マンションジャーナル

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【新国立競技場】ザハ・ハディッド氏がデザインした建築物まとめ

【新国立競技場】ザハ・ハディッド氏がデザインした建築物まとめ

建設に伴い、様々な物議を醸している新国立競技場。その原案をデザインし、白紙撤回されたのがザハ・ハディッド氏。メディアで大きく取り上げられていたのでご存知の方も多いかと思いますが、今回はどのような人物なのか、改めて確認してみたいと思います。
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ザハ・ハディッド氏の来歴

ザハ・ハディッド氏は、脱構築主義を代表する建築家でイラク・バグダッド生まれ。2004年に建築界のノーベル賞こと、プリツカー賞を女性で初めて受賞した人です。

11歳で建築家を志し、ロンドンの英国建築協会付属建築専門大学にて建築を学びました。30歳で独立しますが、奇抜なデザインから設計を実現させるのは非常に難しく、なんと独立してから十数年の間、一度も建築されることはありませんでした。

そのため、アンビルト(実現しない建築)として有名でしたが、2000年代になり、ようやく技術の進歩によって実現可能な建築が増え、近年は数々のプロジェクトが完成に至りました。

脱構築主義とは?

では、ザハ氏の考え方とされる、脱構築主義とは何なのでしょうか。脱構築主義とは、機能性を追求した装飾のない高層ビルなどに対する反動として現れた、ポストモダンの一派とされています。都市化が進み、街には真っ白で四角い、装飾のない建物(モダニズム建築)が目立つようになりました。

普遍的で、合理性の高い建物ではあったのですが、どれも似たような建物ばかりで味気ない。これで良いのだろうか?と、人々は疑問を持つようになります。

そこから、1980年代に入ると装飾のある建物や、象徴性といったものへの回復(ポストモダン)が唱えられるようになりました。しかし、ここでまた批判が起こります。

前近代の装飾など、過去の建築様式を引用する必要があるのだろうか。今の建築界は閉塞感が蔓延しているが、これは人々がモダニズムに慣れ切ってしまったためだ。もはや、機能性に従う必要はなく、過去の建築様式を引用する必要もない。もっと革新的で、違和感のあるような建造物を作っていくべきではないか。

そこで生まれたのが、脱構築主義です。しかし、この斬新なデザインは現実にするのが難しく、もっぱら建築思想家として捉えられてきました。

ザハ・ハディッド氏の作品

そんな中、数々の課題を乗り越え、現実に完成した作品をご紹介します。

ヴィトラ社消防署

ヴィトラphoto by wakawama-arc.com

1994年に初めて完成したプロジェクトです。先端の尖ったフォームが独創的。向きや形の違うバラバラな要素が一つに構成されていて、
アンバランスで調和していない、斬新な印象を受けます。まだ、ザハ氏の特徴とされる、滑らかな曲線は見受けられません。

ベルクイーゼル・スキージャンプ台

ベルクイーゼルphoto by austria

オーストリアにあるスキージャンプ台。とてもおしゃれな外観で、スキージャンプ台というよりは、次世代型ステーションとでもいうような印象を受けます。

ローゼンタール現代美術センター

ローゼンタールphoto by retrip

アメリカで初めて完成した作品。前に突き出た造りが面白いですね。独特なフォームが印象的です。

フェーノ化学センター

fe-no photo by hukuhen

傾斜する滑らかな曲線や、様々な形の窓から、一体ここはどこなのだろう、という感覚に陥ります。
マジックボックスと紹介されているのも頷けますね。

BMWセントラル・ビルディング

maxresdefaultphoto by motordisco

未来都市の建物を思わせる世界。なんと車体が人々の頭上を流れています。思わず合成された映像ではないかと目を疑ってしまうような造りです。

イタリア国立21世紀美術館

Z06photo by アトリエ5号地区

直線と曲線が入り交じった建物。壮大な造りで、スケールの大きさに圧倒されます。

ロンドン・アクアティクスセンター

img_77a1bfd9ff1e9ba7a33e5c5c88f7497c264953photo by NUMBER

オリンピックで使われた会場。波打つ水面を思わせるような曲線がザハ氏らしさを感じます。流動的と言われる通り、今にも動き出しそうです。

ヘイダル・アリエフ・センター

4145361e5dbdbb0c_mphoto by retrip

SFの世界にでも出てきそうなデザイン。
熱によって溶かされてしまったかのように角がなく、やわらかな曲線がいくつにも重なっています。
こちらも、ずっとここに建っているというより、今にもどこかへ向かっていきそうな印象を受けます。

東大門デザインプラザ

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宇宙船を思わせるようなデザイン。まるで煙が吹き出し、今にもエイリアンが出てきそうです。最新型という感じですね。

ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー

SONY DSC堆積岩を彷彿とさせるような建物です。何層にも重なっているようで、面白いです。中は一体どうなっているのでしょうか…。

終わりに

ザハ氏の建物がさらに完成されていくようになれば、街の様相は様変わりしていくことでしょう。今は周囲に溶け込まないという批判もあるようですが、まだ先と思われていた未来都市は、もう目前なのかもしれません。

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