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タワーマンションは要注意!内閣府が発表した長周期地震動推計とは

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タワーマンションは要注意!内閣府が発表した長周期地震動推計とは
内閣府が発表した長周期地震動影響推計

内閣府の専門家検討会が12月17日に公表した内容によると、今後、南海トラフ巨大地震が起きた際に発生する長周期地震動によって、東京、名古屋、大阪の3大都市圏にある超高層ビルが最大で6m揺れる可能性があることがわかりました。

長周期地震動とは

地震が起きると色々な周期の揺れ(=地震動)が発生します。この周期とは、地震の揺れが1往復するのにかかる時間のことをいいます。今後起きると予想されている南海トラフ地震のように規模が大きな地震の場合、周期が長くゆっくりとした大きな揺れ(=地震動)が発生します。このゆっくりとした大きな地震動が長周期地震動です。

建物物にはそれぞれ揺れやすい周期(固有周期)というものがあります。万が一、地震動の周期と建物の固有周期が一致してしまうと共振することで建物の揺れがさらに大きくなります。高層ビルは低層の建物と比べると固有周期が長いので、長周期地震動と共振しやすくなっており、万が一共振してしまうと長時間揺れ続けることになってしまいます。

長周期地震動は震源から離れた地域でも共振してしまえば揺れやすく、一度揺れ出すとなかなか収まりません。地上では震度3や4だったとしても、高層階ではもっと大きな揺れとなりますので注意が必要です。

東日本大震災の際、東京・新宿の高層ビル群がゆっくり長時間にわたって揺れ続けた映像をご記憶の方もいるかと思います。

南海トラフ巨大地震で起こりうる長周期地震動の推計

内閣府の検討会では、南海トラフでマグニチュード9クラスの地震が起きたと場合を想定し、高さ100m以上の超高層ビルが長周期地震動でどのように影響を受けるかを推計しました。その結果、東京23区では、高さ200m~300mのビルの最上階で最大2~3mの揺れが3~5分に渡って続くという予測が出ました。

大阪市ではさらに大きな揺れが予測されています。大阪といえば日本一高いビル「あべのハルカス」がありますが、意外だったのはここは東京や名古屋とそんなに変わらない数値で、大阪で最も揺れが激しいと予測されたのは大阪市住之江区でした。これは住之江区が埋め立て地のためで、地盤が軟らかいほど揺れは長く続くのです。住之江区では、最大6mの揺れが7分以上続くという予測が出ています。

尚、これらの数値は東日本大地震の際の長周期地震動を上回るものだとして、検討会では高層ビルの安全対策を徹底するように提言しています。
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タワーマンションでやっておくべき長周期地震動への備えとは

東京湾岸のタワーマンションの高層階に住んでいて東日本大震災で長周期地震動を経験された方にお話を聞くと、

「横揺れの揺れ幅がすごく立っていられなかった」「冷蔵庫や飾り棚がそのまま滑るようにして動き、部屋の真ん中で止まっていた」「エレベーターが停止し、1階まで階段を下りてロビーで待機していたが、割と早くエレベータ―は復旧した」というお話が聞けました。

日頃から気を付けておく備えとしては以下のことが挙げられます。これらは地震への備えと同じことなのですが、とても大切なことですね。

  • 家具などが転倒したり滑り動いたりしないように家具の固定を行う。
  • 停電によりエレベータが停止したり、給水が止まる可能性があるので、食料や飲料水、簡易トイレなどの備蓄をしておく。

高層階の場合は救急が到着するのが下の階より遅くなる可能性があるため、住民同士が助け合えるような関係を作っておくことも大事なことです。地震大国に住んでいる私たち、しっかりとした備えを日頃から心がけましょう。

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