー用
オーク材薄型ラック・コーナー用・大・奥行22cm 幅56×奥行56×高さ175.5cm
こちらが旧モデルにはなかったL字棚です。ステンレスユニットシェルフなどのシリーズでは既にあったL型の棚がこちらのシリーズでも発売されました。角がデッドスペースになることは案外多いのでバリエーションが増えるのは嬉しいですね。
高さ調整はこれ!オーク材薄型ラック・追加棚
オーク材薄型ラック・追加セットワイド・奥行22cm 幅80×奥行22×高さ34.5cm
高さ調整がこちらを取り付けることで可能に。追加棚の組み立ては付帯作業の範囲外なので注意しましょう。通常タイプ・L字型両方用意があります。
オーク材薄型ラック・追加棚ワイド・奥行16cm 幅80×奥行14×高さ2cm
好みの位置に取り付け可能な追加棚。もちろんL字型の棚もあります。
オプションパーツ:ブックスタンド
オーク材薄型ラック用・ブックスタンド 幅6×奥行12×高さ14cm
簡単に取り付けられるブックスタンド。
棚を斜めに掛けた時に使える!ラック用ストッパー
オーク材薄型ラック用・棚板ストッパー 幅35×奥行4×高さ4.5cm
一見するとどのように使えばいいのかわからないこちらの商品は棚を斜めがけした際に本を斜めに置く時に利用します。こちらはL字型の棚には対応していません。
まとめ
以上が無印良品の新商品(?)オーク材薄型ラックシリーズでした。組み立て可能になったのは配送料金も安く、場合によっては持ち帰ることも持ち帰ることも可能になったので、一概に悪くなったとは言えないと思います。
無印良品の家具で本棚を揃えたいという方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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