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【公立進学組】子供の教育を見据えた住まい探しのポイントとは

【公立進学組】子供の教育を見据えた住まい探しのポイントとは

結婚や出産、引退など、長い人生の中でマンション購入を考えるタイミングはいく度かあります。お子さんの小学校入学を機に、教育環境を考えてマンション購入を検討するという方も多いです。

いじめや校内暴力、モンスターペアレントとのトラブルがニュースやネットを賑わす今、できれば環境が良く荒れていない小学校がある地域に住まいを構えたいと思うのはもっともなことです。

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孟母三遷の教え

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中国戦国時代の儒学者である孟子とその母親の有名な話があります。

孟子が子どもの頃、最初は墓場のそばに住んでいました。しかし、孟子が葬式ごっこばかりしているので母親は悩んで、次は市場の近くに引っ越しました。今度は孟子が商売の駆け引きのまねばかりするので、母親は学校のそばに引っ越します。すると、孟子は学校ごっこをはじめ、礼儀作法などをまねするようになり、3回目の引っ越しで母親は安心しその地に落ち着いたという逸話です。

母親の教育熱心さ、子どもの教育のためには良い環境を選ぶことが大切であるという教えは、今の時代にも通じるものがあります。

公立中学?私立中学受験?夫婦で話し合いましょう

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評判が良い小学校、具体的にはどんな小学校でしょうか。広い校庭、設備の整った新しい校舎、地域に子どもが多いエリアといろいろ挙がってきます。さらにプラスする要素を考える時、まずは夫婦で子どものこれからの教育方針をよく話し合ってみることも大切です。今後どのように子どもを育て、進学させたいかで、良い小学校の意味が少し変わってきます。

東京都教育委員会が公表した平成26年3月の都内の公立小学校卒業者は、93,868人。

この卒業者のうち、都内の公立中学校への進学者は 76,492 人で進学率は 81.5%。私立中学校への進学者は 15,386 人で16.4%となりました。前年度と比較すると、都内の公立中学校への進学率は 0.3 ポイント減、私立中学校への進学率は0.5 ポイント増となりました。

この比率は、40人クラスで6~7人が私立中学に進学するという計算です。しかし、これは都全体の平均であり、23区で見てみても区によってばらつきがあります。たとえば千代田区は約4割が私立中学に進学していますが、江戸川区では1割にとどまっています。同じ区内でも、中心駅に近い小学校と、駅から離れた小学校では中学受験率は違ってきます。

さて、お子さんの中学は地元の公立中学でしょうか?それとも中学受験をさせますか?

小学校入学の段階で、中学受験をさせるかどうかまでは決められないという家庭が多いと思います。

しかし、親である皆さんが、「公立中から都立高校へ進んだが、共学で自由な雰囲気が楽しかった」と思っていたり、「都立トップの日比谷や西に進学して、難関国立大学にチャレンジして欲しい」と考えるのなら、子どもも自然と公立中学進学へとなるのではないでしょうか。

一方、「自分も中学受験をしたので、ぜひ子どもにもチャレンジしてもらいたい」とか「父親の母校の私立にぜひ中学から入れたい」「大学付属の中学に入れ、大学受験を気にせずのびのびと過ごさせたい」と考えるのなら、中学受験を考えるでしょう。

公立進学か中学受験かで、微妙に良い小学校の要素は変わり、住まいのエリアの選択にも違いがあります。まだどちらかわからない、という方も参考にご覧になってみてください。

公立中学へ進学する場合の小学校選び

東京23区には、通学区域が決められ住んでいる場所で小学校が決まるところと、通学区域以外のエリアの学校も選べる選択制を取り入れているところがあります。ただ、選択制の場合でも通学区域内の家庭が優先で、残りの枠を学区外から抽選で埋めるところがほとんどです。抽選ではずれてはたまりませんので、希望の小学校があればその学区内に住まいを定めておく方が安心です。

選択制の区では、人気の小学校は秋になると区の教育委員会の広報ページに抽選結果が出るので、前年度の発表を見るとわかります。多くの希望者がいて抽選結果が高倍率なところは、評判の良い小学校と考えていいでしょう。

また、近所の小学生をお持ちの方や、保育園や幼稚園の同じ学年で上に兄弟がいる保護者などから生の情報を集めるのも大切です。

実際に聞いた話をいくつか紹介します。

  • A校は荒れているが、荒れている学年が来春卒業してしまえば落ち着くからあまり心配しなくていい。
  • 昨年まで人気だったB校が定員割れを起こし、その隣の学区のC校が人気で高倍率になった。なぜかと在校生の保護者に聞いてみると、B校で問題が起きていた。
  • しかし、C校人気でわんぱくな子どももC校に集まった結果、今度はC校が授業崩壊しているようだ。前年度問題が起きたB校の方は、先生方の努力と少人数教育のお陰で安定している。来年はB校がおすすめかも。

学校が荒れるという現象の多くは一過性です。問題が起これば、教育委員会や学校の先生方が積極的に対策を取りますし、その学年が卒業すれば終わることもあり、ずっと続くということはありません。

そういう一過性の問題で評判が上がったり下がったりするのではなく、長年にわたって評判が良い小学校であれば、安心して通わせられます。そういう学校のある地域を選ぶということも大切です。

では、どんなことに気を付けて小学校を選べばいいのでしょうか。設備面以外の、少し違った視点からご紹介します。

小学校選びのポイント

地域が学校を見守り育てているか

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いくら評判の良い先生でも、先生は公務員で異動があります。生徒も6年で卒業していきます。そう考えると、ずっと変わらず小学校を見守り続けているのは地域です。地域の力が強い小学校は、一過性でなく良い学校という評判を得ているところが多いです。

千代田区にある8つの公立小学校はどこも評判が良く、人気小学校が多くあります。そのうちの外神田地区と呼ばれるエリアにある小学校の例を紹介します。

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地域の大人達も代々その小学校を出ているので、小学校への関心がとても高いです。このエリアは神田祭のお膝元で、江戸っ子の土地柄ですから、近所の公園で危ない遊びをしている子どもがいると、見かけた地域の大人がすぐに叱ってくれ、学校にもすぐ通報が行くそうです。昔は町内に必ずいたうるさい頑固おやじが沢山いて、見守ってくれているようなところがあるのです。

2年に1度の神田祭では、子ども達も各町会の子ども神輿を担ぎ、学校行事やPTAのイベントには多くの町会長が顔を出し、普段から地域と学校の連携がしっかりとできています。このような地域であれば、地域で学校を見守り子どもを育てるという雰囲気ができており、小学校の評判も良いのでしょう。

放課後スクールや校庭開放、学童保育など、子どもの居場所が作られているか

共働き家庭が増えた今、学校が終わって子どもがひとりになる時間が多くなると、その分犯罪に巻き込まれる危険性が増して心配です。学校として地域として、放課後の子どもをひとりぼっちにしない取り組みを行っているかも知っておくことは大切です。

上に良い中学校があるか

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その小学校から進学する公立中学が、しっかりした進学実績を出している落ち着いた中学校であるかも大切なチェックポイントです。

中学受験率が高い小学校は避けた方がいい?

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中学受験をせずに、公立中学に進学させる方針の場合、中学受験率が高い小学校は避けた方がいいのでしょうか?

その答えを見つけるために、まずは中学受験が盛んな小学校には2通りの事情があることを知っておきましょう。

①同じ学区の中学校の高校受験の結果があまり良くなく、また荒れているという評判があるために、そこに入れるのを回避するために中学受験をする家庭が多い。

②同じ学区の中学校も悪くはないのだが、区の大きなターミナル駅近くのエリアで進学塾も近く、また私立中学にも通学しやすい立地である。近くに公務員官舎などがあり、教育熱心な家庭が多いこともあって中学受験が盛んである。

もし、①のように上の中学の悪い評判が聞こえてくれば、小学校入学後、公立中学に進学のつもりでいたのに不安になって中学受験に方向転換せざるを得なくなります。②のような中学ですと、「中学受験が不合格でも、地域の中学に行けばいい」と考える家庭も多く、受験組と公立進学組の間に垣根が出来るような心配はありません。

公立中学進学を考えるのなら、①のような小学校は避けた方がいいですが、②のように上にある中学の評判が良ければあまり気にすることはないかもしれません。

まとめ

小学校入学を機に住まい探しをする場合に、参考にしてほしいチェックポイントをご紹介しました。今回はそのまま地域の公立中学に進学する家庭を想定してまとめてみました。もし、私立中学を受験する場合は、これにさらにプラスして留意しておきたいポイントがあります。これについては次回ご紹介します。

通勤の便利さ、暮らしやすさなどから、このエリアが良いとある程度候補が定まったら、各自治体の教育委員会のウェブサイトなどからさらに情報を得てみましょう。公立の小学校、中学校では学校説明会や授業公開を行っています。購入決定前に、その学区の小学校に足を運んでみてもいいのではないでしょうか。

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