マンションジャーナル

中古マンション購入・売却、住宅ローンのポイントをお届け!中古マンション売買の専門会社Housmart(ハウスマート)が運営。お得にマンションを買う方法や、住宅ローンの気を付けたいポイント、ヴィンテージマンション、タワーマンション、高級マンションをご紹介。

資産価値を保つマンションを購入するために持っておきたい3つの視点

この記事の重要ポイント! 

  1. 資産価値を保つ中古マンションを選ぶことは、人生の選択肢を広げてくれる
  2. 立地条件は中古マンションの資産価値にもっとも大きな影響を与える
  3. 管理状態も中古マンションの資産価値に影響を与える

家族の幸福を実現するためにも、住み心地がよく、安心して暮らせるマンションを購入したいと誰もが思っています。

しかし、購入後の人生において何が起きるかは予測できませんよね。家庭のご事情などでライフスタイルが一変してしまう可能性は誰しもが抱えています。そのため、「もし何か不測の事態が起こり、購入したマンションを手放して引越しや売却をしなきゃいけなくなった時、いくらで売れるのか?」ということまで考えた上でマンション購入をすることが重要となってきます。売れるマンションと売れないマンションの違いは資産性の有無です。そして、中古マンション選びの難しいところは、「住み心地の良さ」つまり居住価値が「資産価値の高さ」とイコールではない点です。その2つを希望の通りに叶えてくれるマンションに出会えれば良いですが、たいていの場合はほぼ巡り会うことはできません。

ですから、その「住み心地」と「資産性」という2つの軸に照らし合わせながら物件選びをしていくと納得のいくマンション購入が実現できるのではないかと私は考えております。そこで本記事では、「資産価値」とはどんな要素で成り立っていて、資産価値の高いマンションを選ぶためにはどんなことに着目すればいいのかについての考え方を提供したいと思います。

針山昌幸(不動産コンサルタント)

この記事を監修している人:株式会社Housmart代表取締役 針山昌幸

一橋大学で経済学を学ぶ。大学卒業後、大手不動産会社で不動産仲介、用地の仕入、住宅の企画など幅広く担当。顧客の利益が無視された不動産業界の慣習や仕組みを変えたいと志す。株式会社ハウスマートを設立し、代表取締役社長に就任。顧客本位の不動産サービスを多数展開している。著書「中古マンション本当にかしこい買い方・選び方」がAmazonランキング・ベストセラー1位(マンションカテゴリー)を獲得。会社経営を執り行う傍ら、テレビや雑誌への出演など、マンション専門家としての活動も行う。

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資産価値を保つマンションの条件

マンションの資産価値マンションの資産価値は、

  1. 立地条件
  2. 物件の価値
  3. 管理のクオリティ

の3つの要素の総合点で決定すると言えます。

資産価値の算出方法

中でも、資産価値に最も大きな影響を与えるのは、立地条件です。

マンションは、「不」動産という動かすことができない資産だからこそ、「立地」がとても重要となります。

立地条件は資産価値に最も大きく影響する

不動産価格の種類

土地には、経年劣化がありません。それは建物が価値を失っていったとしても、土地の価値は残り続けるということです。不動産における資産価値のベースはこの土地で決まります。土地の価格は、公的な機関も含め以下の6つの算出方法から確認することができます。

  • 実勢価格・・・売出中、直近成約の事例を参考に不動産会社など取引を行う業者によって算出される。
  • 公示地価・・・土地取引の指標として、国土交通省によって算出される。
  • 基準地価・・・一般の土地取引の指標として、都道府県知事によって算出される。
  • 固定資産税評価額・・・固定資産税などの課税のために市町村や都税務署によって算出される。
  • 相続税路線価・・・相続税や贈与税における課税額の指標として、路線ごとの価格が国税庁によって算出される。
  • 鑑定評価額・・・国土交通省が提供する鑑定評価基準を元に不動産鑑定士によって算出される。

上記の中で、大事なのは「実勢価格」です。なぜなら、資産価値は実勢価格を参考にして評価されるからです。

過去の取引事例と現在の経済情勢、それに伴う金利を考慮した上で資産価値、そして売り出し価格が決まり、不動産市場で売買されるのです。

関連記事:路線価・公示価格・実勢価格の違いとは

具体的に立地条件は以下の5つの項目で評価しましょう。

  1. 交通利便性
  2. 生活利便性
  3. 安全性
  4. 開発計画、再開発計画
  5. ブランド力(街、地域)

この5つの条件が揃うほど、市場での需要が高まり、評価は高くなります。

それでは、各項目について解説していきます。

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1.交通利便性

「駅近」「駅直結」「駅徒歩5分以内」という言葉がアピールポイントとされることが多い点からも分かる通り、駅距離は資産価値に直結する最重要条件です。

駅から1分離れるごとに坪単価で約4万円ほど下がると言われているので、距離が近いほうが資産価値は維持できる可能性が高いです。

特に、駅直結のマンションは、稀少性が高く、資産価値は右肩上がりとなる傾向にあります。実際の事例でも、新築価格から1.5〜1.8倍まで価格が上昇したケースもあるほどです。

しかしながら、実際にはそのような好立地すぎるマンションは購入のハードルが非常に高いですよね。資産価値という点では「徒歩9分」までを確保できれば問題ないでしょう。その理由としては、徒歩9分と徒歩10分の間には大きな坪単価の下落幅が見られるためです。坪単価で12万円ほど価値が下がるとも言われています。

2.生活利便性

日常生活を快適に過ごせる施設が徒歩10分以内に揃っているほど利便性が高いので、マンションの資産価値は高くなります。下記のような施設が全て揃っていると間違いなく資産価値が高いと言えます。

  • イオンやヨーカドーなどの大型スーパーまたは商店街
  • 日用品が揃っている大型の薬局
  • 大手金融機関
  • 郵便局
  • 区役所などの行政機関
  • 夜間診療対応もしている総合病院
  • 小児科
  • 大きな公園
  • 人気な学校
  • 保育所

しかしながら全部揃えることは難しく、やはり必須条件となるのはスーパーもしくは商店街が近いことです。最寄りのスーパーの規模によっては、日用品が揃う薬局なども追加条件となるでしょう。

生活必需品の買い物が不便な立地は、評価を落とすので注意が必要です。一部で、開発計画が発表されていたり、出店の予定があるなどで、周辺環境の発展が見込めるエリアに関しては、将来的な資産価値上昇を見込むことはできます。

また、都心部は緑豊かな環境を求めることが難しいため、大きな公園が近くにあることや大規模マンションなどで保育所が設置されていて優先的に入園できるといったことも高い評価を得られます。

一定のニーズが見込めるという視点では、有名私立小中学校へ徒歩圏内や人気公立小学校の学区内に住むことができるのは魅力であると言えます。

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3.安全性

安全性は、以下の2つの側面から評価することができます。

  • 災害リスクを最小限にする地形や地盤
  • 事故・事件の発生率

日本は地震大国ですし、災害リスクは避けては通れません。そういった側面から評価が高いのは「武蔵野台地」にあたるエリアです。

武蔵野台地とは多摩川と荒川に挟まれた関東平野西部の地域に広がる扇状地のことです。

奥多摩の山地を削りながら流れてきた多摩川によって形成されたこの基盤の上に十数メートル「関東ローム層」が堆積してできました。約1万年前までに、富士山などが噴火が繰り返して、火山灰が降り積もり、さらに、それらが風化して粘土質の赤土の層となりました。

長い年月をかけてつくられた地盤で、古くから関東地方の生活を支えています。地層としても固く、地震に強いとも言われています。

東日本大震災を機に、津波に対する認識が改められ、海抜も今後は影響を与える可能性があります。

この視点から見ると近年人気を集めている湾岸エリアは、資産価値は大丈夫なの?という疑問が生まれますが「安全性」はあくまで一つの要素です。

関連記事:大人のたしなみとして絶対に知っておきたい「埋立地」の秘密

冒頭に解説した「求められる要素」として、安全性以上に眺望や今後の開発計画による資産価値の向上を優先される方も非常に多く、評価は分かれます。危険度マップなどを参考にしてみてください。

災害とは別に、治安の良さも影響する可能性はあります。事件・事故の発生件数は、警視庁の統計データから確認することができますので、気になる方は調べておくと良いかもしれません。

事件・事故に関して一言で言うなら「発生率の低さ」で考えるのがおすすめです。事故の発生件数だけで見ると人口の密集度合いなどに大きく影響を受けるためです。

安全性に関しては、極端に治安が悪いと認知されている地域や地盤沈下、津波の影響があると市区町村が発表している土地でなければ問題はありません。

4.再開発計画

再開発計画 渋谷の再開発出典:http://shibuyaplusfun.com/media/news/leaflet_JP.pdf

土地の評価が大きく変わる起因として、街の進化や再生があります。将来的な資産価値は、こうした鉄道各社や行政による開発・再開発プロジェクトに目を向ける必要があります。

資産価値が長期間安定する街の特徴は、この再生・再開発計画が発表、実行されており、好循環で発展を続けています。また、商業施設だけの開発ではなく、緑地とのバランスも重要です。

現在、2020年の東京オリンピックに向けて新国立競技場の建設が進んでいますが、その近くの築年数の古いマンションでは資産価値上昇を見越して建替えを検討しているところもあるくらいです。

東京都都市整備局によると、市街地再開発事業で現在事業中地区が40、予定地区が12あります。事業中地区は「既に工事が始まっている地区」、予定地区とは「事業決定はしているが工事がまだ始まっていない地区」の事です。

まずは事業中地区から見ていきましょう。

  • 東京駅周辺
  • 豊洲、晴海周辺
  • 虎ノ門、赤坂周辺
  • 田町駅前
  • 四谷駅前
  • 春日、後楽園駅前
  • 目黒駅前
  • 武蔵小山駅前
  • 渋谷周辺
  • 十条駅前
  • 国分寺駅前
  • 武蔵小金井駅前

こうしてみると、駅前の再開発が多いことが分かります。駅前施設のリニューアルにより、利便性が向上して資産価値が上がるというのはよくあることです。工事に着手しているエリアは既に値段が上がっているところもありますので注意が必要です。

続いて、予定地区をご紹介します。

  • 三田小山町西地区

港区三田周辺の再開発第3弾であるこの計画は住宅3棟、事務所棟1棟の計4棟の計画です。2019年度に着工し、2023年の完成予定です。

  • 浜松町駅、大門駅前

こちらも港区。住宅棟と文化芸術ホール等の建設が予定されており、2018年度着工、2021年完成予定です。

  • 中野駅前

中野駅南口に住宅棟1棟、事務所棟1棟の計2棟の超高層ビルの建設が予定されています。2019年度に着工し、2022年の完成予定です。

  • 上板橋駅

上板橋駅南口に住宅や店舗の入る超高層ビル含む3棟の建設を予定していますが20177月時点で建築費の高騰により、事業計画の見直しが入っています。

  • 立石駅

立石駅北口に住宅棟及び庁舎の建設が予定されています。2019年度着工、2022年完成予定です。

以上が予定地です。着工や完成はあくまで予定の為、変更になる可能性もありますが街が良くなっていくのは明らかです。こうして再開発が決定したタイミングは買い時と言えるでしょう。

5.街のブランド力

ここまで解説してきたものを総合して、各街や地域が持つブランド力は土地の資産価値をさらに高めます。歴史的な背景や市区町村などの行政的な取り組みも含んだ、地域ならではの魅力がそれに該当します。

不動産価格は常に揺れ動くものです。このブランド力が「憧れる」「誰もが欲しいと思う」「多くの人が住みたがる」というニーズをどんな時も集めることができ、ブランドがないエリアに比べて価格の下がり幅を小さくしてくれるのです。

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物件自体の魅力も資産性に関わる要素

物件は、建物とお部屋という考え方がありますが、総合して7つの項目で評価しましょう。

  1. お部屋の広さ
  2. 眺望
  3. 採光・日当たり
  4. 間取り
  5. 部屋の位置
  6. ブランドシリーズ
  7. 騒音
  8. 耐震基準
  9. ペット可

建物全体で設備や共用施設などの基本的なスペックに加えて、お部屋ごとに異なる仕様が積み上がって物件の資産価値は算出されます。立地でも希少性が高いものほど資産価値が上がるという観点を解説してきましたが、お部屋でも同じです。

それでは、各項目について解説していきます。

1.お部屋の広さ

専有面積は、最低50㎡以上は確保しましょう。また、この50㎡とは「内法」という計測方法によるものでなくてはなりません。

内法面積と壁芯面積

通常、不動産ポータルサイトや販売図面などに記載されている専有面積は「壁芯」という計測方法で記載されているケースがほとんど。マンションの構造によっても変わってきますが、壁芯の場合は55㎡程度で見ておくと問題ありません。詳しくは物件の登記簿謄本を取得すると確認することができます。

専有面積が50㎡以上あると税制優遇を受けられる、または、受けるための条件をひとつ満たすことができます。

また、お部屋の面積が小さくなると、一人暮らし向けなどにニーズが限定されてしまいます。限定されたニーズは資産価値を不安定にさせる要因になるので、最低限の広さを確保した物件であることは必須条件です。

2.眺望

マンションからの眺望眺望の価値は数字での評価が難しいですが、夜景などは物件最大の魅力のひとつとなります。一般的に求められるのは「抜け感」と呼ばれる目の前に建物などの障害物がなく、圧迫感がない状態のことです。

近年、湾岸エリアのマンションが人気の理由は、まさにこの眺望にあると言っても過言ではありません。オーシャンビューや富士山、東京タワー、スカイツリー、レインボーブリッジ、お台場の観覧車など名所を望める物件が豊富です。

そのほかにも、大きな公園などのグリーンビュー、目黒川周辺のマンションなどから見られる桜並木も、日常からそう言った世界を得られるのは資産価値に反映されるポイントです。

また、大きな建物が建設されて、もともとの眺望が損なわれるかどうかは、そのマンションが所在している用途地域を確認するとわかります。

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3.日当たり

周知の事実として、南向きは日当たりも良く人気は高いです。

しかし、「南向きのお部屋でなければ資産価値に問題が生じるか」というとそんなことはありません。特にタワーマンションの場合は、上層階になると南向きでなくても周囲に邪魔をする建物がなく、採光が良いお部屋も多いです。

ポイントは、眺望と重なっており、抜け感があるお部屋は採光も良くなり、日当たり以上にどの程度光が室内に入るかという点は、資産価値を考える上で重要になります。言い換えれば、窓面積が大きく明るい物件ほど資産価値は高いということです。

また、リビングだけでなく、各お部屋への採光も重要な要素となります。以降ではその間取りと、物件の位置について解説します。

4.間取り

採光面積が多くとれる間取りには「角部屋」や「全室横並び」のタイプがあります。角部屋でも多方向の採光を得られるようにラウンドさせたデザインのお部屋も多いです。

資産価値を意識する上では、窓の位置に気をつける必要があります。物件は経年劣化によって、リフォームやリノベーションをする必要がでてきます。近年では、築古の不動産をリノベーションをして再利用するケースが増えてきています。

その際に動かすことができないのがです。窓は共用部分に該当するため、窓と玄関だけは、リフォームすることができません。収納等はリフォームやリノベーションで作り出すことが可能ですが、窓の大きさや数は変えられないという点に注意しましょう。

このような背景から間取りとは、大きく物件自体の形も含まれてきます。特殊な形は一見デザイン性に優れていても、応用が利かないという難点がありますので、正方形に近い長方形であるほど資産価値は高まります。

関連記事:マンションの間取りにおける「黄金の7パターン」とは?

5.部屋の位置

角部屋は、上記のように多面に窓(採光面)をとることができ、加えて双方向からの音というのがなく、両隣にお部屋がある物件よりも静かという印象を与えます。

同様の原理で、最上階が好まれる理由は、眺望と上の階からの騒音がないためです。低層階マンションの場合だと、ルーフバルコニーがついているケースもあり、様々な恩恵を得られる場合があります。このように希少性の高いお部屋の位置であることも資産価値を高める重要なポイントとなります。

それとは反対に、北向き低層階などは新築時の価格も抑えられており、騰落率の幅も小さいと言われています。爆発的な人気が出ることもなければ、眺望などを重視しない方にとっては魅力的な物件となる場合もあります。

6.ブランドマンション

ディベロッパーによって開発される人気ブランドマンションは、高品質で信頼性も高く、非常に人気があります。今後新築マンション建設は、土地の取得ハードルも上がり、建設が難しくなるため、これまで以上に人気が出ることが予想され、資産価値にも大きく影響を与えます。

ただ一方で、中古マンション売買においては、各マンションを新築で販売する時ほどの情報を仲介業者が保持しておらず、基本的に立地や広さ、間取、眺望などが重視される傾向にあるのも事実です。単純にブランドマンションだから資産価値が高いかというと、そうではないようです。

7.騒音

騒音には2つあります。近隣住人による音電車や車、飛行機などによる音です。

駅近の立地を選ぶ場合にはどうしてもこの問題にぶつかってしまうケースはでてきます。また、都心部では抜け感を得ようとすると環状線沿いであったり、高速道路が近いといったことも少なくありません。

難しいことはわかりますが、こうした騒音の問題は資産価値に大きく影響を与えます。築浅の物件では二重サッシなど対策がとられているケースもありますし、実際どの程度なのか現地での確認は欠かせません。

全く音がしないというのは、閑静な住宅街に限られていますので、資産価値を考えるのであれば高層階か、駅距離をある程度諦める必要もでてきます。

近隣住人による騒音に関しては、非常識な隣人を除いた場合、建物の構造によるものがほとんどです。二重天井や二重床で作られることが増えてきている築浅の物件に関してはほとんど心配は要らず、築古の物件の場合には注意深く確認が必要です。

8.耐震基準

新耐震基準であるかどうかはマンションの耐震性に大きく関わってきます。

1981年以降に建築申請がされた建物であるかどうかを確認しましょう。

旧耐震の物件の場合は、耐震補強工事がされているのかを確認します。耐震基準検査をしていない物件は、倒壊の恐れがあるという評価をうけることもありますし、資産価値としては土地のみになります。この場合は、土地にどれだけの価値があるのかを見極める必要がでてきます。立地の項目で解説した内容をもとに評価しましょう。

9.ペット可のマンション

ペットと新たな住まいで暮らしたいというニーズは普遍的なものです。ペット可のマンションとペット不可のマンションのどちらがいいかと言えば、当然ペット可のマンションでしょう。

以下は、ペット可のマンションでの3つの注意点です。

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9-1.飼育可能なペットの範囲

場合によってはペットの範囲はハムスターや小鳥ならOK、犬猫もOKというように定められていますので、単純にペット可だからうちの犬は大丈夫と思いこまないよう気を付けましょう。また、犬なら体長○㎝までとか、犬や猫は2頭まで可など細かい規定を設けている場合もあります。

9-2.新規飼育が可能かも確認

また、飼育可能なのは連れて来たペットのみで、新規に飼うことは禁止されている場合もあります。お子さんが子犬が欲しいと言った時に、飼育可と思って調べてみたら新規飼育は駄目で泣く泣く諦めさせたというケースもあります。

犬を連れてエレベーターに乗るのは禁止(階段使用のみ)や、乗る場合はキャリーバッグに入れるなどの細かいルールが定められている場合もありますので確認しましょう。

9-3.細かな飼育ルールも確認

ペットを飼う人たちは管理組合に届け出が必要な場合、またぺット飼育者の交流とルール遵守のためのペット委員会が管理組合の中に組織されている場合もありますので確認しましょう。

芝浦アイランドグローヴタワーの例

芝浦アイランドグローヴタワー

人気の芝浦アイランドグローヴタワーはペット共生型マンションとは謳ってはいませんが、ペット愛好家にも一般居住者にも配慮がなされたマンションです。

2階正面エントランスとは別に24時間利用可のペット飼育者用の出入り口が1階にあり、ペットの足洗い場も完備されています。エレベーターもメインのエレベーター8基はペット禁止で、1階のペット出入り口にペット同伴可のエレベーターがあるので、一般の居住者の方がペットと遭遇する機会はほぼゼロといえます。

芝浦アイランドエレベーター↑芝浦アイランドのエレベーター

このようにペット可のエレベーターを別で作ることは、マンションの規模によってはなかなか難しいですが、ペットが乗っていることを知らせるボタンをエレベーター内に設けてペットアレルギーの方に知らせる配慮をするなどの工夫をしているマンションも多いです。

管理状態は資産性を保つカギ

マンション管理マンションが資産価値を保つためには立地や物件はもちろん重要ですが、マンションの管理組合が機能する事が将来的な資産価値の保持に欠かせません。経年劣化を最小限に抑えるためにはこまめな清掃とメンテナンスを行い、住人が共用部を大事に扱うということが大事です。

そのため、「管理組合が円滑に運営されているか?」というのは重要なポイントとなってきます。

資産価値を保つための管理の5つのポイントを確認しましょう。

  1. 管理体制
  2. ランニングコスト
  3. 修繕積立金
  4. 修繕計画
  5. 大規模修繕

1.管理体制

経年劣化を緩和する日々のメンテナンスや住民の満足度が高い状態を管理組合と管理会社が協力して維持できているかどうかを見極めておく必要があります。特に共用部分に管理体制は如実に現れます。

以下のようなケースには注意しましょう。

  • 何か壊れたものがそのままになっている
  • ゴミ捨て場が汚ない
  • 植木の手入れがされていない
  • 掲示板に注意事項がたくさん書いてある
  • 駐輪場にボロボロ自転車が放置してある
  • レターボックスにチラシなどがたまっていて整理されていない

こうしたマンションは住民と管理室が協力して、質の高いマンション管理を行おうとしていないと言えます。立地や物件自体が人気を集めていても、このような管理状況だとなかなか売却できないケースが増えていき、実勢価格が下がり、資産価値は静かに下がっていきます。

また、管理体制で気をつけなければならないのは、総戸数が少なく「自主管理」を行なっている物件です。一見、管理コスト(管理費や修繕積立金)が安いため、お得に感じるかもしれませんが、管理の品質に大きなバラツキがあるケースも多いので注意深く確認しましょう。

2.ランニングコスト

マンションの場合、マンション管理に必要な管理費と修繕積立金が月々の支払いとして発生します。

これは築年数が経過するとメンテナンス等に必要となる費用が増えるため、増加することは致し方ないのですが、実は「多ければいいというものではなく、妥当性があるのか」どうかを確認する必要があります。

「高すぎる」というイメージは評判を落としますし、実勢価格に影響します。

3.修繕積立金

日常の管理とは別に、将来的に建物の修繕を行うために住民が協力して行うマンションの貯金です。重要事項に係る調査報告書を取り寄せると最新の状況を確認することができます。

  • 積立金額
  • 管理組合借入金の有無
  • 滞納金額(管理費含む)

といった項目をチェックすると経営状態が確認できます。まず始めに、積立金額の総額は、100戸あたり10年で1億円程度あると修繕費用をしっかり貯金できていると言えます。

次に、借入金があるマンションは借入理由と返済計画を把握します。この理由によっては、経営判断能力が乏しく、今後も資産価値を下げる可能性がありますので注意が必要です。

また、滞納金額は3%未満であることを確認しましょう。もし、それ以上の滞納金額が発生している場合は、理由を確認する必要があるでしょう。

4.修繕計画

維持管理が行き届いているマンションは、この計画が具体的に設定されています。例えば、10年目に配管工事、15年目に窓サッシとドアの取り替え、といった計画がされています。

定期的な修繕が行われているマンションは、状態もよく良い評価を受けやすいです。また、管理費・修繕積立金の増額についても計画が立てられていると、中長期的にも資産価値は安定します。

要注意な点としては、この計画が具体的に立てられていないマンションです。

長期修繕計画書がない、確認できない場合は、資産価値を見極めることはできないので避けた方が良いでしょう。

ただし、総戸数が30戸以下の規模になると、もともとそうした計画を立てていないケースがあります。その場合は、管理組合の議事録等を確認しながら修繕に対する意思決定を確認しましょう。

5.大規模修繕

マンション全体で行う大規模な修繕工事で、初回は以下のような内容が行われることが多いです。

  1. 外壁タイルの補修
  2. 外壁の塗装
  3. 屋上の防水
  4. バルコニー床防水、手すりの塗装
  5. 接合部のシーリング

計画と工事内容がほぼ一致している物件は、経営状態が健全で財政面も安定していきます。この大規模修繕が予定通りに進んでいると資産価値も安定するので、上記で解説した計画をベースに「どのような修繕工事が行われているのか」「計画通りに行われているか」を確認しましょう。

ここまで、資産価値を構成する3つの要素について解説し、“求められ続ける条件” とは何かをご理解いただけたのではないでしょうか。

6.既存不適格の資産価値は低い

建築基準法に則って建築した建物であっても時間の経過と共に都市計画や法律に合わなくなってしまうことがあります。

こういった物件を、既存不適格と言います。

既存不適格には、以下のようなリスクがあります。

  • 増改築、建て替えを行う際は、現在の建築基準法や用途地域の制限が適用される
  • 金融機関からの融資が受けにくい
  • 同様の条件で建て替えができないため、売却が難しい

このような理由から、将来的な資産価値を考えるのであれば、既存不適格物件は購入しないことをおすすめします。

改めて、資産価値とは

資産価値は「求められ続ける条件がどれだけ揃っているか」で、その不動産の相対的なランク付けがされる形です。

基本的に上位ランクに入る物件は以下の条件を満たしています。

資産価値の算出方法

もし全てが満たせなくても、多くの条件を満たし、総合点が高く需要が見込めるマンションであれば、資産価値は安定します。

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資産価値の高いマンションTOP3

ではこれまでの内容を受けて、東京都内の資産価値が高いマンションのランキングTOP3を見てみましょう。

3位 シティテラス大井仙台坂ヒルトップガーデン

シティテラス大井仙台坂ヒルトップガーデン

シティテラス大井仙台坂ヒルトップガーデンは、多数の主要沿線が乗り入れる大井町駅から徒歩5分という絶好のロケーションに位置する駅近の大規模タワーマンションです。

大井町周辺は再開発の計画があるのでより利便性が高まっていくことが期待されおり、これからさらに魅力を増していくエリアの中でも良好な立地に位置している資産価値が落ちにくいマンションの特徴を多く持っていると言えます。

売買事例は、以下のようになっています。

取引年
売出価格
㎡数
㎡単価
所在階
間取り
2016年 8,480万円 71.26㎡ 119.0万円/㎡ 21階 3LDK
2016年 6,280万円 57.78㎡ 108.7万円/㎡ 7階 2LDK

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  • 立地・・・★★★★★
  • 物件・・・★★★★
  • 管理・・・★★★★

2位 ブリリア有明スカイタワー

ブリリア有明スカイタワー

ブリリア有明スカイタワーは、有明テニスの森駅から徒歩7分の大規模タワーマンションです。

近年成長が著しい湾岸エリアのマンションであり、キッズルームや、認可保育園の存在などはお子さんのいる世帯にとって非常に魅力的なのではないでしょうか?

売買事例は、以下のようになっています。

取引年
売出価格
㎡数
㎡単価
所在階
間取り
2017年 4,780万円 61.17㎡ 78.1万円/㎡ 15階 2LDK
2017年 6,280万円 75.58㎡ 83.1万円/㎡ 26階 3LDK
2017年 4,980万円 64.13㎡ 77.7万円/㎡ 4階 2LDK
2017年 5,390万円 69.06㎡ 78.0万円/㎡ 24階 2LDK
2017年 3,990万円 40.01㎡ 99.7万円/㎡ 24階 1LDK
2017年 4,490万円 57.04㎡ 78.7万円/㎡ 17階 2LDK
2017年 3,580万円 40.01㎡ 89.5万円/㎡ 7階 1LDK
2017年 3,890万円 40.02㎡ 97.2万円/㎡ 28階 1LDK
2017年 3,950万円 43.76㎡ 90.3万円/㎡ 9階 1LDK

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  • 立地・・・★★★★
  • 物件・・・★★★★
  • 管理・・・★★★★★

1位 アーバンドックパークシティ豊洲

アーバンドッグパークシティ豊洲

アーバンドックパークシティ豊洲は、今大人気の豊洲エリアにある大規模タワーマンションです。

豊洲駅から徒歩7分というアクセスや、隣に位置するららぽーとでお買い物をすればなんでも揃うという利便性が他のマンションにはない魅力となっています。

デザイン性にも優れており、豊洲のさらなる発展とともにますます輝きを増していく最強のマンションと言えるでしょう。

取引年
売出価格
㎡数
㎡単価
所在階
間取り
2017年 7,550万円 81.34㎡ 92.8万円/㎡ 7階 3LDK
2017年 6,450万円 70.55㎡ 91.4万円/㎡ 4階 2LDK
2017年 8,780万円 80.18㎡ 109.5万円/㎡ 26階 3LDK
2016年 7,380万円 81.34㎡ 90.7万円/㎡ 20階 3LDK
2016年 1億8,500万円 100.01㎡ 185.0万円/㎡ 52階 3LDK
2013年 7,850万円 80.35㎡ 97.7万円/㎡ 33階 2LDK
2013年 7,180万円 70.55㎡ 101.8万円/㎡ 49階 2SLDK
2013年 5,280万円 60.59㎡ 87.1万円/㎡ 41階 2LDK
2013年 8,000万円 80.35㎡ 99.6万円/㎡ 33階 2LDK
2013年 5,680万円 71.38㎡ 79.6万円/㎡ 37階 2LDK

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  • 立地・・・★★★★★
  • 物件・・・★★★★
  • 管理・・・★★★★

>>>資産価値の高いマンションを購入できるサービスとは?

戸建との資産価値比較

お住み替えを前提とされる場合は、マンションをおすすめいたします。

木造戸建ての場合、耐用年数が22年と定められているのに対して、マンションの場合は、耐用年数が47年と倍以上の差があります。

戸建も維持修繕をすることで寿命を伸ばすことはできるものの、金融機関等が行う担保評価においては、マンションに分があるでしょう。

加えて、戸建にはないマンションのメリットとして、駅からの距離が戸建と比較しても近いことが挙げられます。

駅距離が資産価値に大きく影響することを考えると、やはり将来的に住み替え前提で住宅購入をする場合はマンションをお勧めしたいです。

戸建とマンションの違い

売却建て替えの自由度についても、マンションと戸建で異なります。土地の所有権が付いている一戸建ては、大地震や火災で建物の資産価値がなくなっても土地は固有の資産として残ります。価格は別として、個人の判断で売却して転居することが可能です。つまり、個人の意志でいかようにも対処できるということですね。 

しかしマンションの場合は、そう簡単ではありません。仮に大地震で建物が倒壊した場合、敷地権はありますがそれを単独で売却することはできません。建て替えるにしても、所有者の5分の4が同意する必要があります。 

一戸建ての場合は、土地と建物は基本的に個人の財産です。しかしマンションの場合は、個人の財産は専有部分だけで建物と土地は共有財産。

このように、一戸建てとマンションの決定的な違いは、個人の自由になる範囲がまったく異なるということです。

まとめ

資産価値の高いマンションを購入することは立派な資産形成です。

人生のリスクヘッジにもなりますので、ぜひ資産価値という軸でマンション選びをしてみてくださいね。

著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンションの専門会社「ハウスマート」のスタッフが、中古マンションの物件探し、リフォームやリノベーションに役立つ情報、街の魅力、インテリアやDIYのテクニックをお伝えします。

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