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コンテナハウスに固定資産税ってかかるの?知られざる実態に迫る!

コンテナハウスに固定資産税ってかかるの?知られざる実態に迫る!

近頃、巷で話題のコンテナハウス。ネットで「コンテナハウス」を検索すると、「え~っ、これがコンテナなの?」って思うような、オシャレでカッコイイ画像が沢山出てきます。

コンテナは鉄製なので頑丈、その上コストも安い。そして、多彩なデザインが可能。そんなイメージがありますよね。

でも、本当に住宅として使えるのか。実際にコンテナハウスに住むためには、どんな手続が必要なのか。固定資産税はかかる?建築確認は?などなど、色んな疑問が湧いてきます。ということで、今回はコンテナハウスの実態について検証してみましょう。

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固定資産税はかかるの?

住まいとして考える時、気になるのが固定資産税。固定資産税とは、不動産を所有している期間にかかる税金のことです。

コンテナは不動産じゃないから、固定資産税の対象にはならないのでは?そう思う方もいるようですが、残念ながら固定資産税はかかりますコンテナハウス1コンテナは、屋根があって四方を壁で囲まれている構造物ですよね。それが地面に定着していれば、建築基準法上の「建築物」になります。ポイントは、地面に定着しているという点。

また、輸送用の箱という位置付けですが、地面に定着させると「建築物」という扱いになるので固定資産税の対象になるというわけです。

 

コンテナハウスの建築確認申請は?

コンテナハウス2

建築物は、建てる前に設計図を役所に提出して建築確認申請を行うことが義務付けられています。

ここではみられるのは、

  • 住宅が建てられるか?
  • 道路の接しているか?
  • 建物の大きさに問題はないか?
  • 耐震性はあるのか?

などの項目ですが、コンテナハウスはこの審査を通過することができるのでしょうか?

コンテナハウスは大きく二つに別れるため、それぞれについてご説明いたします。

ISO規格のコンテナの場合

一つは、海上コンテナです。海上輸送用のものを利用したもので、価格が安いことが特徴です。

ところが海上コンテナに使われている鉄の材質はISO規格で、日本のJIS規格ではないため、建築確認申請を通すことが難しいという事情があります。

絶対ダメということではないのですが、設置場所を管轄する役所の考え方次第というのが実情。

ということで、海上コンテナを使用した場合、法的なハードルが高いため、手軽に設置できる住宅ということにはならないですね。

JIS規格のコンテナの場合

一方、日本国内で販売されている多くのコンテナハウスは、JIS規格に対応した鋼材を使用して建築用に製造されたもの。

つまり見た目はコンテナでも、実は建築物そのものということです。もちろん建築基準法に対応するように製造されていますから、建築確認申請は問題なく通ります

「ハウス」として本当に住めるの?

実際にコンテナハウスとして住めるようになるには、コンテナ自体の費用だけでなく、土地代、輸送費、工事費、改装費が必要になります。

土地の確保

コンテナハウスに住む第一条件として土地がなくてはどうにもなりません。土地の値段もピンからキリですが、20フィートのコンテナで4.5坪、40フィートのコンテナで9坪なので立地さえ選ばなければ、土地の確保は難しくないでしょう。

コンテナの輸送

輸送距離にもよりますが、20フィートのコンテナで6万円〜18万円、40フィートのコンテナで8万円〜30万円となります。通常の運送とは異なりますので人件費や必要な運送車のスペックが一般の輸送とは異なってくるため、余裕のある見積もりが必要になってきます。

工事費

コンテナは輸送用やガレージ、倉庫として使用されることが多いですが、実際に事務所や店舗、住宅として使用するには快適に過ごすためにも温度調整は欠かせません。

窓や空調設備の取り付け、ライフラインを敷くための工事が必要になってきます。大きさで多少費用も変わってきますが、約15万円〜50万円の工事費が必要になってきます。

改装費

コンテナは鉄製なので、頑丈ですが断熱性はありません。なので、夏は暑く冬は寒い。それに、サビの心配もあります。ですから、「ハウス」にするには断熱処理やサビ防止のコーティングが必須になります。それは、建築用に製造されたコンテナも同じ。

仮にマンション並みの気密性と断熱性を持たせようとすれば、相当なコストがかかることになるでしょう。少なくとも、最低限の居住性を持たせるためのコストは必要になります。

実際にどこまで追求するか個人で変わってきますが、約30万円〜50万円必要になってくるでしょう。

コンテナハウス完成にかかる費用

ここまで説明した輸送費、工事費、改装費を単純に合計しただけでも、20フィートで80万円、40フィートで100万円必要になります。ここに土地代、ライフライン(トイレ・ベッド・風呂)などを含むため運良く安く土地が手に入っても300万円は必要になってきます。

業者に頼まず自らの手で「ハウス」へとコンテナを変えるとすると、コストは抑えることはできても相当技術が必要となります。
コンテナハウス3
一般の住宅より工期は短くてすみますが、施工コストは思うほど安くはないでしょう。なので、決め手はコストの安さではなく、コンテナのデザイン性にどれだけこだわるかということになりますね。

コンテナハウスの限りある空間を快適にするには、空間利用の工夫が重要になってきます。拡張性が高いコンテナだけに、2つのコンテナを重ね合わせたり、コンテナ内の空間をうまく活用するが重要になってきます。

耐用年数は?

もともとハウス用に作られれいないコンテナを改造しても、やはり耐用年数が約60年の一般的なマンションより、コンテナハウスは約40年と短いです

値段は高くはないので、数年お試しで住んでみたいという方にはおすすめできます。

コンテナハウス実例をご紹介!

コンテナハウスを扱う具体的な専門業者を2社ご紹介したいと思います。

コンテナハウスUNIT

コンテナハウスUNIT

コンテナハウスUNITはデザイン性の高いコンテナハウスを、低価格かつ短時間で施工する会社です。

普通の住居からオフィス、別荘、ショップ、移動型店舗、シェルター、ホテルまで様々な建物をコンテナで提供しています。

コンテナハウスUNIT コンテナハウスUNIT コンテナハウスUNIT コンテナハウスUNIT

photo by containerhouse 

1階には20ftのコンテナを2つ、2階には40ftのコンテナを1つ使ったこのコンテナハウスを1500万未満の予算で実現できるようです。

公式HP:http://containerhouse.jp/

三協フロンテアのコンテナハウス

三協フロンテアのコンテナハウス

三協フロンテアのコンテナハウスは、住居以外にも幅広いコンテナの施工を行なっている会社です。

家を建てる勇気がない方でも、おしゃれな離れをコンテナで作ることが可能です。

三協フロンテアのコンテナハウス 三協フロンテアのコンテナハウス

photo by sankyo

このようにタイルカーペット、デッキユニット、片開き段窓パネルなど、通常住宅についている設備ももちろんついてきます。

ちょっとした作業場として、はなれを作ってみたい方はぜひチェックしてみてください。

実際に住めるコンテナの広さは?

コンテナハウス4出典:http://www.sogo-unyu.co.jp/useful/

コンテナハウスは一般的に20フィートか40フィートが市場で出回っています。ではどのくらいの大きさなのか?

1フィート=0.3048mと規定されています。そのため、20フィート=6.096m。約6メートルという計算となります。

20フィートのコンテナとなると、基本的に縦の長さが6.058メートルとされていますが、横の長さは約2.45メートル〜2.6メートルとコンテナによって変わってきます。高さは2.45メートル〜2.6メートルとこれもコンテナによって変わってきます。

40フィートだと縦の長さが倍の約12メートルですが、横の長さと高さは変わらないものが多いです。しかし、40フィートより大きいものとなると、横の長さも高さも1.3倍〜1.5倍ほど大きくなります。

コンテナハウスのスペースをDIYで最大限活用!!

先ほど述べたように、コンテナハウスの大きさは20フィートで4.5畳、40フィートで9畳となります。ある大学生300人を対象にしたアンケートによりますと、一人暮らしの部屋の広さの平均が5.5畳なので20フィートだとそれよりもひと回り狭いことになります。

コンテナハウス5出典:http://www.sogo-unyu.co.jp/useful/

上記の画像が4.5畳の畳部屋となります。最低限の生活に必要なベッドや冷蔵庫、椅子、机を置くと部屋がパンパンになってしまいますね。そんな時にオススメなのが、DIYを使ったスペース活用術です!

マンションジャーナルでは多くのDIY収納術を発信しています。この収納術は多くの方の興味関心をいただいております。その中でも特に人気だった狭いコンテナハウスだからこそ使えるDIY術をご紹介します。

3連ハンガーウォールナットを使ってDIY!

コンテナハウス6

引用:https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337287327?searchno=25

壁につけられる家具の1つなのですが、これはものをかけるハンガーとして利用できます。
もちろん服をかけたりすることもできますし、帽子をかけたり、バッグを変えけておくと、見せながら収納できます。

ダボレールを使ってDIY!

コンテナハウス7

「ダボレール」とは、棚を設置するための支柱です。「ダボ柱」「ガチャ柱」「ガチャレール」などと呼ばれることも。ダボや棚板を穴にひっかけ、可動棚を作ることができます。店舗のディスプレイ棚によく使用されており、「棚柱」と呼ばれることも。

ダボレールはホームセンターや東急ハンズなどで1000円〜2000円で販売されています。お手頃価格なのも嬉しいですね!

コンテナハウスに使える収納術

DIYではありませんが、実際にコンテナハウスで使える収納術もあります。例えば使わないバッグやスーツケースを活用した収納術最低限のものしか持たないためのノウハウ術です。

必ず役に立ちますので、ぜひチェックして見てください!

まとめ

中古の海上コンテナを住宅に使用することは不可能ではないにしろ、法律や施工上で様々な問題があります。

現実的には、コンテナハウスは「コンテナ風ハウス」ということになるようですね。それに現時点ではコンテナハウスは住宅ではなく、店舗や事務所として使うケースが多いようです。

とはいえ、デザイン性や工期の短さは捨てがたいものがあります。最近はコンテナハウスを専門に扱う業者も増えているので、今後の展開が楽しみですね。

photos by buzzfeed

著者について

マンションジャーナル編集部TAKAHASHI
不動産ライター。元不動産会社勤務。長年の業界経験を生かし、かしこいマンションの選び方から不動産投資、住宅ローンなど幅広いテーマで執筆中です。

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