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世界中の名建築で採用されている建築形式「ピロティ」って何?

世界中の名建築で採用されている建築形式「ピロティ」って何?

近代建築の5原則に基づき作られた「ピロティ」。

貴重なアートを納めた箱が軽々と浮かんでいるように見える不思議な建築形式です。

最新のピロティの建築物の例を写真で見ながら、性能やメリットなどについても詳しくみてみましょう。

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ピロティ建築って?

ピロティ建築とは、2階以上の建物で1階部分に壁を設けずに、柱だけの空間にしている形式をいいます。

通常の建物としての機能は2階以上にある為、ワンフロア上がる必要があります。

現在は、マンションやアパート、レストランなど多くの建築物でピロティが取り入れられています。

どのような建築物があるのかいくつかの例を見てみましょう。

ピロティ建築の例

ピロティ建築が初めて世に出たのは、フランス・パリ郊外のポワシーにあるサヴォア邸だと言われています。

コルビュジエ設計のこの個人邸は、細い柱に支えられた空間が印象的な世界的な名建築物です。

国内のピロティ建築の例としては、広島にある平和記念資料館や、東京の上野国立西洋美術館、西武秩父線の正丸駅などがあります。

また、飲食店などで1階が駐車場、2階に客席や厨房がある建物もピロティ建築と称されます。

 

ピロティ建築のメリットと性能

ピロティ建築には、どのようなメリットや建物としての性能があるのでしょうか?

1階部分に壁がない為、強度的には弱いのですが立地面積が限られる場合などでは、1階部分を駐車場として利用できるというメリットがあります。

また2011年に発生した東日本大震災では、津波の高さが4m以下であった地区を見てみると、ピロティ建築の多くが、被害が軽度で済んだことがわかっています。

このようにピロティ建築では、耐津波性能が良い事がわかります。

しかし、壁がない分耐震性に欠けるので、鉄筋部分を増やし柱の強度を強めるなどの対策をする事で、耐震性・耐津波性の高いピロティ建築を作る事ができます。

ピロティ建築の由来

ピロティ建築は元々、ル・コルビュジエという近代建築の巨匠が生んだ建築形式で、多くの建築物に採用されました。

コルビュジエは、ヨーロッパ、アメリカ、インドなど世界各地に有名なピロティ建築を残し、日本では東京の上野国立西洋美術館や、広島の平和資料館などが有名です。

1階がオープンになっている為、台風などの強風にも強く、敷地が狭くても縦方向に活用する事ができるというメリットがあり様々な建築物に多く採用されています。

まとめ

現在日本でもよく見かける事のある「ピロティ建築」ですが、見た目や機能面だけでなく性能も大変優れている事がわかります。

限られた狭い土地に建物を建てる場合には、このような建築方法がある事を知っておくと土地を有効に活用する事ができます。また建築物の設計や内容をより深く理解する事で、自身が納得できる建築物を建てる事ができるのではないでしょうか。

是非、ピロティの建築形式を設計や建築の際の参考にしてみてください。

 

著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンションの購入・売却仲介手数料が最大無料になるWEB不動産「カウル」を運営するスタッフが、物件探し、リフォームやリノベーションに役立つ情報、街の魅力、インテリアやDIYのテクニックをお伝えします。

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