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「古いだけ」なんて大間違い!近代名建築家の世界遺産おすすめ3選

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「古いだけ」なんて大間違い!近代名建築家の世界遺産おすすめ3選

フランス人建築家で、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエが設計した東京・上野にある国立西洋美術館が世界遺産に登録されることがほぼ確実になりました。

ル・コルビュジエが設計した、国立西洋美術館など7か国の17の建物について、各国が共同で世界文化遺産に推薦していましたが、ユネスコの諮問機関ICOMOS(イコモス)が検討した結果、世界中に現代の建築の基盤を広めたことが評価され、「世界遺産に登録することがふさわしい」という勧告をまとめたことから、7月には正式に世界文化遺産に登録される見通しとなったのです。

今回は、世界遺産に登録された近代建築物をご紹介しましょう。

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世界遺産とは

2016y05m23d_120746976出典:http://1.bp.blogspot.com

国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が国際的な枠組みで、歴史的価値ある遺跡や建築物を守ることを訴え、1972年11月の第17回ユネスコ総会で、世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)が満場一致で成立され、世界遺産の登録がはじまりました。

世界遺産は大きく分けて3つの分類があります。尚、2015年の第39回世界遺産委員会までの世界遺産は世界163カ国で1,031件登録されています。

  • 文化遺産・・・普遍的価値をもつ遺跡や建築(インドのタージ・マハル、ペルーのナスカの地上絵、日本の姫路城や京都の文化財など)
  • 自然遺産・・・普遍的な価値をもつ地形や生物の多様性、景観美などがある地域(オーストラリアのグレート・バリア・リーフ、ベトナムのハロン湾、日本の富士山や白神山地など)
  • 複合遺産・・・文化と自然の両方で普遍的価値を兼ね備えているもの。(トルコのカッパドキア、メキシコの古代マヤ文明の都市と熱帯雨林保護区など)※日本には複合遺産の認定はまだありません。

世界遺産と聞くと、貴重な遺跡や大自然など、古くからあるもの、続いているものというイメージが強いですが、ル・コルビュジエの作品のように近代建築の登録も珍しくありません。

紹介!近代建築家

ブラジリア/オスカー・ニューマイヤー(ブラジル)

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2016y05m23d_120559511出典:https://images.trvl-media.com

ブラジルのモダニズムの父と呼ばれるオスカー・ニューマイヤー。彼は、1907年ブラジルの当時の首都リオ・デ・ジャネイロのドイツ系ブラジル人の家庭に生まれました。第二次世界大戦後の1952年には、ル・コルビュジエとアメリカ・ニューヨークの国際連合本部ビルをデザインしたことでも知られています。

1956年から1960年にかけて、主任設計者としてブラジルの新しい首都となったブラジリアの国民会議議事堂や外務省、大聖堂などの主要建築物の設計を行い、1987年に近代都市としてははじめての世界遺産登録となりました。

ブラジリアは人造湖であるパラノア湖のほとりにまるで飛行機が翼を広げるような形に造られており、飛行機の機首部分に国民会議議事堂があります。ニーマイヤー言うところの「自由な曲線」が多用されており、まるで未来都市に来たような錯覚を覚えます。

シドニー・オペラハウス/ヨーン・ウツソン(オーストラリア)

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デンマーク・コペンハーゲン出身の建築家ヨーン・ウツソンによって設計されたオペラハウス。ヨットの帆のような美しいデザインの建物がシドニー湾に浮かぶように建っている姿は、シドニーのシンボルとも言え、行ったことが無くても一度は写真で見たことがあるはずです。

1973年に完成したオペラハウスは、わずか34年後の2007年に世界文化遺産に登録されました。これは世界最速の登録と言われており、建造年が一番新しい世界遺産となりました。

シュレーダー邸/ヘリット・リートフェルト(オランダ)

2016y05m23d_120213826出典:http://www.linea.co.jp

1888年オランダに生まれたヘリット・リートフェルトは家具職人の父を持ち、建築家であると同時にデザイナーとして「赤と青のいす」をデザインしました。リートフェルトは、20世紀初頭にオランダで起こった芸術運動デ・スティルの中心となった人物でした。この運動は水平と垂直を重視し、シンプルな線と面を多用するというものです。

彼の世界遺産の作品、シュレーダー邸は、未亡人となったシュレーダー夫人と3人の子供たちのために設計、建築されたものでした。設計に際して、婦人からは壁を設けないようにという要望があったそうです。そのため、シュレーダーは日本の襖のような可動式の壁を設けました。

また赤・黄・青・黒などの線と面を多用したデ・スティルの代表的作品とも言われ、「赤と青のいす」を建築物に発展させたものでもあります。近代建築の傑作として、2000年世界文化遺産に登録されました。

まとめ

世界遺産に登録された近代建築家の作品をご紹介しました。7月のル・コルビュジエの世界遺産登録も楽しみです。新しいものでも登録可能ということは、これから造り出される建築物が、設計者が生きている間に世界遺産に登録されることもあるかもしれません。そんなことになったら、建築家冥利に尽きるというものでしょうね。

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