マンションジャーナル

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世界が驚く、日本の住宅の知恵とは

世界が驚く、日本の住宅の知恵とは

狭い国土に沢山の人が暮らす日本。四季がはっきりとして、じめじめとした梅雨があり、夏は蒸し暑く冬は寒い。この四季の変化に順応し暮らしを営んできた日本人ならではの知恵を、日本の伝統的な家屋から見ることができます。

靴を脱ぐ暮らし

高温多湿の日本は雨が多く湿度も高いので、家屋の床を上げて湿気が下から抜けやすいように工夫しています。また、雨でドロドロの外履きのまま家に入れば、すぐ家は汚れて傷んでしまいます。そこで、住宅の段差の部分で靴を脱いでから家に上がる、履物を脱ぐ生活スタイルが出来上がりました。

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土の壁

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日本の古い家屋は木と紙と土で出来ていました。この土は土壁のことをいい、竹を組み合わせて造った格子状の枠に4層から5層の土を上塗りして造ります。夏涼しく冬暖かく、呼吸をして調節をする壁で、蓄熱、調湿、防音、防火に優れていると言われています。

畳の部屋

日本の住宅7

畳の生活は日本が持つ独特の文化です。古代には莚(むしろ)や茣蓙(ござ)などの薄い敷物を使い、それを不要な際は畳んで隅に置いていたことから、畳という名前になったと考えられています。現代の畳の元が出来たのは平安時代と言われており、最初は板の間の一部にクッションのような役目で敷かれていましたが、室町時代には書院造の建築が生まれ、畳を敷き詰めた部屋が作られるようになりました。

畳は乾燥させた稲の藁を圧縮して板状に加工した藁の畳床に、い草を織った畳表を縫い込んで造ります。稲藁にはクッション性や保湿性などの特長があり、また稲作の不要物を有効利用でき、日本人らしい知恵の産物とも言えます。

薄い敷物よりも費用はかかりますが、裏表を返して長く使うことができ、表替えと言って畳表だけを新しくすることも可能です。畳の部屋は、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるので、日本人の生活に馴染みました。最近では稲作の減少、また稲藁にダニ等害虫が発生することもあり、人工的な材料を使うようになっています。

最近では、畳のない家も増えてきていますが、畳の上に大の字に寝転がるあの開放感を知らない子ども達が増えるのは残念な気もします。

多目的に使える和室

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この畳の部屋に昼間は折り畳み式のテーブルを出し、畳に座って食事をしたり、家族が集まって団欒をし、勉強をしました。そして、夜になるとテーブルを畳んで片付け、かわりに押入れから布団を出して敷いて寝室として使いました。1つの部屋をこのようにダイニングとして、居間として、寝室として使うことで、狭い家でも家族が快適に暮らすことができました。

風呂好き日本人

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日本人の風呂好きは有名ですが、広い浴槽にゆったりと浸かるあの快適さは、一日の疲れを吹き飛ばしてくれますね。日本人の入浴法は海外と違い、浴槽の中で身体を洗うのではなく、洗い場で洗ってから湯に浸かるので、家族交代で同じお湯を使うことができ、お湯を節約し無駄を少なくしています。

古来、日本では神道で大切な祭祀の前に川や滝で水を浴びて体をきれいにする習慣があり、また高温多湿で汗をかきやすいことからお湯や水で身体を清めることが好まれたようです。中国の古い文献でも日本人の清潔好きが書かれていました。

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江戸時代以前には蒸し風呂式の公衆浴場がありましたが、これに行水という桶やたらいにお湯や水を入れて、それを浴びて身を清める方法が混ざり、江戸時代になるとお湯に浸かる方式の公衆浴場(湯屋、銭湯)が生まれました。江戸は火事が多かったので、一般庶民が風呂を持つことは禁止されており、家に風呂が作れるのは一部の特権階級の人たちだけでした。ですので、公衆浴場は一般庶民に大人気となり、休憩ができる2階の座敷が庶民の社交の場ともなりました。

戦後になって、一般家庭でも内風呂を持てるようになりましたが、それに伴い銭湯の姿が街から段々消えていったのは淋しいですね。日本人の風呂好きのお陰で、今もお風呂はどんどん進化しています。ジャグジー風呂、浴室テレビにミストサウナ、冷めにくい浴槽やひやっと冷たく感じない快適な床など・・・。お風呂好き日本人だからこそ生まれた様々な機能、嬉しいですね。

まとめ

日本の住宅5

いかがでしたか?日本の伝統的な家屋から見えてくる、日本の風土に合った暮らしと日本人ならではの知恵。今の新しい建築に取り入れられているものも沢山あります。次の世代にも、忘れずに伝えていきたいですね。

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