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宮大工とは何者なのか!? 最高の技術を誇る職人集団の魅力に迫る!

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宮大工とは何者なのか!? 最高の技術を誇る職人集団の魅力に迫る!

かの有名な高級マンション、「ドムス」は宮大工が仕上げているということですが、この宮大工の存在は知られていても、実際にどれ程の技術や実力があるかということは一般には知られていないと思います。今回はこの宮大工の実力を皆さんにお伝えしたいと思います。

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そもそも宮大工とは

宮大工とは主に神社や仏閣などの伝統建築を手掛ける職人を指します。宮大工の歴史は飛鳥時代(7世紀頃)に朝鮮から来た二人の僧侶が飛鳥寺を建てたことから始まったそうです。この頃に聖徳太子もこの二人の僧侶から教えを受け法隆寺を建立しました。

神社や仏閣は「木組み工法」で建てられているので、木組みの技術を習得している大工でなければなりません。これは家屋大工との決定的な違いと言えます。一般の大工は23年の修行で一通りの仕事ができるようになりますが、宮大工は一人前と呼ばれるまでに最低でも10年の修行が必要だということです。

宮大工は使用する木材を全て手作業で加工します。そしてその際に使用する道具類も職人自身が作るそうです。このように、実際の接木までにかかる工程が長い為、10年程は師匠の下で基礎を身体に叩き込むことになります。

宮大工は各地の文化財を渡り歩いて修理をするので「渡り大工」とも呼ばれています。現在その人数は高齢化が進んでいる為、100人もいないと言われています。

宮大工の技術

「木組み」は建物の骨組みにおいて、釘や金物を殆ど使わず、木自体に切り込みなどを施し、はめ合わせていくことで、木と木をがっしり組み上げていく技術です。木材の加工を全て「手刻み」で行います。それには「木を読む」という作業が大変重要です。木の生育常態やそれぞれの木の性質を読み、どういう用途に適すのかが決められます。「手刻み」された「継手」「仕口」と呼ばれる技術によって、材と材を強固に繫ぎ合わせ、地震の多い日本の環境から建物を守ります。

「継手」とは木材の長さが十分でない場合に、長さを継ぎ足すときに使われる技術で、「腰掛鎌継ぎ」「台持ち継ぎ」「追掛け大栓継ぎ」など70くらいの種類があるとされています。これにはパズルを組み合わせるような複雑な知識と共に、正確に材を削る技術が要求されます。材をはめ込んでしまうと表面からは全くその複雑さは見えないばかりか、繫ぎ目も殆ど分らないくらい精巧なものです。

「仕口」とは2つ以上の材をある角度に接合する技術で、土台と柱のつなぎ目、梁と桁のつなぎ目などそれぞれの材を組むときに使われます。「兜蟻掛け」「大入れ蟻掛け」などと呼ばれるものがあります。

縦(垂直)横(水平)斜めに複雑に組み合う木材の接合部分を「曲尺(かねじゃく)指し矩(さしがね)と呼ばれることもある」1本で巧みに造り上げていきます。これは「規矩術(きくじゅつ)」と呼ばれる方法で、経験や言い伝えによる工匠間の秘伝であったとされています。丸や六角、八角なども自在に作れるということです。

このような宮大工の優れた技術は現在の建築工学から見ても非の打ち所のない技術だと言えるそうです。

まとめ

宮大工は高度な建築技術の継承者として大工の中でも尊敬を集める技術集団です。修行の長さや厳しさから、残念ながら継承者の数は減少していますが、某大手ゼネコンはその前身が宮大工であったということもあり、「伝統建築グループ」を設置し、伝統技術の継承に力を入れているようです。

世界に誇るこの宮大工の技術が悠久に継承されることを願ってやみません。

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