マンションジャーナル

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【内廊下の罠】ホテルライクなマンション内廊下のデメリットとは

【内廊下の罠】ホテルライクなマンション内廊下のデメリットとは

最近、タワーマンションでよく見かける内廊下。広告には、「ホテルライクな高級感」と謳ってありますよね。大概の場合、広告には良い事しか記載されていません。では、内廊下にはどんなデメリットがあるのでしょう。ということで、今回は内廊下の具体的なデメリットをご案内しましょう。

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内廊下はコスパが低い

ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン21↑高級マンションやタワーマンションの代名詞でもある「内廊下」

確かに内廊下はホテルのような高級感があり、プライバシーを保てます。それに、天候の影響を受けずに済むというメリットがあります。でも「ホテルライク」というけど、高級ホテルと格安のビジネスホテルじゃ大違い。デザインや内装の仕様、広さなどで高級感は違ってきます。

高級感を醸し出すには、それなりのコストを掛ける必要があります。そして新築時はそれなりに綺麗ですが、それを維持するためにランニングコストが掛かることを忘れないで下さい。つまり、建設コストが高ければ物件価格が上がり、ランニングコストが掛かる分だけ管理費や修繕積立金が高くなるわけです。

ブリリアマーレ有明タワー&ガーデン7↑高級感を保つ為にはコストがかかる

日々のメンテナンスや空調・照明などの費用、そして高級な仕様であるほど修繕時に部材や施工の費用が膨らむことになります。もし格安のビジネスホテル程度の内廊下で、しかも管理費がそれほど高くないということなら、10年もしないうちに見すぼらしい姿に変わり果てる可能性があります。屋内にあるが故に、汚れや傷みは目立ちますからね。

ホテルと違ってマンションは生活の場

家族

大概の場合、内廊下のマンションでは玄関扉の開け放ちは禁止されています。それと、玄関前に荷物を置くことが禁止されているなど色々と制約が多いのです。濡れた傘を玄関先に置くのはNGとか、ほんの僅かでもベビーカーを玄関前に置くだけでクレームが付くことがあります。

そして内廊下のデメリットとしてよく指摘されるのが、通気性の悪さ。通気には入口と出口が必要ですから、一面しか開口がない場合は玄関を開けて通気するしかありません。もし外気を入れて換気したいなら、少なくとも違う方向に2面以上の開口が必要なので、角部屋を選択するしかありません。

通気の問題↑通気の問題は要注意

玄関扉を開け放ってはいけないということなら、開口が面の住戸では、風を通して換気ができなくなります。その場合、住戸内で換気扇を回すしかなくなります。もしこのルールを破って好き勝手に玄関を開け放ったら、どういう事態が起きるか想像してみてください。

たとえば、ニンニクなどの香りの強い材料を使った料理をしている時に玄関を開け放てば、廊下中にその匂いが充満することに。それでは、ご近所に迷惑をかけることになります。

基本的にホテルの居室で料理することはありませんが、生活の場であるマンションで料理するのは日常のこと。外廊下であっても料理中に玄関を開け放てば匂いは外に漏れますが、充満したままということはありませんよね。

それに外廊下であれば、廊下に面した窓が設置されたケースがあるので玄関を開けなくても風を通して換気ができます。もし換気扇でしか換気できないということだと、その分だけ電気代が高くなります。不便でもあるし、生活のランニングコストも高くなるというわけですね。

火災時の安全面

火災時の被害で多いのは、火傷ではなく煙によるもの。内廊下は密閉状態ですから、火災時にトンネル効果で煙や有毒ガスが充満しやすくなり被害を大きくする可能性があります。それに内廊下だと開口が少ないので、避難や救助する際の経路が限定され犠牲が多くなる可能性もあるのです。

まとめ

今回は敢えて内廊下のデメリットを列挙しましたが、もちろん内廊下ならではの良さもあります。ただひとつ言えるのは、内廊下のマンションを選ぶなら価格が高いことを覚悟するべきということですね。

幅や高さが充分に確保されていないと圧迫感があり、照明が不十分だと薄暗く陰気になります。そして空調設備がないと湿気や様々な臭いが気になり、特に夏場は不快な思いを強いられるでしょう。内廊下で価格が割安な物件はそういった懸念があるので、設備や管理費などのコスパを良く吟味して選んでください。

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