マンションジャーナル

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中古マンションは、工夫次第で“サステナブル社会”に大きく貢献する資源になる?

中古マンションは、工夫次第で“サステナブル社会”に大きく貢献する資源になる?

マンションジャーナルの読者の皆さんは、「サステナブル」という言葉をご存知でしょうか。簡単に言うと「持続可能」ですから、「サステナブル社会」は、持続可能な社会ということになりますね。

私達が住んでいるこの社会は、子どもたちの将来のためにも持続可能でなければいけません。では、マンション市場という観点で「サステナブル」を考えた場合、日本の現状はどうなのか、そして消費者は具体的にどういう意識を持つべきなのでしょう。

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マンションのサステナブルに関しては、日本は三流の後進国

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日本の建設技術は世界でもトップクラスで、地震国ということもあって耐震や免震といった技術レベルは特に高いものがあります。この点においては一級の先進国であるのは間違いないのですが、ご存知のように欧米に比べて日本の中古住宅の流通市場は極端に少なく、根強い新築志向が中古市場を三流のままにしています。

新しく高品質のマンションを建設する技術は一流だけど、古いものを大切にして活用する感性は三流というわけですね。人口減でパイの大きさが小さくなっているにもかかわらず、新しくマンションを建て続ければ、古いマンションが余るのは目に見えています。

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それで、果たして継続可能な社会を構築できるのでしょうか。空き家問題は解決するどころか、年々その数が増えて益々深刻化しています。実は戸建てより集合住宅の空き家の方が多く、マンション市場においても大量消費、大量廃棄という流れが続いているのです。

こういった現状に至った責任は国や建設、不動産業界にもありますが、新築志向から脱却できずにいる消費者にも責任の一端があるのではないでしょうか。そろそろ住宅に対する価値観を見直し、サステナブルという観点で中古マンションの有効活用を真剣に考える必要があります。

このままでは、トップレベルの技術は宝の持ち腐れ

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この国は世界に冠たる技術を持ちながら、その感性の貧弱さ故に中古住宅の活用に関しては三流の後進国に甘んじているのです。その結果、何が起きるのか、それを予想して苦慮している人はほんの一握り。そして、具体的に対策を立てて行動に移している気配がないのが現実です。

空き家の存在が大きな社会問題に発展してからでは、それを収拾するためのコストが必要以上に膨らむことになります。将来に膨大で無駄なコストを払うくらいなら、今のうちに優秀な頭脳と高い技術力を活かして、中古マンションに新たな価値を与えて活用する方が安上がりではないでしょうか。

せっかく高い技術力がありながら、それを持続可能な社会の構築に役立てられなければ、それこそ宝の持ち腐れになってしまいます。近年は、リノベーションによって古いマンションを再生させて新たな付加価値を創造するケースも増えてきました。徐々に中古マンションに対する見方が変わり中古市場に変化が生じていますが、今後は更に消費者が「サステナブル」的視点で住宅を考えることが市場に活力を与えるために必要です。そしてそれが、トップレベルの建築技術をサステナブル社会構築のために活かすことに繋がるのではないでしょうか。

マンションは集合住宅という概念を外して考える

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そもそも、マンションは集合住宅として建設されたもの。しかし、それは住宅の需要があるという前提の話です。現在のように少子高齢化が進み人口が減少傾向にある社会では、新たなマンション建設は過剰生産以外の何物でもありません。

立地が良く、敷地に余裕のあるマンションを高級マンションに建て替えることは誰もが考えることで、実際にそういった事例もあります。しかし、そういう恵まれた環境にあるマンションばかりではありません。所有者に見放され、老朽化してスラム化する可能性があるマンションをどうするか。そういった問題を抱えた中古マンションを、有効活用する方法を模索する必要があります。

であるなら、古くなったマンションを住宅以外の社会インフラとして捉えてみるのも一つの考え方ではないでしょうか。住宅としての需要はなくなっても、他の用途であれば需要を見込めるかもしれません。

そのエリアで不足しているものは何か、そこに中古マンションを有効活用するためのヒントがあるのでは。継続可能な社会のために必要不可欠なインフラ、それに転用できれば新たな価値を創造できるではないでしょうか。そしてそこに、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

まとめ

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空き家問題は個々の事情や法令などが複雑に絡み合い、簡単に解決できるものではありません。建設、不動産業界にしても、生き残るために過剰生産と知りつつも新築物件の建設を止めるわけにはいかないでしょう。

しかし、継続可能な社会であるためには空き家問題を何らかの形で解決し、大量生産大量廃棄の流れを変えていかなければなりません。そのために必要なのは、昔の日本人が持っていた物を大切にする価値観。それが、「サステナブル社会」を構築する上で、もっとも重要な“核”であり本質ではないでしょうか。

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