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ありえないほど低過ぎる「名古屋金利」って何!?

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ありえないほど低過ぎる「名古屋金利」って何!?

昨今は超低金利状態が当たり前のようになり、住宅ローンの金利も底打ちの感があります。また、市中銀行よりもさらに金利が低い、ネット専用住宅ローンを利用する方も増加しており、低金利競争が常態化しています。しかし、そのようなどんぐりの背比べ競争をあざ笑うかのような“ボトムの金利”が習慣となっている商圏があります。
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ボトム金利の三大巨頭、「愛知」「岐阜」「三重」

みなさんは“名古屋金利”という言葉をご存知でしょうか?これは、愛知・岐阜・三重など名古屋市を中心とする経済圏において、金融機関が資金を貸し出す際の金利が、他の都道府県よりも明らかに低く設定される経済現象です。通常は、法人の設備投資や運転資金に適用される金利ですが、近ごろではほとんどの金融機関が住宅ローンにも“名古屋金利”を採用するようになりました。

三大巨頭は借金が嫌い!?

この地域には様々な業種の有名企業が本社を置いています。まず、製造業では何と言っても「トヨタ自動車」でしょう。さらに、超高圧送電線用セラミックで世界的に有名な「日本ガイシ」、国内のインターホントップシェアの「アイホン」、業務用厨房機器の「ホシザキ電機」などがあり、他業種にも、コンタクトレンズ最大手の「メニコン」、レンタルビデオの「ゲオ」、雑貨書籍の「ヴィレッジヴァンガードCP」、ケチャップの「カゴメ」、スタバに勝ると評判のコメダ珈琲店の「コメダ」など、老舗からサードウェーブに至るまで数々の企業が名を連ねており、その多くが無借金体質の優良企業です。確かに無借金に越したことはありませんが、それで経営が成り立つのでしょうか?

この地域における借金の目的は「未来志向」と言われており、例えば、企業が借りたい時に借りられるだけの財務体質にしておくため、今を乗り切るための借金はしないという習慣が根付いていると言われています。

 横綱“MUFJ”VS地銀&信金!

借金をしなくとも企業経営が成り立つとはいえ、銀行側としてはお金を貸すのが仕事ですから、借りたくない相手に貸しつけるためには他行よりも低い金利で提案をすることになり、そしてまた他行も一段と低い金利を提案するという、銀行どうしで日本一激しい金利競争が繰り広げられているのです。

ちなみに、この地域では大きなアドバンテージを「三菱東京UFJ銀行」保持していると言われています。それは、同行が合併する前の「東海銀行」の地盤を引き継いでいるからで、“MUFGシェア”を地元の地銀・信金が奪い合い、競争をさらに助長することになっているのです。

低金利実現の影には、融資の根幹とも言える理由が!

貸出先に優良企業が多く、また銀行が頼み込んで融資を獲得するため、融資の審査は高い割合で通ることになります。ただ、これは審査を緩くしているということではありません。

金融業界では、この地域の融資審査のハードルが高いことは周知の事実とされており、企業業績や個人信用履歴などの与信判断は日本一とも言われるほど厳しく査定されます。そうすることで、自ずと不渡りや滞納が少なくなり、銀行側の損失の割合は低くなります。損失が少なくなれば、リスクプレミアムを金利に上乗せする必要が無くなり、低金利で貸し出しても元が取れることになる訳です。

名古屋金利でローンを借りる方法はあるのか?

では、この地域以外に住んでいても、名古屋金利で住宅ローンや不動産投資ローンを借りることはできるのでしょうか?

これは、名古屋圏に本社のある金融機関の支店を利用するしかなく、東京などの大都市圏に限られることになります。参考までに、愛知・岐阜・三重に本社を置き、東京に支店のある金融機関を以下に列記しました。

愛知銀行、大垣共立銀行、十六銀行、第三銀行、中京銀行、名古屋銀行、百五銀行、三重銀行(五十音順にて表記)。

 まとめ

愛知県民の特性をあらわす表現に、「一安二量三味(いちやす、にかさ、さんあじ)」という言葉があります。これは、「何より値段の安さが一番、それに加えて量にも敏感、味は二の次」を意味しており、名古屋人の値切りは大阪以上とも言われるほどです。名古屋金利とは、脈々と受け継がれてきた県民性がもたらした文化の象徴でもあるのです。

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