マンションジャーナル

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意外と知らない?今注目のコンパクトシティとは?

意外と知らない?今注目のコンパクトシティとは?

「コンパクトシティ」という政策を知っていますか?都市への人口集中、地価高騰を背景に進んだ郊外への開発の流れから、人口減少、高齢化に対応した効率的な居住環境の整備、行政サービスの提供が求められている今注目されている政策です。そのポイントを確認していきましょう。

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 コンパクトシティって何?

コンパクトシティの基本構想は、公共交通機関と徒歩による移動を前提とし、居住地域を都市中心部に集約をするものです。

行政サービスや商業施設を一定の範囲に集めるコンパクトシティの目的は、①自動車での移動に困難を伴う高齢者にも暮らしやすい住環境にすること。②行政サービスのコストを抑制すること。③持続可能性、自然保護、環境保護の観点から、郊外の無秩序な開発を防ぐこと。が主に挙げられます。

高度経済成長時、都市部への人口集中、地価が高騰したことにより、住宅を郊外に求める流れが加速しました。道路や学校・病院といった公共施設とともに、郊外型のショッピングセンター・商業施設が次々と建設されました。自動車で移動をすることを前提とした生活スタイルの定着により、さらに郊外での開発が進むこととなりました。

郊外に住居を構えた人も、年齢を重ねるにつれ、自動車を自分で運転することが次第に困難になり、食品・日用品の買い物や、病院・介護サービス施設の利用に支障を来たすようになります。今後、高齢化がさらに進み、人口減少による税収減が見込まれる中、コンパクトシティ構想に対する関心が高まっています。

集約化によるメリットと今後

メリットとして、まずは行政コスト削減があげられます。郊外につくられた公共施設や道路・上下水道は、建設整備するだけでなく、維持管理していくコストも継続的にかかってきます。集約化することで、これら行政コストを抑制することができます。例えば、コンパクトシティを推進する青森市では、冬の多額の除雪費用を削減することが、その目的のひとつとなっています。

また、住民サイドからみても、集約化が進むことで公共施設や商業施設へのアクセスが容易になる、通勤時間を短縮できるといったメリットを享受することができます。行政コスト削減により行政サービス充実の恩恵も受けられます。さらに、世代を超えて集まって居住することは、助け合いながら生活するコミュニティの形成にもつながります。

一方、集約化することは、居住地域を制限するという見方をすることもできます。静かにのんびり暮らしたいと考える人からすると、受け入れがたいものになるかもしれません。人口減少、高齢化については今後、確実に進むものであり、行政の手腕が試されると同時に、行政と住民の意思疎通、コミュニケーションがますます重要になってきます。

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