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都心で不思議な現象が起きている?40㎡の2LDKが飛ぶように売れる背景とは

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都心で不思議な現象が起きている?40㎡の2LDKが飛ぶように売れる背景とは

マンションで40㎡というと、普通は1LDKか広めのワンルームといったところでしょう。40㎡を2LDKにすれば、窮屈な間取りになってしまうのでは?きっと、誰もがそう思うのではないでしょうか。しかし都心では、そんな間取りの新築マンションが好評とのこと。では、そんな狭苦しいマンションにどういう人が、何を求めて住むのでしょうか。

広さを犠牲にしても譲れない条件とは

専有面積が40㎡というマンションは、単身者用というイメージがあますよね。ところが、40㎡で2LDLの狭小マンションを購入しているのは、夫婦と子供一人、もしくは敢えて子供を作らないDINKSといった若い世代のファミリーなのです。

彼らには共通したマンションに求める条件があります。それは、新築で都心の駅近であること。都心の利便性とステータスだけは、絶対に譲れないらしいのです。お金に余裕があるならタワーマンションを選択するでしょうが、そんな人ばかりではないのが現実。限られた予算で都心の新築にこだわるなら、住空間の面積を犠牲にするしかないということのようです。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

いまどきの若い世代におけるライフスタイルと価値観

彼らが都心にこだわるのは、生活に必要な要素のすべてが整った利便性。仕事や遊びにおけるアクセスの良さはもちろん、ありとあらゆる施設が都心にはありますからね。徒歩5分圏内に何件も飲食店やコンビニがあるので、大きな冷蔵は必要ない。親戚や友達が遊びに来て食事するにしても、近所に色んなお店があるので多様なチョイスができるではないですか。もし来客が宿泊するなら、近くのホテルを利用すれば良い。その方が、お互いに気を使わず快適に過ごせるという考えなのでしょう。確かにそう考えれば、自宅に客間は必要ありませんからね。

そもそも彼らは、今の住居を終の棲家とは考えてはいないのでしょう。いずれ転居するなら、余計なものは持たず身軽な方が良い。だから、敢えて広いスペースは必要ないということのようです。自宅の生活は必要最低限度にとどめ、足りないものは近隣の利便性で賄えば良いという考え方なのかもしれません。それはそれで、都心の利便性を活用した合理的な生活ということなのですね。

コンパクトマンションの今後の展開は?

こういったコンパクトマンションは、都心であっても基本的に大手のデベロッパーと競合することはありません。ですから、中堅のマンションデベロッパーには旨味のあるマーケットといえます。

ただ問題なのは、この手の物件は立地の良さが命ですから、小規模とはいえ用地の確保は容易ではありません。しかし都心には、新耐震基準を満たしていない古いマンションが多く存在しています。それらのマンションの多くは、建て替えを検討する時期にきているのです。それらの古いマンションを一括で買上げして、新たにマンションを建設するという方法もあります。

しかしその場合、開発に時間を要するのがネックです。何しろ複数の地権者が相手なので、交渉は一筋縄ではいきません。それに新たに建設したマンションを適正価格で販売し、かつ順当な利益を出すことができる価格で取得しなければならないのです。土地だけではなく、人が住んでいる建物の売買交渉は更地のように単純ではありません。こういった古いマンションの取得は、マンションの管理組合と良好な関係を構築し、早期に有利な条件で交渉する営業力が必要になります。

都心のコンパクトマンションは、造ればすぐに売れるというくらい好評だそうです。今や中堅のマンションデベロッパーにとって、都心のコンパクトマンションはドル箱になっているようです。この人気が続く状況下で限られた供給しかなければ、この手の物件価格は更に上昇するでしょう。そうなると投資物件としての価値も上がり、今後益々重要が高まることが予想されます。

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