マンションジャーナル

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【最新のマンション事情】共用施設に求められるものとは?

マンションを見に行くとお部屋の次に気になるのが、共用施設。どの様なものがあるのか、利用できるのか非常に気になりますよね。少し前は、プールやスパといったマンションとは思えない豪華な施設を設置するマンションも多くありましたが、近年は少し変化が起きている様です。

今回は最新のマンションの共用施設について紹介します!

そもそも共用施設とは

多くの人にとって、マンションの共用施設の内容は購入の判断材料ではないでしょうか。身近な例でいえば、宅配ボックスの有無、駐車場や駐輪場、バイク置き場の有無、エレベータの台数などがあります。これら以外にも、ラウンジやキッズルーム、集会スペース、パーティールーム、フィットネスジム、ゲストルーム・・・など、挙げていくとキリがありませんが色々なマンション居住者が快適な生活を送るための施設がいくつもあります。これからは、管理費や利用料金を支払うことで賄われているものです。そのため、豪華な施設、種類が豊富になればなるほど、管理費などが高くなっていきます。

共用部分

豪華な施設は昔の話?

豪華な共用施設を設置し始めたのは2000年頃。臨海部でタワーマンションの建設が盛んになった頃です。元々、工業地帯で会社の工場や倉庫といった施設が並ぶエリアを再開発でマンションを建てる様になりました。都心部に比べれば、土地も安く建築の制限もクリアしやすいというメリットがありましたが、知名度の低さや生活するイメージが沸かないような環境であったため、各社はマンションのコンセプトつくりに注力する様になります。

ラウンジ

その結果、都心部にはない豪華な生活環境が安価で手に入れられるといったコンセプトで販売をした結果、多くの人の心を掴みました。奇しくも、都心回帰始まりの時期だったこともあり、安価で上質な生活空間を求め湾岸エリアに注目が集まり、多くの人が集まる様になりました。

しかし、その流れが近年変化してきています。

開発の進んだ結果

少し前までは更地や工場などが目立った湾岸エリアも開発が進んだ結果、都心部の様に便利になってきました。その代表が豊洲です。豊洲では駅直結のシエルタワーやシティタワーズ豊洲ザ・ツインといった有名なタワーマンションが建ちました。その中でも、アーバンドックパークシティ豊洲はIHIの造船所の広大な跡地を再開発したものです。そのアーバンドックパークシティ豊洲に併設する様に商業施設のららぽーと豊洲を建設しました。アーバンドックパークシティ豊洲をはじめ、多くのマンションが利便性が高く、充実した生活ができる様な環境を手にしました。

なぜ、アーバンドックパークシティ豊洲は湾岸タワマンで最強なのか

開発が進み、今までの様な豪華な施設は近隣の施設で足りてしまう住んでみたら思ったよりも利用しない施設に費用がかかることが勿体ないといった声が上がる中、ある問題が表面化してきました。

ランニングコストが変化する!

湾岸エリアのタワーマンションブームから十数年経った今、多くのタワーマンションが大規模修繕を迎えるようになってきました。大規模修繕は10~15年の周期でマンションの外壁などの大掛かりな修繕を行うものです。日頃から修繕は行なっているものの、大掛かりな工事については、この大規模修繕で行います。大規模修繕を行えなくては、マンションの資産価値は大きく下がってしまいます。この大規模修繕で、必要となる費用の原資となるものが月々の修繕積立金です。

資材などの高騰、修繕箇所が想定よりも多い、といった問題から当初予定していた金額よりも費用が高くなることがあります。そうなると修繕積立金の値上げや一時金の徴収といった資金を確保しなくてはならないということになります。こういった問題が多くのマンションで起こっています。

管理費・修繕積立金が安すぎるマンションに要注意!

こういった話が多くのマンションで挙がる様になり、豪華な共用施設を持つマンションを買っても月々のコストが負担になってくるのでは、と不安になる人も増えてきました。こういった背景から、豪華な共用施設の路線が大きく変化してきました。

次のコンセプトは?

豪華な共用部という路線から現在はコミュニティ型へ変化してきた、といわれています。コミュニティ型とはどういったものでしょうか?

最近のマンションを見ると和室がないことに気がつきませんか?多くのマンションがお客様用のゲストルームを用意しています。お部屋に泊まるのではなく、ゲストルームに泊まっていただくというスタイルが普通になってきました。また、多目的なイベントを行う部屋も変わってきました。10年くらい前では集会場という形でデスクと椅子があるだけの共用施設も多くありましたが、今はパーティルームという形でキッチンを併設したキッチンスタジオタイプの共用施設が目立ちます。

キッチンスタジオ

マンション内の広いスペースを活用してパーティをを行い、友人や親族を呼びゲストルームに泊まってもらう、そんな流れが一般的になりつつあります。

その他、ラウンジスペースも広く、複数の場所に置かれる様になりました。

ラウンジというと、エントランス脇のスペースや上層階にバーを伴ったスペースという印象があるかもしれません。それ以外の場所にも置かれる様になりました。例えば、有明のランドマークマンションといえるブリリアシリーズの最新マンションブリリア有明シティタワーは、キッズルーム前にテーブルと椅子を用意しママラウンジと名付けました。

>【有明のランドマークマンション、ブリリアシリーズ】ブリリア有明シティタワーを見てみませんか?

ママラウンジ

子供達がキッズルームでのびのびと遊ぶ中、友人とゆっくりと談笑できるスペースを横に用意しました。子供達の様子は大きな窓があるので確認ができて安心です。そして、子供達が遊んでいる間、立って話をするということや騒がしいキッズルーム内で話をすることなく、落ち着いて話ができます。そして、上層階に置かれたラウンジも一つの空間だけでなく、いくつもの部屋に仕切られ、プライベートな空間としても利用できる空間になりました。

こういった施設はプールなどの大型施設に比べ、メンテナンスコストが遥かに安く、住戸内に人を通したくないといった方も多くいる中、使い勝手もいいため非常に人気があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。最近のタワーマンションは、居住者が楽しめる豪華な空間から家族や友人とも楽しむことができる空間にシフトしてきています。その背景には、ランニングコストの問題が大きな要因の一つとしてあります。開発初期のタワーマンションから十数年が経過し、コスト問題が大きく取り上げられる様になり、新しいマンションはコンセプトを豪華型からコミュニティ型へ変える時期にきています。以前は、若い間は有明で生活し、その後は別のエリアへ移るという方が多くいましたが、開発も一通り終わった湾岸エリアで長く住むことができる環境を求める方も少なくありません。

長く住む上で、必要な要素としてコミュニティの形成があります。コミュニティが形成されると居心地も良くなり、何かあった時にも助けてくれる人がそばにいる環境は安心できます。古くから遠くの親戚より近くの他人という言葉がありますが、まさにそんな環境なのかもしれません。最近では、このコミュニティ形成に力を入れているマンション管理組合も少なくありません。長く住んでいただける様な環境を提供するマンションが最近のトレンドとなっている様です。

著者について

石原浩気
仲介手数料最大無料の中古マンションWEBサービス「カウル」にて、中古マンションの購入・売却のコンサルティング営業を担当。
東京神奈川を中心に、タワーマンションから低層マンションまで幅広く扱っています。
不動産のプロとして、丁寧なお客様対応と、分かりやすい情報のご提供を心がけています。

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