【リフォーム】見積もりの”金額”以外で注目したいところ

2017.06.01
【リフォーム】見積もりの”金額”以外で注目したいところ
リフォームを依頼する際には、多くの会社から相見積もりを取る事になると思います。その時に私達が最も気になるのは見積もり総額です。しかし、総額だけに注目すると、意外な落とし穴に引っかかることがあります今回は、総額以外に、気を付ける点についてまとめています。

日付や押印、有効期間の確認をしよう

リフォームの見積もりを出してもらうのは、一度とは限りません。そのため作成日の確認も重要になります。作成日がある事で、その見積もりが以前の古い物か、最近作成してもらった新しい物かを確認する事ができます。また、見積書には有効期限もあります。これはリフォーム会社にとって、「この金額で工事を提供する事ができる期間」ということになり、消費者にとっては「この見積額に対して、いつまで検討する余地があるのか」を知る目安になります。最後に、押印がされているかもしっかり確認しましょう。

「一式」の内訳の確認をしよう

備考欄に「○○一式」という記載がされている場合があります。一式というまとめたくくりになっていると、私達素人にはその内容が詳しくはわかりませんし、その中にどのような設備や材料費が含まれているのか不明確になります。一式という記載があった場合は、リフォーム業者に頼み、その内訳を細かく記載してもらうように見積もりの再依頼をお願いしましょう。

諸経費欄の確認をしよう

営業費用や、運搬費などは諸経費に含まれます。諸経費欄に何も記入がなくても、後に請求される事がありますので、別途追加費用がないかもしっかりと確認しておく必要があります。疑問に思う点があれば、直接業者に質問するなどして早めに解決しましょう。

諸経費の施工全体の金額に占める割合の確認をしよう

見積もり総額によっては、思っていたよりも安かった、高かったと感じる場合があります。しかし、これは単に金額だけで済まされる問題ではありません。工事図面と備考欄に記載されている資材や機材などを見比べ「適切ではない」「不当に高い単価が記載されている」「思っていたものが使われていない」などの問題がないか確認する事が重要です。リフォーム見積もりで重要になってくるのは、総額だけをみて「高い」「安い」と判断するのではなく、その金額とリフォーム内容のバランスが取れているか、不当な金額が請求されていないか確認する事が大切なのです。その為には、自分でもリフォームの箇所にかかるそれぞれの工事費用のおおまかな金額や、必要な工事内容などを知っておく必要があるでしょう。

どんな材料や設備を使っているのかカタログでチェックしよう

適正なリフォーム金額を知る為には、そこにどんな材料や、設備が使われているのかカタログなどで見ておきましょう。カタログは各社のショールームで無料で貰えたり、各社ホームページで申し込みをする事もできます。また、リフォームを依頼した業者に頼めば貸し出してくれる場合もありますので、必要な場合は相談してみましょう。カタログを見ると、本当に多くの種類の材料や設備が掲載されています。正直どれがいいのか迷いますが、業者に自分の希望や好みもしっかりと伝えながら金額と照らし合わせながら選んでいくとよいでしょう

まとめ

リフォームの見積書には、このように多くの注意点があります。そのままにしておくと、後に思っていたものと違う、使ってほしい物が使用されていなかった、理想通りのリフォームができなかったなどのトラブルにも繋がります。後のトラブルを未然に防ぐ為にも、上記のような点に気を付けながら、見積書の確認をしていきましょう。
株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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