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【猫好き必見】経済効果は何と2兆3千億円?「猫付き物件」を知っていますか?

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【猫好き必見】経済効果は何と2兆3千億円?「猫付き物件」を知っていますか?

今や空前の猫ブームだそうで、アベノミクスならぬ「ネコノミクス」と呼ばれているようです。関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、2015年におけるネコノミクスの経済効果は何と2兆3千億円にも達するとのこと。

東京ディズニーリゾートにおける、年間の経済効果は約1兆円前後。東京都の試算による東京五輪の経済効果は2013年から2020年の間で約3兆円ということですから、如何にネコノミクスの経済効果が大きかわかりますね。ところで、このネコノミクスがマンション市場にどんな影響を及ぼしているのでしょう。

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猫付きマンション&猫付きシェアハウスの出現

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ペット飼育可というのは聞いたことがありますが、これは猫がいるマンションやシェアハウス。つまり、始めから猫が付いていますということ。もちろん、“ぬいぐる”みとかじゃなく、本物の生きた猫がセットになっているというのです。

これって、猫好きにはたまらないシステムですよね。この仕組を考えだしたのは、猫の保護団体である「東京キャットガーディアン」というNPO法人。ちなみに、「猫付きマンション」は同法人の登録商標になっています。

年間8万頭もの猫が殺処分されている現実

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そもそも、何故こんなことを始めたかというと、年間8万頭も殺処分されている猫たちを救う仕組みを作るためだとか。2014年12月の時点で、東京キャトガーディアンが新しい買い主に譲渡した猫は4,000頭を超えたそうです。しかし、それでも8万頭には遠く及ばない。そこで少しでも猫の引き取り手の裾を広げるために考えだしたのが、猫付きマンション&猫付きシェアハウスというわけです。

猫付きマンションの仕組みは?

基本的な仕組みは単純で、猫と暮らしたい入居者、猫の保護に理解がある大家さん、猫の里親を増やしたい東京キャットガーディアンが、それぞれウィン・ウィンになれるシステムを構築したということです。

どうも、猫好きが殺到して予約待ちになっている物件も多いようですよ。猫が好きで大家さんに内緒でビクビクしながら猫を飼っていた人も、ここなら正々堂々と猫と暮らせるわけですから人気になるのも頷けます。

まずは大家さんに向けて、東京キャットガーディアンが運営する「しっぽ不動産」というサイトに登録することを促します。大家さんのメリットは、何といっても入居率のアップでしょう。

もれなく猫がついてくる部屋、これって猫好きには魅力的なセールスポインであり、結果として高付加価値の物件になります。大好きな猫と一緒に暮らせる、それだけで入居を希望する人もいるでしょうからね。

入居者は誰でも良いというわけではなく、東京キャットガーディアンの面接を受ける必要があります。面接をクリアすると相性の合う猫と「預りボランティア」として一緒に暮らすという段取り。このシステムを利用するにあたって幾つかの条件があるので、詳しいことはHPで確認してください。

殺処分される猫の命を救うという人道的な意義と、社会貢献に一役買うという意識が大家さんや入居者を後押しするのでしょう。今後は、このシステムをフランチャイズ化して全国に広めていく予定だそうです。

今後は益々猫の需要が高まる?

厚生労働省の2014年「国民生活基礎調査の概況」のデータでは、単独世帯が1,366万世帯で27.1%、夫婦のみの世帯は1,174万8千世帯で23.3%、となっています。両方合わせると50.4%になり、全世帯の半数を超えます。

日本社会における単独世帯は徐々に増え、その属性は多様化しています。単身世帯というと、結婚前の独身者を想像しがち。でも今の世の中そんなに単純ではなく、結婚前の独身というのではなく、結婚をしないで独身でいることを選択した人も少なくありません。

そして最も危惧されているのが、高齢者の単身世帯でしょう。俗にいう、独居老人ですね。多くの場合、自ら望んでというより結果的に一人になったというケース。であれば、寂しさは人一倍ですよね。

最近は敢えて子供を持たないDINKSというワードが盛んに使われるようになっていますが、夫婦のみの世帯には子供が巣立った後のシルバー世代も含まれています。これらの世帯に共通しているのは、子供がいないこと。その結果、心の隙間を埋めて癒やしてくれるペットと暮らしたいという欲求が強く現れる傾向があります。

動物好きにとって、ペットは心を癒やしてくれる大切な家族なのです。一人暮らしや子供のいない夫婦のみの世帯では、心の隙間を埋めてくれるペットは理屈抜きで愛おしい存在になります。

基本的に猫は散歩の必要がなく、身繕いも自分でするので犬ほど手がかかりません。なので、猫は高齢者にとっても飼いやすいペットといえます。犬のように従順ではなくマイペースで自由奔放ですが、時折甘えてくる仕草が何とも可愛い。それが猫の魅力でもあり、放っておいても平気なので人間にとっても気楽な存在です。

単独、夫婦のみの世帯は全世帯の半数を占め、今後も増え続けると考えられます。そして比較的ペットの需要が高い世帯ですから、猫の需要が今以上に高まる可能性は十分あるでしょうね。

まとめ

不動産の個人投資も増え、賃貸市場は供給過剰で競争は激しくなっています。そこで、入居者獲得のために猫付きをセールスポイントする。その結果、多くの猫の命が救われる。それはそれで、意義のあることなのでしょう。

しかしその一方で、大義名分を掲げて猫を商売の道具に使うのは如何なものかという批判もあるかもしれません。しかし、猫に癒やされたいと思う人が増えているのは確か。

色んな価値観があるので、意見は様々でしょう。しかし最低限、近隣に迷惑をかけないこと、そして猫の尊厳を大切にすることは忘れないで欲しいですね。猫は愛くるしく可愛いペットではありますが、決して人間の玩具ではありませんから。

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