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今やキッチンはオープン型が主流?本当の使い勝手を徹底検証!

今やキッチンはオープン型が主流?本当の使い勝手を徹底検証!

最近の高級マンションのモデルルームを見に行くと、よく見かけるのがオープンキッチン。デベロッパーの担当者に尋ねると、訪れる人の感触は頗る良いとのこと。リビングダイニングを見渡せ、料理しながら家族と会話できるというのがその理由のようです。

では、何故オープンキッチンが主流になっているのか、その背景に何があるのか。そして実際にその使い勝手はどうなのか、オープンキッチンのメリットとデメリットについて検証してみましょう。

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キッチンをオープン型にする販売側の思惑

オープンキッチン1↑オープンキッチンは見栄えが良い

販売側は如何に売るかが主眼ですから、顧客が喜ぶ仕様に着眼するわけですよね。なので、まずは見た目の良さが大事になります。オープンキッチンの最大の売りは、開放感がありリビングダイニングにいる家族と一体感があること。そして、キッチンがリビングダイニングとつながっているので、同じ面積でも広く見える点でしょう。

ご夫婦で購入を検討する場合、最終的な決定権はご主人というケースが多いのですが、大概は奥様の意向が強く反映されます。そして奥様が最も念入りにチェックするのは、やはりキッチン。なので、実質的な決定権を持つ奥様の心を掴むために、キッチンの機能や見栄えにこだわるわけですね。

しかしここで注意すべき点は、その場の雰囲気に流されないこと。実際に生活し始めると、モデルルームのようなわけにはいきませんからね。チェックポイントは収納と作業スペース、そして動線です。

販売側は、なるべく広い居住空間にしたい。そこで犠牲を強いられるのが、キッチンスペースなのです。オープンキッチンは一見LDK全体が広く見えますが、実際にキッチンの作業スペースや収納を考慮してあるかというと、一概にそうとも限らないのです。

オープンキッチンが主流になった背景

料理↑どうしてもキッチンは生活感が出る

今も昔もそうですが、キッチンは家の中で最も生活感がにじみ出るスペース。調理後の汚れや生ごみ、洗い物など、常に整理して綺麗に保つには大変。なので、一昔前のキッチンは生活感を隠せるクローズド型が主流でした。

主婦からすれば家の中で最も他人に見られたくスペースなのでしょうが、近年は手間いらずの先進設備の普及が進み、キッチンを綺麗に保つための手間が大幅に軽減されました。代表的なのが、下記の設備です。

  • 生ごみを粉砕して流せるディスポーザー
  • 食後の後片付けの手間を省いてくれる救世主、食器洗い乾燥機
  • コンロのお手入れが楽なガラスパネル、IHクッキングヒーター

それと、「24時間ゴミ出し可」というマンションが多くなり、キッチンにゴミを置いておかなくて済むというのも大きいですね。しかしオープンキッチンで上記の機能がないと、綺麗に保つのにストレスが溜まることになるかも。

なので、オープンキッチンの物件を選ぶ場合は、上記のような機能の有無を確認しておいた方が良いでしょう。もちろん、リノベーションでオープンキッチンにするなら、必須アイテムということになりますね。

対面式とオープンキッチンの微妙な違い

カウンターキッチン3↑厳密に言うと対面型とオープン型はタイプが異なる

まず、対面型イコール、オープン型キッチンということではありません。リビングダイニングに向いている点は同じなのですが、対面型は手元を隠す天板からの立ち上がりや吊り戸棚がありますが、オープンは天板がフラットで吊り戸棚もありません。

オープン型は見た目がすっきりしていて開放感がありますが、その反面でキッチンの状態が丸見えになってしまいます。なので、常に整理しておかないと、訪れた人に見られたくない生活感を晒してしまうわけです。

それと、吊り戸棚がなく開放感があって見た目がすっきりしている分、収納が少ないというデメリットが生じます。ですので、背面に戸棚を設置するとかパントリーを設けるといった工夫がなされているケースがあります。

収納と作業動線

9↑見た目よりも実際の使い勝手が大事

新築のモデルルームは家電や小物などのアイテムが綺麗にレイアウトされ、中古の内覧ではリフォーム&リノベーションされた生活感のない状態。実際に生活してみないと分からないこともありますが、生活シーンをイメージすることは大切です。

まずは収納ですが、オープンキッチンでは天板の上に調味料や洗剤など雑多に置いておけません。綺麗に整理する工夫も必要ですが、そのためには天板の材質や広さは意外と重要。シンクとコンロ間の作業スペースは広めでないと使いづらくなります。ちなみに、丈夫で手入れしやすい天板の材質は人工大理石ですね。

鍋やフライパンなどの調理器具、そして缶詰や小麦粉、乾燥麺などの保存食品の収納スペースのキャパは実情にあっているかのチェックも大切です。そして、キッチンの収納については、作業動線と密接な関連があります。

吊り戸棚がない分、背面の棚でカバーできるのか。あるいは、別に棚を置けるスパースがあるか。その場合、作業する際の動線やスペースが確保できるかといったことを、頭の中でイメージしながらチェックしておく必要があります。

慣れもありますが、最低限の収納力と作業スペースが確保されていないと非常に使い勝手の悪いキッチンになってしまいますからね。パントリーや床下収納があるのが理想ですが、マンションの場合は二重床構造でないと床下収納は設置できません。

まとめ

オープンキッチンは開放的で見た目が良いのですが、快適に使うためには一定の条件を満たしている必要があります。流行りだからといって、収納や作業スペース、動線を確認しないで安易に飛びつくと、使い勝手が悪いと後悔することになりますので要注意ですよ。

著者について

マンションジャーナル編集部TAKAHASHI
不動産ライター。元不動産会社勤務。長年の業界経験を生かし、かしこいマンションの選び方から不動産投資、住宅ローンなど幅広いテーマで執筆中です。

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