マンションジャーナル

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ベランダガーデニングをやってみたい人必見!マンション選びガイド

ベランダガーデニングをやってみたい人必見!マンション選びガイド

今年も早いものでもう3月になり、だんだんと春めいてきました。

そして春というとガーデニングの季節でもあります。

マンションの購入を考えている皆さんの中にもベランダでガーデニングを楽しもうと考えている方、あるいはすでに行っている方もいるのではないかと思います。

しかし、残念ながら全てのマンションでガーデニングが楽しめるわけではありません。
マンションによっては大きな制約がかかってしまう物件もあります。

たとえば最近流行の高層マンションですが、安全管理上の問題等があるため高層マンションにはそもそもベランダが設置されていません。そのたベランダを使った本格的なガーデニングを行いたくても行う事はできないのです。

もちろんそのような物件であっても、窓辺で小さな鉢を育てるなどそれなりの楽しみ方は可能ですが、しかしベランダがなくては本格的なガーデニングを行う事はほぼ不可能です。

つまりマンションでガーデニングを楽しむことを考える場合、そもそもガーデニングが実際に行えるような物件を選ぶ必要があるのです。

そこで、今回はガーデニングに向いたマンションの選び方、注意するポイントについて考えてみたいと思います。

ガーデニングを行う上で最適な物件

最初にマンションでガーデニングを行う上で理想的な物件について考えてみましょう。

マンションでの本格的なガーデニングを行う事を考えているのであれば、理想的な物件は「ルーフバルコニー」を持つ物件になります。ルーフバルコニー物件は、普通の一軒家以上に十分な日当たりがあり風通しもいい事が多いため、植物を育てるには理想的な環境が構築できます。

実際、筆者が初めてガーデニングを始めたマンションもルーフバルコニーがついた物件でした。偶然訪れたバラ園で5鉢1000円で処分売りされていたひょろひょろのバラの苗を購入し、それを100円ショップで買った鉢と土に植えただけという本当に適当なものでした。

そもそも、筆者自体にバラに関する知識、というよりガーデニングに関する知識も全くありませんでした。しかし、そんなド素人が貧弱な苗を適当な鉢に植えただけだったにも関わらず、そのとき買った5本のバラはあっという間に立派な株になり綺麗な花を咲かせてくれるようになったのです。

育てるのが難しく手間が掛かると言われるバラですが、環境さえよければほとんど何もしなくても立派な花を咲かせてくれるのです。それはまさに日が燦燦と当たり風通しもいいルーフバルコニーだったからこそだと今ならわかるのですが、それくらい植物にとって環境は大事なのです。

しかし、ルーフバルコニー付きの物件となるとその数もかなり限られてきますし、まさかガーデニングを最優先にして物件を選ぶわけにもいきません。ほとんどの場合は、普通のベランダを持つマンションの中からできるだけガーデニングが行えそうな物件を選ぶしかないのです。

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実はマンションのベランダは共有部であるという事実

集合住宅であるマンションの場合、自分が所有しているエリアすべてを自由にできるわけではありません。ご存知の方も多いかと思いますが、マンションは大きく分けて「専用部分」と「共用部分」に分けられ、「共用部分」はマンション住民全員の共有財産であるため、個人所有の箇所であってもその部屋の住民が勝手に改造などをする事ができない事になっています。

たとえば部屋の玄関ドアは、実はマンションの共用部分に当たるため、ドアのノブが気に入らない場合や、ドアの色を変えたい場合等、個人が勝手にそれを交換することは許されていません。

マンションのベランダも、その部屋の住民専用のものだと思われがちですが、たとえば火災発生時などの避難経路になる事やマンション全体の景観に関わる部分のため、実はマンションの「共用部分」にあたります。その部屋の住民はマンション共用部分の「専用使用権」を持っているにすぎません。

ですから、自室のベランダであっても大きな改造をする事はもちろんできませんし、ホーム物置の設置等も許されていません。

また隣の家とベランダが繋がった構造のマンションである場合、隣の部屋との間の避難壁(薄くてすぐに壊せるようになっている壁)を何かでふさぐような事も許されていません。

避難壁をふさぐように棚を置いたり洗濯機を置いたりすると、災害時に他の部屋の人が避難できなくなってしまう可能性があるためです。

マンションでガーデニングを行う場合にはベランダを使用する場合がほとんどだと思いますが、実はそのベランダの使用には大きな制限がかかってしまうのです。

マンションを見学し、たまたま広いベランダの物件があったとして「このマンションのベランダだったら○○が出来る」と夢を見る人もいるでしょうが、実際にはあまり大きな植物を育てたりそれらしいガーデニング資材を並べる事に制限がある事を忘れないようにしてください。

いくら広いベランダであっても、そこが共用部分である以上、たとえば「イングリッシュローズを使ったバラのアーチ」などを構築することはできないと考えていて欲しいのです。

実際のベランダの使用条件については、個々のマンションの管理規約にて詳細が定められています。ですから、マンションでガーデニングを行う事を考える場合には、購入前に管理規約を確認しベランダにどんな使用制限があるかについての確認を必ず行うようにしてください。

日照時間に関する誤解

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植物の中には太陽の光が必要なものが多くあります。日光が必要な植物の代表格としてはガーデニングの王様であるバラがあげられます。ほとんどのバラは一日最低6時間の日照時間が必要だと言われています。

また最近流行のベランダビオトープなどで栽培される睡蓮なども、株元に最低6時間程度は日が当たらないと花を咲かせないと言われています。

日本では春分の日~秋分の日までの間は、昼が夜より長く、つまり太陽が出ている時間が12時間以上あります。「日光が6時間当たる必要がある」と言ってもその半分の時間でいいわけですから、ベランダがよほど極端な方角を向いてなければ大丈夫だと思われるかもしれませんが、しかし事はそう簡単ではありません。

「植物は午前中の陽射しを好む」という言葉を聞いた事があるかもしれませんが、これはむしろ「植物は西日を嫌う」と理解した方が適切です。植物に西日はよくありません。

「日照時間が6時間以上」であっても、それがすべて西日である場合、相当上手く育てない限りほとんどの植物は枯れてしまいます。少なくとも筆者の経験ではほぼ西日だけのマンションでバラをまともに育てることは不可能でした。

これは特にマンション固有の問題なのですが、日本の夏が暑すぎるため、西向きのベランダでは午後の強力な陽射しでベランダが焦熱地獄になってしまいそこで育てている植物は耐え切れず枯れてしまうのです。

すだれ等で陽射しを防ぐような工夫をしても、今度は風通しが悪くなるためベランダが蒸れてしまい、またそもそも根本的な日照時間が不足してしまい、どちらにしても植物にとってあまりいい環境とは言えません。

基本的に日本のマンションでガーデニングをする場合、マンションのベランダが西側に向いている物件はガーデニングに不向きです。午前中を中心とした陽射しがあたる「東南方向にベランダがある」マンションを選ぶようにしましょう。

また、ほとんど日があたらない北向きのベランダであっても暑くならないだけ西向きのベランダよりはよほどガーデニングに向いています。日陰でも育てられる植物はいくらもありますが、激しい夏の西日と高温に耐えられる植物はほとんどないからです。

ベランダの外壁の問題。実は床部にはあまり陽が当たらない

普段、ベランダの構造にはあまり興味を持つことはないと思いますが、とりあえず近くのマンションのベランダをご覧になってみてください。もちろんマンションによってベランダの形はまったく異なりますが、分譲マンションであればその多くはベランダの下半分が壁のような構造になっていて外から見えないようになっていると思います。

日本のマンションのベランダは、部屋の中および洗濯物が干されるベランダの上半分への陽射しについては考慮されていますが、それ意外の箇所への陽射しはむしろ遮るような構造になっています。

ベランダ内の床位置への日当りはほとんどの場合において必要なく、そこに日が当たっても照り返し等で室温上昇につながりますし、外からのプライバシーの問題もあるため、一般的にベランダの下半分については壁状の構造にして外から見えないようにする事が一般的です。

つまり、日本のマンションの多くでは、ベランダの床部にはあまり日が当たらないようになっているのです。

たとえばバラや睡蓮鉢のようなものは、大きさや重量を考慮すると床近くに置く事が多くなると思いますが、そうすると南向きのベランダであっても事実上ほとんど日が当たらなくなってしまいます。それらの植物をベランダで育てる場合には、なんらかの台を用いる事で床から高く持ち上げるような工夫が必要になってきます。

またベランダの構造も問題になってきます。マンションの中にはベランダがマンションから飛び出ている物件もあれば、構造体から飛び出さない形で内ベランダのように設置されているベランダもあります。

そして周囲が壁で覆われている構造のベランダの場合、どうしても風通しが悪く熱や湿気がこもりやすくなります。鉢の湿気が抜けにくく、さらにそこに熱がこもれば植物の根に致命的なダメージを与えることにもなってしまいます。

ガーデニングを考えるならできるだけ風通しがよさそうな構造のベランダを選ぶようにしましょう。

ガーデニングを考えるなら新築マンションより中古マンションが有利

ガーデニングをする上で日照や風通しが重要だと書きましたが、モデルルームを見学して完成前に契約してしまう新築マンションでは、そもそも日照や風通しについて確認する事ができません。そのマンションのベランダの日照がどうであるかについては、実際に物件を購入して住んでみないとわからないのです。

一方で中古マンションであれば、実物を見学することが可能ですから、日中にそのマンションを見学することでその日照や風通しの状態について直接確認する事ができます。

ガーデニングを行う事を考えるのであれば、中古マンションを選ぶほうが間違いがないといえるでしょう。

また中古マンションであれば、マンションのほかの部屋のベランダも外から確認する事ができます。実際にベランダでガーデニングを楽しんでいる人がいるようなマンションであれば、そのマンションで問題なくガーデニングが行えることはほぼ間違いがないと言えるでしょう。

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