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高級マンションの「死角」!コンシェルジュサービスの光と影

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高級マンションの「死角」!コンシェルジュサービスの光と影

つい最近、歌手で俳優の福山雅治の自宅に女が侵入、その犯人がコンシェルジュだったというショッキングな事件が報道されて話題になりましたね。

今やタワーマンションをはじめ、高級マンションにはコンシェルジュサービスは定番になっています。クリーニングの取次やタクシーの手配など、様々なサービスで住人の生活をサポートしてくれるコンシェルジュ。

それだけではなく、その存在はセキュリティ面でも安心というイメージがありました。しかし今回の事件でコンシェルジュサービスの盲点が浮き彫りになり、マンションのセキュリティにおける死角が露わになりました。

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コンシェルジュの雇用形態

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今回犯行に及んだコンシェルジュは、派遣の契約社員とかパート従業員だったという報道があります。何れにしても、管理会社の正社員ではなかったようです。では、もし彼女が正社員だったら犯行に及ばなかったのでしょうか。

よく言われるのは正規の正社員と、派遣やパートといった非正規の違いは責任感の程度や有無。確かに、一部にはそういった要素があるかもしれません。しかし、非正規であっても正社員と同等、もしくはそれ以上に責任感が強い人はいくらでもいます。

実際にマンションのコンシェルジュは、正社員よりも派遣やパート、アルバイトといった雇用形態が多いのは確かです。経験やスキルの様々で、過去にホテルのコンシェルジュの経験がある人もいれば、まったく未経験で短い期間の研修を受けただけという人もいます。

スキルの高いコンシェルジュは、当然給与も高い。なので、経験豊富で優秀なコンシェルジュがいるマンションの管理費は高額になります。しかし、コンシェルジュとしての経験やスキルと、人間としての常識や良識は別物。

経験が少なくても、住人のために一生懸命仕事をしている人もいるわけですから。なので、今回の事件を引き起こした要因は雇用形態ではなく、まったく別のファクターがあると見るべきでしょう。

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重要なのは管理体制

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本来、信頼すべきコンシェルジュが合鍵を使って住居不法侵入をしてしまった。今回のケースでは、犯行動機は「福山さんのギターが見たかった」という理由だったようです。それが本当であるなら、悪質さはそれほどでもないように思われます。

そもそも、内部の関係者であるなら防犯カメラの存在や設置場所を知っているはず。目的は何であれ、不法に住居侵入すればすぐに自分に辿り着く疑われることくらい分かるでしょう。

その意味では、非常に稚拙な犯行だったといえますね。

しかし、ここで問題なのは、動機がどうであれ簡単に住人から預かった合鍵を持ち出せたことです。もし、個人的な恨みや金品を強奪する目的で侵入されたなら、大変な事態になっていた可能性があります。

管理会社の人間が簡単に合鍵を持ち出せるとしたら、外部の人間と共謀して容易に窃盗などの犯罪を実行することができるということになります。他の社員に許可を得るとか報告することなく合鍵を持ち出せる環境だとするなら、それは犯罪の温床になる可能性があります。

二重三重のオートロックや防犯カメラ、センサーなどのメカニック面でいくらセキュリティが充実していても、最終的にはそれを管理するのは人間です。セキュリティを管理する側の人間に悪意があれば、それが致命的な死角になり得るのです。

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まとめ

人を疑うというのではなく、大切なのは人の道を外すことを抑止する環境です。例えば、人目につく場所に財布を置きっぱなしにすれば、つい盗もうとする出来心を誘発する原因になります。それはある意味、罪作りな行為でもあるのです。

住人から預かった合鍵を簡単に持ち出せる環境を放置しているとするなら、それは無造作に財布を置きっぱなしにすることと本質的に変わりありません。性善説といえば聞こえは良いですが、無責任な性善説はかえって罪作りになるのです。

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