マンションジャーナル

中古マンション購入・売却、住宅ローンのポイントをお届け!Housmart(ハウスマート)が運営。お得にマンションを買う方法や、住宅ローンの気を付けたいポイント、ヴィンテージマンション、タワーマンション、高級マンションをご紹介。

中古マンションの買い時を見極める視点とは?

中古マンションの買い時を見極める視点とは?
この記事の重要ポイント!
  • 新築マンション価格が高騰し、割安な中古マンションの人気トレンドが継続中
  • 2019年現在、住宅ローン低金利の恩恵を受けることができる状態に
  • 2019年秋の消費税増税が中古マンション市場のさらなる拡大に拍車

東日本不動産流通機構(レインズ)によると、2017年の首都圏中古マンションの成約戸数は、37,329件でした。

新築マンションの販売戸数を上回った2016年度の中古マンション成約戸数よりも0.4%増加したという結果となりました。

日本の住宅市場は世界と比較しても新築マンションの流通量が圧倒的に多く、中古マンションが流通する割合は低い傾向にありました。平成20年の国土交通省のデータによると、日本の全住宅流通量における既存住宅流通シェアは13.5%、アメリカやイギリスは約8割~9割近くが既存住宅となっています。

参考:中古住宅流通、リフォーム市場の現状(国土交通省)

市況から考える買い時

市況から中古マンションの買い時について考えて見ましょう。

キーワードは、

  1. 新築マンションの高騰
  2. 超低金利

です。

新築マンション価格高騰の理由

新築マンション価格が高騰したため、新築マンション購入を検討していた一般取得層が、中古マンション購入の検討へと方針転換を行うトレンドはしばらく続くものと思われます。

新築マンションの価格が高騰している理由は、

  1. 都心部の土地の枯渇による仕入れ競争の激化
  2. 職人不足に伴う人件費の高騰
  3. 建築資材価格の高騰

という3つの理由によります。

新築マンション販売価格=土地代+建設費用+販売管理費(広告費,人件費)+ディベロッパーの利益

ひと昔前までは再開発できる用地が豊富にありました。しかし、現在は新たにマンションを建設するための用地そのものが枯渇状態にあるので、土地の仕入れ時に行う入札の競争が激化し、用地仕入れのためのコストが大きくなってきています。

職人の数も不足して人件費が高騰し、加えて建築用の材料価格も高騰しているため、新築マンションを建築するために必要なコスト全体が増加しています。不動産経済研究所の2017年9月のレポートによると、首都圏で新規に販売されたマンションの平均分譲金額は、5,823万円」でした。これは、前年同月比「+245万円」と、4.4%の価格上昇でした。

新築マンションの価格上昇に対して、一般取得層は対応できていない状況となっています。そして相対的に中古マンションの人気が高まってきているのです。

著名な不動産コンサルタント長嶋修氏に取材させて頂いた時、中古マンションの人気が高まってきている理由について以下のように述べていました。

(なぜ、中古マンションの需要が拡大してきているかという質問に対して)

新築マンションと中古マンションの価格差が大きくなりすぎていることが原因だと思います。

アベノミクス以降、新築マンションの価格は激しく高騰しました。現在、新築マンションは販売戸数自体が少なく、成約率も70%を割り込むような苦しい状況が続いています。

ただ、現在はマンションデベロッパーの40%が大手という、いわば「大手寡占」の状態ですから強気の販売姿勢をとり、かつてのような大幅値引きをしないことも多いです。

出典:中古マンションは買い時?それともバブル?不動産コンサルタント長嶋修氏に聞く、今こそ求められるマンション探しの極意とは

新築マンションの平均発売価格は2012年の4,600万円程度から2017年上半期には6,000万円弱と、30%も増加しています。契約率を見ると、2015年後半から売れ行きが鈍くなり始め、2017年9月も64.9%となっており、契約率が低迷していることが分かります。

分譲価格が上がった結果、新築マンションの契約率は落ち込んでいるといえるでしょう。一方、中古マンションの成約件数は、2016年度過去最高記録を更新し、新築マンションの供給量を上回っています。

野村不動産アーバンネットの『住宅購入に関する意識調査アンケート』によると、新築住宅のみを検討する人が2013年に29%であったのが、2017年は21%となっており、新築住宅のみでなく中古住宅も選択肢にいれる消費者が増加したことが分かります。

新築時の価格が市場において高いものであった場合、中古マンション市場においては下落が予想されます。そのような物件は購入を見合わせた方が良いといえるでしょう。

住宅ローン金利の動向

中古マンションを購入する方は大半が住宅ローンを利用すると思います。都市銀行や地方銀行、信用金庫だけでなく、ネット銀行でも住宅ローンが借りられる現在は「超低金利時代」です。

住宅ローン融資の額が高ければ高いほど、金利の安い今が買い時となるのです。金利が安いとは聞くけれど今までと比べてどれほど金利が安いのかについて解説致します。

金利の推移

金利には大きく分けて2種類あります。「変動金利」と「固定金利」です。

変動金利は金利が変動(借入5年間は返済額は一定、以降6年目から5年間は当初5年の月額返済額125%以上にはならないという、この繰り返しルールが一般的)、固定金利は一定期間金利が固定されます。

  • 民間金融機関の金利推移

出典:http://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

超低金利と言われる理由

まず上のグラフの中の変動金利に着目してください。平成21年からずっと変わっていないのです。「変動」金利なのに「変動」していないという点です。この変動金利というのは「短期プライムレート」という1つの指標を基に金利が決定します。

そして、この「短期プライムレート」が平成21年(リーマンショック後)以降ほとんど動いていないので、変動金利も動いていないという結果になります。

フラット35の金利推移

出典:https://www.aruhi-corp.co.jp/rate/transition/

続いて固定金利。こちらは「10年物国債の流通利回り」が指標になっています。そのため、基本的には固定金利は下がっているものの、月によって多少の変動があります。

ここからが本題です。

民間金融機関には「店頭金利」と「優遇金利」というものが存在します。今見ていただいた上のグラフは「店頭金利」のグラフです。さらにここから金利の優遇が受けられるのが特徴で、その「優遇金利」の幅がどんどん増えているというのが「超低金利」と言われる理由なのです。

さらに、この優遇は借入全期間において有効な優遇です。平成7年から3%を超えることがない変動金利の場合、このままの状態が続けば1%を切る金利で返済が行える状況です。

また、都市銀行は変動金利だけでなく固定金利にも力を入れており、フラット35と同じ「全期間固定金利」という商品があります。この「全期間固定金利」の金利が安くなったため、フラット35も追随して金利を下げてきている状況です。

>>>仲介手数料半額プラン実施中の中古マンション購入サービスとは?

今後の住宅ローン金利の見通し

金利も不動産同様、水物である以上、先読みがとても難しいものです。

先ほどの過去の金利データをみながら今後の金利変動について考えてみましょう。

出典:http://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

まずバブル期以降。バブル崩壊によって金利が下がるのはご理解いただけると思いますが、平成7年頃に変動金利が大きく下がっています。それは平成6年に行われた民間銀行の金利自由化の影響です。

その後、平成18年のゼロ金利解除によって短期固定金利、変動金利が上昇しますが、リーマンショックの影響で再び金利が下がる結果となっています。

過去20年程の動きから考えると、景気も回復していない今現在では急激な金利上昇はないであろうと予測されます。そのため、超低金利の今は住宅ローン利用者にとっては追い風の吹く時期といえるでしょう。

東京オリンピックが住宅市場に与える影響は?

2020年に東京オリンピックが開催されます。東京オリンピック開催の影響で、不動産価格は影響を受けるのでしょうか?

これについては、不動産コンサルタントの針山昌幸氏が以下のように解説しています。

私は東京オリンピックの前後で、不動産価格が大きく変動する可能性は低いと見ています。

そもそも、五輪などの国際的なイベントと不動産価格に相関性がある、というデータがありません。

確かに、オリンピックに向けて都心のインフラ整備は進んでいますが、不動産ニーズへの影響は限定的でしょう。

出典:YOMIURI ONLINE 「マンション買うなら、新築?中古?五輪後?」

経済動向を予測することは不可能に近く、推測の域を出ません。

居住用中古マンションの購入をするにあたってはあまり気にしすぎることもないのではないでしょうか?

生産緑地問題が住宅価格に与える影響とは?

「生産緑地」という単語を耳にされたことはありますか?説明するためには、バブル期の政府の政策まで遡る必要があります。

政府はバブル期、農地を所有している地主に対して高い固定資産税を課したことがあります。これは、地主の税負担を大きくすることで彼らが農地を手放し、それによって宅地が増加することを期待して実施された政策でした。

ただ農業に大きな打撃を与えすぎないように、農業を継続して営んでいきたいという意思のある地主に対しては大幅な増税を回避するという選択肢を提示しました。この時、これらの農地が「生産緑地」として指定されました。

そして、この生産緑地の指定が法改正によって2022年に解除される予定となっています。つまり、2022年からは所有している「生産緑地」を農業以外の使い道に使っても構わないという状況となります。

結果として2022年以降に地主が生産緑地を手放し、宅地が大量に供給されることで地価が下落するのではないかという「2022年問題」が様々なメディアで語られています。

生産緑地のほとんどは三鷹市などの郊外に集中しているため、首都圏の中古マンション価格に与える影響は限定的といえます。

 消費税増税(2019年10月1日〜)が与える影響

オリンピックや、生産緑地問題が首都圏マンション市場に与える影響は限定的と述べましたが、2019年に控えている「消費税増税」は非常に大きな影響をもたらすと考えられます。

前提として、冒頭で解説した通り新築マンション価格の高騰によって中古マンション市場へと一般取得層が流れ込んできているというトレンドはこれからも続くと思われます。

そして、中古マンション市場の需要拡大によって中古マンションの成約価格は5年連続で上昇しています。

このような状況下で消費税が増税されるとどんなことが起きると予測できますでしょうか?

新築マンションは、消費税の課税対象となります。そのため、消費税増税の影響を直接受けることとなります。物件価格自体が高騰しているにも関わらず、消費税増税がさらに取得にともなう金額負担を大きくさせてしまうのです。

しかし、中古マンションの物件価格には消費税がかかりません

そのため、結果的に新築マンション離れが消費税増税によってますます進行し中古マンションにより多くの層が流入するタイミングが2019年の消費税増税のタイミングといえます。

ライフステージから考える買い時

ここまで解説したように、市況を見ながら中古マンション購入をすることは重要ではありますが「ライフステージの変化」にあわせた買い時も存在します。

実際の中古マンション購入では、出産、結婚、子供の進学、子供の独立、セカンドライフなどのタイミングで購入される方が大半です。

ここからは年代ごとに中古マンション購入において購入で気をつけたいポイントについてご紹介します。

20~30代で住宅購入をする方

20代~30代の夫婦

国税庁の統計によると、2014年の20代後半の平均年収は331.0万円です。

固定金利2%、35年返済、返済負担率25%で単純に計算すると、借入可能額は約2082万円となります。頭金を用意するとして、2000万円台前半のマンションが平均的な20代の手の届く物件と言えます。また、日本で最も購入が多い世代が30代前半とされています。結婚、出産、出世など、ライフステージの変化が大きな影響ですね。

メリット:長期でローンが組める

同じ金額・同じ金利でローンを組むなら、返済期間が長いほど月々の返済額は少なくすみます。住宅ローンは最長35年という長期で返済計画を立てますが、25歳から返済を始めても完済する頃には60歳、定年の年齢になってしまいます。

もし3040代から返済を始めると、定年後の年金生活でローンの返済を続けなければならない計算になります。老後のことを考えると、若いうちから住宅ローンの返済を始める方が圧倒的に有利ということが言えます。

まだまだ年収が低い、頭金が貯まらないと不動産購入を躊躇する20代も多いですが、長期返済が可能というメリットを見逃す手はありません。金利の低い今の時代には、後々マンションは資産になりますし頭金を貯蓄するよりも借入を行う方が金銭的なメリットも大きいのです。

デメリット:ライフスタイルの変化

20代のマイホーム購入で注意したいのは、将来ライフスタイルが変わってしまう可能性が高いことです。

平成27年の人口動態調査によれば、平均初婚年齢は夫 31.1歳、妻 29.4歳、第1子出生時の母の平均年齢は30.7 歳となっています。20代のうちは独身あるいは夫婦のみの世帯が多いのですが、30代になり子どもを持つようになると生活スタイルは激変します。

夫婦共働きの世帯では、年収を合算することで住宅ローンの借入可能額を引き上げることが可能です。しかし、出産後も共働きを続けて同じ収入を確保できる保証はありません

また、家族が増えて家が手狭になると引っ越しを余儀なくされることも想定できます。すぐに買い手の見つかる物件なら良いのですが、タイミングが合わずに買い換えのダブルローンに悩まされるケースもあります。

単身で住宅購入をする方

20~30代単身の方は下記の内容について特に気をつけましょう。

  • 物件選び
    →1R~1LDKが中心になってきます。単身の方は自分で住むにしても、将来的に賃貸するにしてもとにかくアクセスの良さを重視する必要があります。売却する時に、交通の利便性がある物件でないと1R~1LDKのマンションは売りにくくなってしまいます。
  • 将来的な出口戦略
    →ご自身の趣味嗜好に走って尖った物件にするのではなく、将来的な結婚、転勤などの状況の変化によって売却や賃貸など柔軟に対応できる物件を選ぶ必要があります。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →まだ20代ですと、給料がどんどん上がっている一方で、額としてはどうしても少なくなってしまいます。また、勤続年数が浅すぎると住宅ローンの審査が厳しくなる傾向があります。

DINKSで住宅購入をされる方

20~30代でお子様がいらっしゃらない共働きのご夫婦

  • 物件選び
    →1~2LDKが中心になってきます。将来的な売却、賃貸を想定して、アクセスの良さや建物のクオリティを重視する必要があります。利便性の高いエリアのコンパクトマンションをなるべく選ぶことをおすすめします。
  • 将来的な出口戦略
    →将来的な家族構成の変化、勤務地の変更を考えて、売却を視野に入れましょう。スピーディーな売却のためには築浅で交通利便性が高く、必要以上に広すぎない部屋である事などの条件が求められます。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →ペアローンを検討しましょう。2人の年収を合算した数字で借り入れを行うことができます。この時注意したいのが契約形態です。契約社員などの場合は、審査が厳しくなってしまう傾向にあります。

ご家族で住宅購入をされる方

20~30代で結婚をしており、お子様など世帯人数が3名以上の方のポイントは以下の通りです。

  • 物件選び
    →2~3LDKが中心になってきます。本来であれば永住できるような立地が望ましいですが、まだまだ将来的な居住地変更の可能性があります。お子様の学区問題などもありますので、住環境と将来的な売却、賃貸を想定した物件選びが必要です。
  • 将来的な出口戦略
    →将来的な家族構成の変化、勤務地の変更を考えて、売却を視野に入れましょう。スピーディーな売却のためには築浅でアクセスがしやすく、必要以上に大きすぎない部屋などの条件が求められます。新宿や渋谷などの都心よりも練馬や中野などのサブステーションが好まれる傾向にあります。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →奥様の産休や休業も踏まえて、旦那様の単独ローンで無理なくお借りすることをオススメします。年収と家族人数のバランスによってはまだ審査がかなり厳しい場合もあります。余裕を持った予算組みにしましょう。

40~50代で住宅購入をされる方

40~50代の中古マンション購入

各金融機関の住宅ローンの審査条件を確認すると、最長80歳までとされています。最長35年、80歳まで返済を続けるつもりでも、45歳には返済を開始しなければなりません。

現実的には定年後の年金生活で住宅ローンを返済し続けるのは大きな負担になります。実際のローン審査では、定年までに返済を終えることを前提とすることがほとんどです。

老後の経済状態に気を配るなら、できる限り返済期間を短く設定したいところです。

そして、40代となればそこそこの貯蓄ができている方も多いでしょう。貯蓄を利用すれば頭金の割合を大きくしたり、繰り上げ返済を行って返済期間を短縮することが可能です。

また、住宅ローン以外の負担も大きくなります。子どもの大学進学を控えて教育費のピークを迎えるのが40代後半~50代、老後を迎える親世代の介護の負担も現実的になってきます。

しかし、将来の見通しが立てやすくライフスタイルが確立している40代は、スタイルに合わせた理想の住まいを実現できる傾向にあります。若い世代に比べて貯蓄額や年収が多いので、住宅購入予算にも余裕が見られます。しっかりとした返済プランがあれば、40代でのマイホーム購入を恐れる必要はありません。

関連記事:40代・50代でマンションを購入する時の注意点とは?

単身の方

40~50代単身の方は下記の内容について特に気をつけましょう

  • 物件選び
    →1R~1LDK、少しグレードが高い物件が中心になってきます。転勤などもかなり落ち着いて、思い切った選択ができるタイミングです。
  • 将来的な出口戦略
    →特に、定年退職後は売却や賃貸をすることが現実的な視野に入ってきます。一方で、ご自身の趣味嗜好に走って物件を決めることもできるチャンスでもあります。こだわりを持ちつつも、将来的に手離れが良い物件選びが必要です。可能であれば、築浅でブランドマンションが購入できると理想的ですね。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →40代の前半であればまだ問題なく借り入れをすることは可能です。50代に入ると、最長の35年でのローンなどが難しくなります。特に45歳を過ぎると年々、最長借り入れ年数が減っていきます。一方、勤続年数やご年収はかなり安定しており、退職金も返済資金として検討できる段階です。

DINKSの方

40~50代でお子様がいらっしゃらない共働きの方。

  • 物件選び
    →1~2LDK、立地やグレードの高いマンションが中心になってきます。格調高いエリアから、新興のエリアまで選択肢が広がります。特に、ダブルインカムの利点を生かしたハイグレードハイスペックを選択をして資産性を確保していきたいところです。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →単独でお借り入れが出来るとしても、節税対策でペアローンを検討しましょう。また、特にお二人のご健康状態が重要です。成人病などをお持ちの場合、団体信用生命保険の審査が厳しくなってしまう場合もあります。また、早期の返済も視野に入れて、返済期間や繰越・一括返済を踏まえたローンをプランニングしましょう。
  • 将来的な出口戦略
    →気分によって住むエリアを変えることが出来るのもディンクスの魅力の一つです。賃貸、売却もある程度視野に入れた選択が出来るとベターです。

 

>>>仲介手数料半額プラン実施中の中古マンション購入サービスとは?

ご家族の方

40~50代のお子様など世帯人数が3名以上のかた

  • 物件選び
    →2~3LDK、ランニングコストと将来的な住環境を重視したチョイスになってきます。新興の地域など若い世代が多いエリアよりも将来的に落ち着いて過ごせるエリアが重要です。また、お子様の独立を考えると無理に3LDKなどを購入する必要はないかと思われます。
  • ご年収、勤続年数など借り入れについて
    →頭金を相当額入れてのお借り入れが前提となってきます。フルローンを組むことも可能ですが、返済期間が短くなるので月々の支払い金額が増えたり、退職金や年金を返済に充てることも考えると現実的ではありません。また、ご主人様のご健康状態の影響力が非常に大きいです。物件探しの前に、人間ドックなどで再度の点検が必要です。
  • 将来的な出口戦略
    →お子様などに物件を相続することなども考えた設計にしていきたいところです。現物で相続するにしても、売却して想像するにしても特に築年数の選択が重要なところです。終いの住処こそ築浅で質にこだわった選択をしたいものです。また、かなり先の売却になる可能性も高いのであえて新興の地域を選ぶなどもありな選択です。

「今」ではなく「老後」を見据えた物件選びを

住宅ローン利用の最後のチャンスとなる40代のマンション購入は、そこが「終の棲家」となる可能性を考慮して物件を選びましょう。子どもたちが巣立った後の生活を想定して広さや間取りを検討し、場合によってはリフォームを将来計画に組み込むと良いです。

身体が不自由になった時のために、バリアフリー設備や公共交通機関、行政の介護サービスについてチェックしておくこともおすすめします。

ローンの返済計画を立てる際も、老後を視野に入れることが重要です。貯蓄のすべてを頭金に使用したり、退職金をあてに住宅ローンの返済計画に組み込むことは避けましょう

先に述べたように40代は住居費以外の出費も多く、金利の低い今の時代に老後に向けてもう一度貯蓄をするのは非効率です。貯蓄や退職金のようなまとまったお金はできるだけ老後の生活資金として残しておきましょう。

繰上げ返済手数料無料の住宅ローンを利用しよう

40代から定年までに住宅ローンを完済しようとすると、返済期間が短く月々の返済額が高額になってしまいます。そこで返済開始当初は返済期間を長めに設定し、月々の返済金額を低く抑える方法がおすすめです。

余裕のある間は毎月の返済に繰り上げ返済を上乗せして支払い、不測の事態があれば本来の返済額だけを支払い急場をしのぐという作戦です。一般的な住宅ローンは繰り上げ返済に手数料がかかるので難しいですが、繰り上げ返済手数料無料の住宅ローンを利用すれば有効な手段となります。

60代以上の方

60代以上の中古マンション購入

60代以上の方のご購入は、基本的に現金一括でのお支払いに絞られてきます
理由は、銀行のローン審査の通過が非常に難しいからです。

すでにリタイアによる無職の方など、そもそも収入源が年金しかないなどの状態での融資は難しいということです。

一方で救済措置もあります。

フラット35で提供している「親子リレー形式」というものです。
こちらは、一旦ご主人様の名義などで借りて、一定期間以降の返済は自分の子供に引き継ぎを行うものです。
こちらの形式であれば規定の年齢・返済期間を超えて返済計画を組むことが可能です。

また、少額の有志であれば年金の支給額を考慮した審査を対応してくれる場合もありますので、窓口で相談してみましょう。

物件選びに関しては、相続を前提に考える必要があります。

介護などが始まることも考えて、お子様と同居できる物件を選ぶ必要もあるでしょう。

老後の安心・安全を買う

これまで賃貸で暮らしていたなら、50代という年齢は住宅購入を真剣に検討する良い機会です。賃貸住宅は自分のものではないので、一生住める保証はありません。同じ家に住み続けたいと思っても、身体が不自由になるにつれて設備や間取りに不便を感じることも増えてくるでしょう。

自分が所有しているマンションであればリフォームも自由にできますが、賃貸では勝手に手を加えることができません。

そして年齢を重ねてから新しい家に引っ越したいと賃貸物件を探しても、高齢を理由に断られてしまう結果になります。安心して老後を迎え快適に長く暮らすことを考えると、50代で住宅を購入するメリットは十分にあります。

コンパクトな広さで余裕のある間取りがおすすめ

子どもが独立して夫婦二人で暮らすことを考えると、面積や部屋数はさほど必要ではありません。

広すぎるとその分価格や固定費が上がりますし、身体の自由が利かなくなるにつれ掃除もおっくうになります。使わない部屋があると物をため込んでしまうので、1LDK2LDKくらいがちょうど良いでしょう。

ただし、将来車いすを利用したり介護が必要となったときのことを考え、一つ一つの部屋のスペースにゆとりを持たせた間取りが理想です。

周辺環境を重視した物件選び

仕事をリタイアした後の暮らしは、自宅が中心となります。マンション周辺の生活環境や地域コミュニティなど、ソフト面を重視して物件を選びましょう。

身体が不自由になってくればどうしても他人の手を借りて生活しなければいけません。年を重ねれば重ねるほど、重要になってくるのは人との繋がりです。

まとめ

マンションの購入に適切な時期というものは人さまざまです。金利の影響や経済状況もさることながら、特に大事なのは個人のライフプランです。

ご自身の状況に合わせた最適な選択、気をつけるべき注意点に目を向けましょう。賃貸と違って、しっかりとした選択さえできれば人生を一気に豊かにする事ができます。

主に個人間取引である中古マンション売買においては注意点がいくつもあります。お金に関する不安を解消し、そのような前提知識を事前に押さえておく事で中古マンション購入を成功させる事ができます。

>>>仲介手数料半額プラン実施中の中古マンション購入サービスとは?

著者について

株式会社Housmartマンションジャーナル編集部
中古マンションの専門会社「ハウスマート」のスタッフが、中古マンションの物件探し、リフォームやリノベーションに役立つ情報、街の魅力、インテリアやDIYのテクニックをお伝えします。

【永久保存】殿堂入り人気記事

  • パークコート麻布十番ザ・タワーのお部屋からみた東京タワービュー

    新築マンションを値引きして賢く購入する方法を不動産のプロが徹底解説!

    新築マンションの価格が高騰しています。円安による資材価格の高騰、大工の人件費高騰がマンション価格に影響しているのです。例えば2014年末に発売された野村不動産の「プラウドタワー立川...
    1
  • 元店員が無印良品のソファの選び方とお得な買い方を大公開!

    元店員が無印良品のソファの選び方とお得な買い方を大公開!

    リビング空間の癒やしとインテリアの主役であるソファ。筆者は人をダメにするソファにダメにされる毎日を送っています。今回は無印良品で2年間家具・生活雑貨の販売員をしていた筆者が無印良品...
    2
  • 六本木ヒルズ

    1位は誰もが知る◯◯◯ヒルズ!【発表】超高級マンションランキング!

    数あるマンションの中でも、大きな注目を集める超高級マンション。特別なアドレスに位置し、常識では考えられないような高額で取引される高級マンションについて、ご紹介します。 >>最高級マ...
    3
  • 【DIY】石膏ボードをアンカーで止めて棚を設置したい!石膏ボード壁の種類と設置法とは

    【DIY】石膏ボードをアンカーで止めて棚を設置したい!石膏ボード壁の種...

    壁に棚を設置したら、釘やビスがごそっと抜け棚ごと落下する惨事に…。おそらく原因は石膏ボード壁です。 特に最近はやりのダボレールを使ったオシャレな壁面収納をしたい!という方には、この...
    4
  • 【DIY】ダボレール(棚柱)取り付けで壁面の棚収納!夢が広がる実例集

    【DIY】ダボレール(棚柱)取り付けで壁面の棚収納!夢が広がる実例集

    数ある収納方法の中でも壁面収納は憧れる方が多いのではないでしょうか。ですが、工務店などに頼むと高額になりそうだし手続きもややこしそうなイメージがありますよね。 そんな時に使ってほし...
    5
  • 【実際どうなの?】評判の高い無印良品のベッドを元店員が徹底解剖!おすすめ商品やお得に購入する方法も紹介

    【実際どうなの?】評判の高い無印良品のベッドを元店員が徹底解剖!おすす...

    質の良い眠りを取りたい方は一度は検討されたであろう無印良品のベッド。値段もベッドの中ではお手頃で評判も高いですが、実際のところどうなのでしょうか。 この記事では無印良品の家具・生活...
    6
  • 手付金とは?頭金・諸費用との違いを押さえよう!

    手付金とは?頭金・諸費用との違いを押さえよう!

    マンションなど住宅の購入をすると、営業マンに「次はこのお金が必要になります」と言われて「えっ、そんなお金必要だったの?」となってしまうことがあります。 特に間違えやすいのが手付金と...
    7
  • 「アールヌーボー」と「アールデコ」の違いって何?

    「アールヌーボー」と「アールデコ」の違いって何?

    新居購入の過程で楽しいことのひとつは「家具選び」ですよね! そんなインテリアのデザインとして、「アールヌーボー」と「アールデコ」をご存知でしょうか? 名前が似てるため混同しやすいで...
    8
  • 元店員が語る、ステンレス素材の無印良品の収納家具の魅力!【ユニットシェルフ編】

    元店員が語る、ステンレス素材の無印良品の収納家具の魅力!【ユニットシェ...

    無印良品の収納家具は魅力的なものが多いですが、入り組んでいるため説明を見ても頭がごちゃごちゃになってしまいがち…。ユニットシェルフ、ステンレスユニットシェルフはその筆頭だと思います...
    9
  • 間取り図の略語「MB」「PS」「R」「WC」って一体どんな意味?

    間取り図の略語「MB」「PS」「R」「WC」って一体どんな意味?

    間取り図面には略語がいっぱい! マンションの間取り図を見ると、なにやらアルファベットで色々書いてあります。何となく読めそうなものもありますが、中にはさっぱり検討が付かないモノもある...
    10
  • アーバンドック・パークシティ豊洲

    東京の「埋め立て地」はどのように形成されてきたのか?

    東京湾には沢山の島や埠頭があります。 でもよく見てみるとやけに四角くて綺麗な形をしてますよね? それもその筈です。これらは自然に出来たわけでなく、人の手によって作られたものだからで...
    11
  • ルーフバルコニーの使い方!〜メリット・デメリットを紹介します〜

    ルーフバルコニーの使い方!〜メリット・デメリットを紹介します〜

    ルーフバルコニー付のマンションを購入し、パラソルとテーブルセットを置いて、休日の朝食はテラスでゆっくりと食べたい。夏の夜は遠くの花火を眺めながら、ビールで乾杯なんて、素敵ですね。I...
    12
  • パークマンション三田綱町ザフォレス

    【デベロッパー別】マンションブランド人気ランキング!

    各不動産ディベロッパーや建設会社が売り出している「マンションブランド」。様々な名前のものがありますが、どのような違いがあるかご存知ですか? 今回は、ブランドマンションのメリット・デ...
    13
  • 東京の名門公立小学校区に住む〜子供の教育とマンション購入〜

    東京の名門公立小学校区に住む〜子供の教育とマンション購入〜

    お子さんの小学校入学を機に、家を持とう、マンションを買おうと考えるご家庭も少なくないと思います。親が子どもに残してやれる最大のプレゼントは教育と考えると、お子さんの進学や将来的な設...
    14
  • 【シンガポール】マリーナベイサンズの傾きを現地調査してきた

    【シンガポール】マリーナベイサンズの傾きを現地調査してきた

    あなたはシンガポールといえば何を思い浮かべられますか?「マーライオン」はもちろん「カジノ」も有名だと思います。そしてカジノがある施設といえば屋上に船が乗っかったビルがある「マリーナ...
    15
  • 【意外?】芸能人に人気の街ランキング!

    【意外?】芸能人に人気の街ランキング!

    数多くの芸能人が目撃される東京23区。 その中でも特に芸能人が住んでいるという噂の駅トップ5をご紹介します! >>>芸能人などの年収5000万層はどこに住んでいるのか? 5位 成城...
    16
  • 塩ビ管・塩ビパイプで簡単DIY!使い方・種類などを徹底紹介

    塩ビ管・塩ビパイプで簡単DIY!使い方・種類などを徹底紹介

    武骨さが魅力の配管パイプインテリア。 ホームセンターに足を運ぶと様々な種類のパイプがありますよね。単管パイプやガス管も配管パイプインテリアのDIY素材として人気ですが、安価で簡単に...
    17
  • 元麻布ヒルズ

    【超高級マンション!】東京に佇む美しい億ション厳選8棟

    都内には、広々とした吹き抜けのエントランスや数メートルにも及ぶ室内の天井高、ディテールまで施された装飾など、目を見張るような豪華な億ションがいくつか存在します。中には4億を超えるよ...
    18
  • 路線価・公示価格・実勢価格の違いとは

    路線価・公示価格・実勢価格の違いとは

    不動産の価格は色々な要素で決まりますが、実は国が決めている目安が存在します。 「国が決めている」というと、なんだかお固いイメージがありますが、なかなか使い勝手が良いものも存在します...
    19
  • 日本一高い地価の土地と日本一安い地価の土地を比べてみた!

    日本一高い地価の土地と日本一安い地価の土地を比べてみた!

    周りが海で囲まれた小さな国土面積の国、日本。人口密度も世界トップレベルです。 そんな日本はしばしば、外国人にびっくりされる点があります。それは「東京から地下鉄で1時間乗っても田舎に...
    20
Return Top