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民放キー局の売り上げはなんと不動産事業!?

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民放キー局の売り上げはなんと不動産事業!?

放送事業の低迷が聞こえ始めたのは、もうかなり以前のこと。そんな中、2016年3月期連結決算も出揃ったようです。内容はというと、各社とも概ね好調だったようで、減収となったのはフジ・メディア・ホールディングスの一社のみ。後の4社は増収増益となりました。理由は放送以外の事業が伸びて…ということのようです。

しかし減収となったフジ・メディア・ホールディングにしても最終利益は14.7%増益の228億円ということなんです。「放送以外の事業って何?」と疑問が出るのは当然のことですね。そこで民放キー局の収益の実態を調査してみました。

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TBSホールディングス

テレビ

「赤坂不動産」と呼ばれることもあるほど、TBSの不動産事業は有名です。三井不動産がTBSの大株主ということもあり、TBSはかなり以前から不動産ビジネスを積極的に展開してきました。2008年、1万坪を超える旧社屋跡地周辺を「赤坂サカス」として大規模再開発し、1400人収容できるライブハウス「赤坂BLITZ」、「赤坂ATCシアター」、商業施設とオフィス棟の「赤坂Bizタワー」、133戸の高級分譲マンションAkasaka The Residenceなど全てTBSが運営しています。今期の不動産部門の収益は約29億円。本業である放送部門の売り上げは大きくても番組制作費も大きいため、利益率でいうと不動産部門は稼ぎ頭。「本業の利益がゼロでも食っていける」なんてことを井上弘会長が社長当時に言ったとか…。

フジ・メディア・ホールディングス

てれび2

ここ数年は何かと醜聞にさらされているフジテレビですが、残念ながら今期の本業の決算発表はさえないものでした。しかし不動産事業は実に好調。フジ・メディア・ホールディングスは第2のTBSになりつつあると巷では言われているくらい不動産事業に力を入れています。「お台場合衆国」「お台場夢大陸」のイベント収入やグッズの販売収入の他にも、サンケイビルという子会社がビル賃貸・ビル管理、住宅などの不動産開発、商業施設や飲食店の運営など手広く展開しています。お台場の「ダイバーシティ―東京オフィスビル」はサンケイビルが管理運営しています。

日本テレビホールディングス

テレビ1

今期、最も好調だったのが日本テレビです。広告収入が伸び売上高が14.4%増、最終利益は21.1%増の368億円ということですが、不動産事業も展開しています。2010年に旧本社に近い千代田区四番町の土地約800坪を230億円で買収。このときから市ヶ谷駅から徒歩5分の抜群の場所に、1500坪の土地を手にしていました。2013年からは「麹町再開発」として本格的に不動産事業に乗り出しています。お台場や赤坂サカスに負けじと、現在着々と「日テレ大国」建設中です。2020年には地上11階、地下5階建てのスタジオ棟が竣工予定ということです。

テレビ朝日ホールディングス

てれび

テレビ朝日は音楽出版事業が好調で売上高が1.6%増、最終利益は10.7%増の121億円となりました。テレビ朝日の不動産事業は他社より目立っていませんが、実は大阪では既に成功を収めています。大阪のビジネスの中心地、中の島にツインタワーを建設中。1棟目の「中の島フェステバルタワー」は2012年に完成し、西側の「中の島フェステバルタワー・ウエスト(仮称)」は2017年春に竣工予定です。

一棟目のタワービル(地上39階、地下3階)には朝日新聞大阪本社と2700席の音楽ホールが入り、16階~36階のオフィスフロアはイタリア総領事館などのテナントでほぼ埋まっているということです。

2棟目のタワービル(地上41階、地下4階)は、26フロアのテナントオフィス、上層階にはリーガロイヤルホテルを運営するロイヤルホテルが入り、大阪最高のラグジュアリーホテルを目指すそうです。この2棟のテナント料収入は年間100億円を想定しているとのことです。

また東京銀座に建設中のビル(地上12階、地下2階)にはラグジュアリーホテルと就業施設が入り、2017年秋の竣工予定です。

まとめ

いかがでしょうか?これが民放キー局の儲けの実態です。放送事業は既に斜陽産業となり、利益率の良い不動産事業に転身を図っているようですが、「不動産を始めたら視聴率が落ちる」というフジ・メディア・ホールディングスの例にもあるように、この先益々、人々のテレビ離れが加速するのでは…?本業も疎かにしてほしくないと願うばかりです。

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