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世界の豪邸1位にも選ばれたインド・ムンバイの邸宅

世界の豪邸1位にも選ばれたインド・ムンバイの邸宅

インドの西岸にあるムンバイ、古くはボンベイと呼ばれていた街で、インドの商業の中心地としても名高い大都市です。そのムンバイに世界の豪邸に必ず名前が挙がる住まいを持っている大富豪がいます。名前はムケシュ・アンバニ(Mukesh Ambani)氏、1957年生まれの58歳。過去にはフォーブス誌の世界長者番付のベスト10に名前が入ったこともあるインドの実業家で、石油化学を中心に様々な事業を手掛けるリライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries Limited)の会長です。
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彼が2010年に建てた自宅が、ムンバイにある「アンティラ(Antilia)」。7年の歳月をかけて造られ、総工費は日本円にして800億円とも1000億円とも言われています。豪邸というよりも、タワーマンションのような高層ビルになっていて、高さが約170mあり普通のビルでは60階建てに相当するのですが、天井高をゆったりとって作られたために27階建てになっているというからなんとも贅沢です。インド総面積は約43000㎡、3つのヘリポートがあり、駐車場は6階建て、写真でもわかるように緑が多い空中庭園が造られ、7階分の寝室、スパとジム、50席ある劇場、ボールルームなどが完備されており、このビルで働くスタッフは600人とも言われています。

2014年には「世界で最も高価な邸宅ランキング」の第1位にも選ばれました。

しかし、このアンティラに、実はアンバニ氏、いまだにこの豪邸に引っ越して来てはいません。盛大なバーティーなどは何度も開いてはいますが、朝まで過ごすことはないのだそうです。

その理由は古代インドで成立した思想「ヴァーストゥ・シャーストラ」のせいなのだそうです。eee5af0088cfe2b6dc1d2a64143af003_s古代インドには、ヨーガ、アーユルヴェーダなど健康に関する思想があり、今に引き継がれていますが、「ヴァーストゥ・シャーストラ」は今で言う建築工学や都市工学、心理学などに関する考え方を説いたもの。インドの人々は、この思想を元にして家の間取りやインテリアなどを考えており、インド風水として日本でも知られています。「北枕はよくない」という日本にも伝わる風習も、もともとはこの思想が元となっているそうです。

アンティラはこの「ヴァーストゥ・シャーストラ」の思想に反しているから、アンバニ氏は家族のために折角建てたこの豪邸を自宅としては使うことを辞めたというのですが、本当でしょうか?

建設に7年もかけ、もちろん当然「ヴァーストゥ・シャーストラ」の思想をしっかりと取り入れて造られているはずでした。

これについてはいろいろな憶測が飛んでおり、東側に空き地がなく、太陽の光を大切にしている「ヴァーストゥ・シャーストラ」に反しているからだとか、土地の取得についてトラブルがあったのではとか、色々噂はあるようです。

アンバニ氏は実業家の実父が2002年に亡くなった際、巨大財閥の跡継ぎ問題で実の弟アニル・アンバニ氏と骨肉の争いになり、母親の仲裁により財閥を半分に分けてそれぞれ相続することで決着したのだそうです。その後も事業の縄張り争いなどもあり、張り合う形でこの邸宅も作られたと言う人もいるそうです。

アンティラは、神話に出て来る大西洋にある島の名前にちなんで付けられたそうです。おそらく大きな想いを持って建てられたのでしょうに、住む人がいないというのはなんとも淋しいものです。

“人が住まない家は傷む”という考えは、「ヴァーストゥ・シャーストラ」にはなかったようですね。

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