マンションジャーナル

マンションジャーナル

アメリカ人が絶対に「マンションに住んでいる」と言わない理由

マンションジャーナル最新記事

More
アメリカ人が絶対に「マンションに住んでいる」と言わない理由

「アパート暮らし」というと、日本では賃貸暮らしをイメージします。「マンション住まい」と聞けば、「持ち家かな?それとも賃貸なのかな?」と思うところでしょう。ところが、アメリカでもしあなたが「家はマンションなんだ」と言うと、相手に驚かれてしまいます。

アメリカ版「マンション」の意味

ディズニーランドにある「ホーンテッドマンション」、一度は乗ったことがあるという方多いですよね?999人の幽霊が住む洋館で、1000人目の仲間を捕まえようと待ち受ける幽霊たちのアトラクションでしたね。そういえば、ホーンテッド“マンション”ですが、建物は集合住宅ではなく、見るからに恐ろし気な石造りの洋館。日本のマンションとは全然違いますね。

実はアメリカではマンション(Mansion)は豪邸という意味なのです。ですから「私の家はマンションなの」と言うと、「私の家は豪邸なの」と自慢しているように聞こえてしまうから、気を付けないといけません。

お城↑何気ない発言が嫌味になってしまうかも?

日本でいう「マンション」はアメリカでは賃貸も分譲も併せて「アパートメント(Apartment)」と呼びます。

そして、賃貸か分譲かを区別する必要がある場合、それが賃貸ならばアパートメント・レンタル(apartment rental)と呼び、分譲であればコンドミニアム(condominium)と呼び分けます。

それではなぜ、日本ではアパートメントがマンションになってしまったのでしょうか。

その経緯を探ってみると、昭和30年代にまで話は遡ります。集合住宅として公団住宅が建てられていく中で、庶民的な公団との差別化を図るために、不動産会社が高級路線を打ち出し、そのイメージ作りのために「マンション」と名付けて売り出したことに由来しているのです。

本来の意味を無視して使っているという点で、「マンション」は和製英語といえるかもしれませんね。

他にもある?住まいの和製英語

それでは、「マンション」以外にも和製英語がないか、探してみましょう。

>>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

LDKの意味

日本では部屋の間取りを2LDKとか3LDKと表記しておりお馴染みになっていますが、これは2つ、または3つの部屋にプラスして居間と食堂とキッチンが一体になった部屋があるという意味ですね。

アメリカなどでは、このような表記は使わず、たとえば4Bedrooms+1Bathroom(4つの寝室+1つの浴室)という表記の仕方をします。

この違いはどこからきているのでしょうか?

日本はもともと和風の暮らし方だったのが、明治維新から洋風の暮らしに変わり、戦後公団住宅が出来て一気に進みました。

とはいえ、まだまだLDKが当たり前というわけではなく、キッチンと食堂が一緒で応接間が別にあるとか、キッチン、食堂、居間がそれぞれ分かれているとか様々です。

そして、その部分が購入希望者の関心事であるため、2K、2DK、2LDKというような表記をするようになっているのです。

一方アメリカではLDKがあるのは当たり前で、それよりもベッドルームがいくつあるか、そこにそれぞれバスルームは付いているのかの方が重要な関心ごととなっています。

アメリカの豪邸↑アメリカではLDKが分かれているのは当たり前

関心のある部分の違いが表記の仕方に影響しているのですね。

オートロック

「オートロックあり」とマンションの不動産広告などにありますが、これはマンションのエントランスでドアが閉まると自動で施錠される仕組みのことで、セキュリティ面で大切なシステムといえます。

実はこのオートロックも和製英語なのです。英語では、日本でいうオートロックの仕組みが付いたドアを、オートマティカリー・ロッカブル・ドア (automatically lockable door)と呼びます。でも、日本人にしてみたら、オートロックの方がわかりやすいと感じますね。

まとめ

住まいに関する和製英語についてご紹介しました。私たちが当たり前に使っていた言葉が、和製英語だったり、実際の意味とは違っていたり、面白いですね。そうなった経緯を探っていくと、住まいの歴史が垣間見えるようでそれもまた興味深いです。

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top