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今回の熊本地震が今後の住宅市場に与える影響とは?

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今回の熊本地震が今後の住宅市場に与える影響とは?

東日本大震災から5年の月日が流れ、人々の記憶が少しずつ薄れてきた時に起きた今回の熊本地震。多くの人の頭の中に、阪神淡路や中越、そして東日本における震災の記憶が蘇ったのではないでしょうか。

まさか九州の熊本で、そう思った人も少なくないでしょう。しかし振り返ると、東日本大震災の時も同じようなことを言っていたような気がしませんか。まさか東北でこれほどの地震が起きるとは思っていなかったと。

多くの専門家たちは後付で科学的な必然性を説明していましたが、結局のところ地震予知の難しさを露呈したに過ぎませんでした。そして日本全国、何処で大地震が起きても不思議ではない。つまり、誰もが被災者になる可能性があるということです。

住宅選びの基準がシビアになる

何れの大震災でもそうでしたが、購入したばかりの戸建住宅やマンションが全半壊した例が多くありました。今回の熊本地震でも同じ事が起き、住宅ローンを抱えて途方に暮れている方も少なくありません。

その姿を見ると、誰もが住宅購入を躊躇ってしまうのではないでしょうか。そういった消費者心理が、少なからず市場に影響を与えるのは十分予想できることです。とはいえ、賃貸で暮らしていれば安心というわけでもない。

ならば今後住宅を購入するとしたなら、どんな物件を選べば良いのか。今回の熊本地震の影響を受けて、物件の選択基準が変わる可能性があります。まず誰もが考えるのは、地震に強い地域は何処なのかということ。そして、地震に強い構造の住宅であるかどうかに、今まで以上にシビアになるでしょう。

人気エリアが様変わりする

現在はかなり詳細なハザードマップがあるので、おそらく多くの人がそれを参考にするでしょう。となると、これまでの人気エリアの構図が様変わりすることが予想されます。東京五輪の影響もあって今まで湾岸エリアに人気が集中していましたが、埋め立て地という脆弱な地盤や津波を心配して敬遠されることが考えられます。

そして東京23区の中で練馬区は比較的地盤が堅いと言われており、練馬の駅近で生活の便が良いエリアに人気が出る可能性もありますね。現在でも人気のある港区、渋谷区、世田谷などの高台で地盤の強いいエリアには、更に人気が集中するでしょう。

資産価値のプライオリティが変動する

住宅の資産価値におけるプライオリティは、まずは立地。まずはともあれ、駅近というのが重要。そして、周辺に商業施設や公園などが充実しいていて生活の利便性が高いこと。この構図事態に大きな変化はないでしょうが、今後は強い地盤であることに加えて耐震や免震といった地震に対する耐性のプライオリティが上にくるでしょう。

普通に考えて、木造より鉄筋コンクリート造の方が強度は高い。しかし、あまり高層だと避難する際に心配がある。となると、硬い地盤の高台にある低層マンションが一番安心で、資産価値も高いという理屈になりますね。

まとめ

今も尚東日本の復興が続く中で起こった熊本地震、被災された方々のために迅速な復旧復興が最優先。供給過多にある首都圏の住宅建設を止めてでも、被災地へ資材と人材を集中させる必要があります。首都圏の住宅は足りているのですから、今は足らざるところにエネルギーを注ぐべきではないでしょうか。

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