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非常識な方法で圧倒的に成功した不動産会社を知っていますか?

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非常識な方法で圧倒的に成功した不動産会社を知っていますか?

スターマイカという企業をご存知でしょうか?この企業は、賃借人が住んでいるマンションを売買する「オーナーチェンジ」に特化しており高い成長を遂げてきました。スターマイカの経営で優れているのは、何と言ってもビジネスモデルです。

スターマイカは、賃貸に出されているマンションを買い集め、賃借人が退居したあとにリフォームし、それを売却して利益を上げるというビジネスを行っています。

本記事では、スターマイカのビジネスモデルがどんな観点で優れているのか、なぜそのビジネスモデルが生き延びることができたのかについて紹介します。

金融ビジネスの常識を取り入れた

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金融ビジネスの常識に、裁定取引という考え方があります。

裁定取引とは、市場間の価格の差を利用して利益をあげるつまり利ざやを稼ぐというという取引です。あるところでは、豊富に存在する商品が別の場所では珍しくなるときに価格差が生じます。例えば、日本に存在する水と砂漠に存在する水の価値は異なります。日本の水を砂漠に持っていき、売れば利益を得ることができるでしょう。スターマイカは、不動産業界でも金融の裁定取引と似たようなことが起きているということに注目したビジネスモデルを作り上げたのでした。

実は賃貸中のマンション価格は、空室のマンションと比較して平均で25パーセント安くなるそうです。しかし、マンションを買い取ったあと賃借人が退居すればそのマンションは空きのマンションと同じ価格に戻り、そのには25パーセントの利ざやがあることになります。マンションの賃借人がいつ退居するかはわかりませんが、保有するマンション数が多くなれば毎年一定の退居数を予測できます。このように、スターマイカは賃貸中は家賃収入を得て、退居後は売却益を得るという安定したビジネスモデルを作り上げました。

なぜビジネスモデルが成立したのか?

需要が一定であるようなファミリータイプの物件を集めることでリフォーム後の買い手がつきやすく、そのことがこのビジネスモデルを成立させる要因であると言えるでしょう。

さらに、不動産業界が2010年以降先行き不透明感を増し、とりわけマンション業界は、地価上昇や資材高騰などで建設コストが上昇していますがスターマイカのビジネスは価格に左右されず、取引量が重要となるため不動産市況に業績が左右されにくいです。

不動産業界のこれから

スターマイカのビジネスモデルと肩を並べるような優れたビジネスモデルの不動産のスタートアップは増えてきています。特に不動産仲介は注目の分野です。従来の不動産売買では、「売主+売主サイドの不動産業者+買主サイドの不動産業者+買主」と、プレイヤーが4人も存在していましたが、

業務もアナログな部分が多く、売主も買主も不動産業者に何回も足を運ぶ必要があるなど、大きなコミュニケーションコストがかかっていました。

そこで、ITの活用によって不要な人件費や店舗費用、車両・広告費用を削減し、仲介手数料をリーズナブルな価格で提供できるサービスが増えてきました。いわゆる「ReTech(不動産テック)」と呼ばれるビジネスモデルです。

不動産は古い業界ですが、このようにビジネスモデルを工夫することで新たな価値を提供できます。これからの不動産業界に注目です。

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