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江東区の保育園情報を徹底解説!

江東区の保育園情報を徹底解説!

東京都の東部に位置する江東区は、南北に長い区であり、北部は亀戸周辺のような下町情緒が漂う場所、そして南部は新興の豊洲や東雲など、タワーマンションが続々と建てられるなど、時代の再先端を行くエリアになっています。

そんな江東区はいま人口が増加傾向にあり、保育園に入るにも一筋縄ではない模様。そんな江東区の保育園事情をここではご説明いたします。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

江東区にある保育所の種類は?

江東区の保育園の種類をご説明

保育園には認可保育所と認可外保育所の2種類があります。

・認可保育所

認可保育所とは園の広さや保育士の数など、国が定めた基準をクリアしており、国が認定した保育所を指します。

認可保育所のメリットとしては、国の基準で審査されているので安全性が高いことや国の補助が入っているので安価な保育料で利用できることが挙げられます。ただ、その分制限や細かな決まりも多く、好きな園を選べないというデメリットも発生しています。

特に江東区の場合、0歳児の延長保育を行っている園は少なく、6時定時などの場合お迎えに間に合わない場合なども発生する可能性があるので事前の調査が必要になります。

・認可外保育所

認可外保育所とは主に民間企業や個人が経営する保育所になります。

こちらは認可ほど設置基準が厳しくないため、柔軟な運営を行うことができます。特に東京都の場合は認証保育所制度という独自の制度を設けており、江東区内にも多数の認証保育所があります。この認証保育所制度というのは民間企業に保育園経営への参入を促し、多様化する保育ニーズへの柔軟な対応を可能にすることを目的として設立されました。

認可保育園ほど設置基準が厳しくないので、敷地面積は小さいけれど立地が便利、独自の教育を行うなど、保護者のニーズに合った保育園経営ができるのがメリットです。ただ、園が独自に設定する保育料が高い、園が独自に申し込みを受け付けるので人気の園には待機児童が多すぎて入れないなどのデメリットが発生してきます。

ただし、認証保育所に通う子供に対する補助金制度などはどの区にもあり、江東区でも最大5万円の補助金が出ますのでそれほど大きな負担にはならない場合が多いです。

認可外保育所には認証保育所の他に保育ルームがあります。

こちらは行政が民間に委託している小規模保育施設で、保育所よりも小規模の場合が多いです。江東区では認可保育所が不承諾になった保護者を対象に、完全抽選制で利用を決めることが定められています。求職中だったりといった理由で加点が少なく、認可保育所に入れなかった場合でも抽選が当たれば入所できるので、無理に加点を稼ぐ必要がないメリットはあります。

ただ、受け入れ人数が少ないため抽選とはいえ競争率が高いこと、4月に入ってからの抽選なので育休を延長できない方などにはやはり狭き門と言えるでしょう。

・認定こども園

ニュースなどでも話題になった認定こども園も、保育施設のひとつの選択肢です。

認定こども園とは、大まかに言って保育所と幼稚園の特性を併せた施設で、保育所のように長時間の保育を行いながら、幼稚園と同じようなプログラムで集団生活を行い、生活ルールを身に着けられるのが特徴です。

メリットとしては、働きながら幼稚園に通わせたいと思っている保護者のニーズに答えてくれること、幼稚園の側面も持っているので失業してもそのまま通い続けられることなどが挙げられます。

デメリットとしては、やはり保育施設には変わりないので育休中の方、就業予定の方が優先的に入所することになります。そのため、求職中の方にとって狭き門であることには変わりありません。

また、こども園の制度自体がまだまだ試行錯誤中のため、保育料やカリキュラムなど、地域や園によって落差が大きいこともありますので、こども園を希望する場合は特に事前の調査を入念に行う必要があるでしょう。

江東区の保育所事情

さて、江東区内の保育所の内訳を見ていきましょう。

江東区内にある認可保育所・小規模認可保育所・認定こども園は平成29年度現在合わせて50施設以上が開所されています。認可保育所の中には区が直接運営する公立保育所と民間が経営する私立保育所、行政が設立を行い運営を民間に委託している公設民営保育所などがあります。

江東区では待機児童解消のために柔軟な運営を行えるよう公立保育所の民間委託を順次行っており、29年度以降も1園ずつ移行の予定です。現在は32園が公立保育所として運営されていますが、民間委託することにより延長保育や0歳児の保育受け入れなどが可能になり、待機児童の解消が期待されています。勿論民間経営になっても認可ですので、引き続き安い保育料で預けることができます。

認証保育所も区内全域で54箇所ほどあります。各施設に直接の申し込みになるので、見学もかねて事前に連絡を取ってみると良いでしょう。区のホームページに区内の認証保育所の情報をまとめた認証保育所ガイドブックが掲載されています。

これは各保育所の協力により情報提供が行われているものなので、ここに掲載されていない保育所でも、場所によっては園児を募集している場合があります。気になる保育所がある場合はやはり直接問い合わせてみると良いでしょう。

また、保育所という形態ではありませんが、江東区内には保育ママという制度もあります。

こちらは資格要件を満たし区の養成講座を受講した一般の方が、その方の自宅で保育を必要とする子供を保育する制度です。保育料は月額一律47000円で補助制度もあるので、近くに預けられる保育所がない場合など候補として検討すると良いでしょう。

ただしこちらもあまり資格を持った家庭福祉員がいない、預かれる人数が1件2人までといった厳しい要件がありますのでやはり狭き門ではあります。

待機児童数など現状について

江東区は再開発によりタワーマンションなどが増加傾向にあり、子育て世代が非常に増えており、それに伴って待機児童も多い地域です。

平成28年度は277名の待機児童が出ており、これは区内でもワースト9位の多さとなっています。平成29年度は申込者数4,679名に対し2,620名が認可保育園に内定しました。28年度の結果を受けて区は認可保育所を13か所増設、5施設で定員増を実現しましたが、前年度に比べて500名以上申込者が増加したため、待機児童は解消されませんでした。

このように保育施設の利用希望者は年々増加の一途をたどっており、区の対策が間に合っていないのが現状です。

とはいえ、平成29年度中に1,070人の定員増を目指しており、区が待機児童問題に対して前向きに対策をしていることがうかがえます。また、現在区の施設である木場公園内に大規模保育園を開所する計画もあり、これが実現すれば200~300名程度の子供を受け入れることができるようになり、待機児童問題解消に大きく貢献することが期待されています。

保育園選び〜実際に入園するまでの流れについて

江東区の認可保育園申し込みは11月初旬から一斉に始まります。そのため、情報収集などは場合は11月までに済ませておくと良いでしょう。特に希望の保育園がある場合、見学は随時行っているところが多いので園に直接問い合わせてみることも大事です。

また、在宅で子供の保育を行っている家庭のために保育園が遊び場を提供したり保育相談に乗ったりする「マイ保育園制度」というものが江東区にはあります。実際に保育園の園児と触れ合いながら雰囲気を確かめることができるので、お近くの園に登録してみるのもひとつの方法でしょう。

さらに、江東区では保育所申し込みをしたことのない方に向けて出張相談会も行っています。各エリアの子ども家庭センターに担当者が出張し、保育園についての説明や申し込みの流れなどを詳しく行ってくれるものです。これは6、7月といった早い時期から行っていますので、情報を集めたい方はホームページなどで早めに日程を確認することをお勧めします。

実際の申し込みは前述のとおり11月初旬から12月初旬まで行われます。最初の10日間ほどは豊洲シビックセンターで行われ、その後は江東区役所の所定の窓口での受付です。受付時期の早い遅いで合否が決定するわけではありませんので、居住地に近い方や交通アクセスの良い方で提出しても問題ありません。郵送では受け付けていませんので、必ず窓口に提出する必要があります。また、1次締切が過ぎても2次締切までは申し込めますが、1次締切で申し込んだ方の利用調整後の調整になるので保育所に入れない確率が高くなります。募集が始まったら、締切日時をよく確認して申し込み漏れがないように気を付けることが大事です。

10月頃から各認可保育施設、区役所の保育課、豊洲シビックセンターなどで入手できますので早めに入手しておきましょう。取りに行けない場合は区のホームページからもダウンロードできます。申込書を入手したら、適宜記入していきます。ホームページにフローチャートもまとめてありますので、参考にするといいでしょう。

育児休暇などを取得中の場合、就労先に勤務証明書を出してもらう必要があるので早めに相談しましょう。出産や疾病での利用理由の場合も母子手帳や診断書、誓約書などが必要になります。また、認可外保育所に預けて復職済みの場合、その受託証明書も必要です。

申し込み後は区が申し込み状況を調査後、保育の必要性の認定(支給認定証)を発行します。支給認定証が発行されたら、申込者の状況を指数付けし、希望園の施設利用の状況や申し込み人数に基づいて利用調整が行われます。

その後、2月初旬に支給認定証と共に利用調整結果通知書が送られてきます。そこで内定していた場合は内定した保育所で面接や健康診断などを受け、最終的に入園が決定します。また、内定が出ずに待機となった場合は自動的に二次募集の選考対象となります。この二次募集で内定した場合にも、その後は同じように各保育所とのやりとりになります。

万が一この二次募集でも待機になってしまった場合は、5月以降の入園申し込みを行うことができます。ただしこれは欠員があった園で、その分の人数しか内定が出ないため非常に狭き門となることが予想されます。

万が一待機になってしまった場合、認可外に預けると今後の利用調整の加点対象になりますので、認可外の利用も視野に入れて動くことが大切になってきます。

入園審査の指標とそのボーダーライン

入園審査について詳しく見ていきましょう。保育所の選考は区が定める「世帯基準指数」と「調整指数」の二つを合算し、点数が高い家庭から利用調整を行います。また、合算の点数が同点の場合は同じく区が定める優先順位度が高い方から選定が行われます。

世帯基準指数

世帯基準指数とは利用事由の内容によって細かくて分けられた点数で、最大12点の加点があります。

就業による理由の場合は月20日以上週40時間以上の就労、疾病の場合は1か月以上の入院もしくは日の大半を病床で過ごすような自宅療養、障害手帳1,2級もしくは愛の手帳1~3級に該当する障害を負っている場合、その他全介護の者の介護が必要な場合や離婚・死亡・拘束により家で保育できる家族がいない場合、災害復旧などにより家庭で保育できない場合などに12点の加点があります。

そのため、正社員共働きの家庭や自宅で自営業を営んでいる方などが主に加点されることになります。

調整指数

この利用基準点数に、調整指数を加点していきます。こちらは主に1~3点の加点になります。

最大点数は以前保育所を利用していたが産休や育休に伴って家庭での保育に切り替えたため保育所を一時退園した場合の利用再開に付与される5点になります。つまり、下の子の育休の際に一度退園した上の子がいる場合、育休明けに再び預けようと思うと5点加点になるのです。

他の指数の加点具合やその年の申し込み率にもよりますが、一度退園させたら預け先がなくなって…という可能性をこれにより減らすことができます。また、その児童の弟・妹に対しても2点の加点があるため、保育所にはかなり入りやすくなるでしょう。

その他3点の加点理由として保護者が障害者手帳1,2または愛の手帳及び精神障害者福祉手帳1~3級を持っているか同等の障害がある場合、小規模保育園(2歳までの保育しかしていない園)の卒園に伴い転園の必要がある場合、2人以上認可外保育所に預けている場合などが挙げられます。反対に減点対象となるのが江東区にお勤めの区外居住者(-4点)、同一世帯で未申し込みの未就学児がいる場合(-2点)、兄弟姉妹の保育料を3か月以上滞納している場合(-20点)などです。

両親がフルタイム共働きの場合、12点+12点で最大加点がされますが父母のどちらかがパートタイム勤務だった場合などはこの最大加点がつかない場合があります。申し込み希望者が多く待機児童問題が発生している現状では最大加点がつかない時点で選考からは外される可能性が極めて高いと言えましょう。つまり、保育所の利用をお考えの場合はフルタイム勤務であることがほぼ必須条件ともいえます。ここに兄弟姉妹の加点が加わると更に有利になります。

また、平成29年度には2歳クラス以上に育児休暇明け加点というものが増えました。これは育児休暇から復職する際2歳クラス以上に申し込む場合に2点加点するものです。平成30年度はまた加点方法が変わり、1歳クラス以上になりますので確認が必要でしょう。

平成29年度は申込ボーダーが24~28点だった保育所が多く、特に競争率の高い1歳クラスはボーダーが高いです。やはり働き方によっては保育所は狭き門とも言えるでしょう。

フルタイム共働き家庭で第一子ですと、大体利用基準指数は同点になります。そのため、優先順位というものが設けられています。ひとり親世帯や単身赴任世帯、認可外に預けている場合や小規模保育園を卒園予定の家庭などが高い優先順位になります。そういった家庭がない場合は経済的困窮度の高い世帯や江東区に長く住んでいる家庭が優先されることもあります。

まとめ

以上、見て来たように江東区では保育所を利用するにも非常にハードルが高いことがうかがえます。とはいえ新たな保育所の増設や柔軟な保育体制による受け入れ定員の増員などで年々改善されており、保育の必要性の高い家庭が入れない、という状況はほぼ解消されてきています。加えて、お子さんが成長して小学校や中学校に進んだ際の、江東区の教育にご興味がある方は以下の記事も併せてお読みください。

参考記事:豊洲だけじゃない!!江東区の魅力的な教育環境とは?

とはいえまだまだ「希望の働き方を実現しながら気軽に子供を預かってもらう」という理想にはほど遠いため、今後の改善策にも期待が高まるところです。

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著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンションの購入・売却仲介手数料が最大無料になるWEB不動産「カウル」を運営するスタッフが、物件探し、リフォームやリノベーションに役立つ情報、街の魅力、インテリアやDIYのテクニックをお伝えします。

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