マンションジャーナル

マンションジャーナル

未来の「住まい」がスゴすぎる!(その1)

マンションジャーナル最新記事

More
未来の「住まい」がスゴすぎる!(その1)

こんにちは!マンションジャーナル編集部です!

先日、東京都青海で行われている、未来の住まいについて考えるイベント「ハウスヴィジョン2016」に行ってきました。

著名な建築家と様々な企業がタッグを組み、最新のテクノロジーを活用したり大胆な発想をすることで真剣に未来の住まいを定義しようとしていました。

その現地レポートを本記事では紹介したいと思います。

1.ヤマトの「冷蔵庫が外から開く家」

まず最初に訪れたのが、「冷蔵庫が外から開く家」。

これはヤマトホールディングスと著名なプロダクトデザイナーである柴田文江氏のコラボレーションによって生まれた提案です。

みなさんはamazonなどでお買い物をした後、配達物を自宅などで受け取りますが、配達時間にその場に不在で惜しくも商品を受け取ることができなかった経験はありませんか?

この提案は、そんな、多くの人々が抱える物流の課題を解決する画期的なものです。

IMG_5667

写真のようにヤマトの配達員さんが訪れると、玄関のドアの横になんと、配達物受け取り用の冷蔵庫が設置されているのです!

この冷蔵庫は外から届けたものが内側から受け取れる仕組みになっています。

IMG_5666

これを活用することで、保存に気をつかう生鮮食品などもいつでもお届けできるようになりますね!ヤマト側からすると在庫を抱えなくてもよくなり、受け取る側からすると気にせずに外出できるようになります。

まさにWin-Winの関係です。

また、冷蔵庫を開ける時はセールスドライバーのIDチェックによる認証システムで承認を受けなければいけないシステムが組み込まれています。セキュリティに関しても安心ですね。

さらに、冷蔵庫以外のボックスには高齢者の方などが定期的にお薬を受け取るための薬ボックスや、クリーニング後の衣類を置いておくクリーニングボックスもあります。

この「冷蔵庫が外から開く家」を実現するにあたり、住宅メーカー、家電メーカー、物流会社の相互の連携が必要となります。これから、このコンセプトがどうなっていくか、非常に楽しみです。

2.Airbnbの「吉野杉の家」

次に訪れたのが、「吉野杉の家」。

IMG_5727

この作品は、「暮らすように旅をしよう」というコンセプトを持つAirbnbと建築家の吉田豪氏のコラボレーションによって生まれた作品です。

Airbnbというサービスでは、現地のホストが旅行者に宿を提供します。

本作品ではコミュニティがホストになることで、地域との新しい関係を目指したそうです。

吉野杉とは、室町時代から植林が行われ、今日に続く銘木です。

まっすぐな木目と艶やかな木肌、節が少なくやや桜色がかった色目が特徴的です。

「吉野杉の家」に足を踏み入れると、中は杉の香りが充満しており、非常に落ち着く雰囲気でした。

IMG_5733

一階部分は、開放的なコミュニティスペースとなっておりゲストだけでなく地元の人々が利用します。

そして二階部分がゲストの宿泊スペースとなります。この「吉野杉の家」は展示期間終了後になると一度解体され、吉野町に運ばれてからもう一度建設され、Airbnbのサービスで実用化される予定だそうです。

IMG_5737

コミュニティが協力してホストを迎え入れるように気持ちが1つになった時、吉野という地域に与える影響は大きいでしょう。地域活性の有効な手段となりそうです。

3.CCCの「電波の屋根を持つ家」

次に訪れたのが蔦屋書店やTポイント事業を手掛けるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)、日本デザインセンター原デザイン研究所、CMディレクターの中島信也氏のコラボレーションによって生まれた「電波の屋根を持つ家」。

IMG_5669

この作品の背後にある考えは、「物理的な屋根ではなく、電波の屋根(サービス)で家族はつながる時代に」。

実際にこのブースに入ると中にはVRゴーグルがたくさん置かれていました。

そしてVRゴーグルを装着してその「電波の屋根」について理解するためのコントを鑑賞しました。なんと、俳優の八嶋智人さんが一人4役をこなしており、180度見渡すことで家族が物理的には異なる場所にいるのに、繋がっているという内容のビデオでした。

その中で家族を繋ぐ役割をしていたのは現在CCCが展開しているスマートフォン「TONE」。

この「TONE」はまさに電波の屋根を作るように、家族が利用することを意識してデザインされたスマートフォンとなっています。具体的には、自分の「TONE」の画面を叩くと相手の画面に「トントン」という振動が届きます。これは家族間の新たなコミュニケーションを生み出すでしょう。

また、アプリリクエストという機能も興味深いです。

これは子供のアプリを、「TONE」上で親が管理できるサービスです。

例えば、あるゲームアプリの使用許可を息子がお父さんに求めます。

それに対して、お父さんが「宿題を頑張ったからいいよ!」などとと承認することで息子はアプリを使うことができるようになります。親子間のコミュニケーションを促進する効果が期待できそうです。

さらに、家族間の「TONE」の情報はほぼ完全にオープンな状態です。

例えば、おばあちゃんの「TONE」の充電情報が家族に届きます。

これにより、声を聞かずとも充電情報を見ることでおばあちゃんが元気に過ごしていることが確認できます。

様々な用途がユーザーの手によって発見されていくでしょう。

一つ屋根の下で一緒に暮らすことが家族であるという定義はもはや本質を表していないのかもしれません。実にCCCらしい、新たなライフスタイルの提案です。

これでレポートの第1部は終わりです。いかがでしたでしょうか?「住まい」はこれからも大きく変化する可能性があります。次回もまだまだ興味深い作品を紹介します!

>>その2はこちら

>>その3はこちら

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top