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マンションの寿命ってどのくらいなの?

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マンションの寿命ってどのくらいなの?

現在マンションに住んでおられる方や、これからマンション購入を考えておられる方にとって、マンションの寿命というのは非常に気になるところですよね。マンションを構成するコンクリート、配管などの寿命と合わせて、マンションの寿命を考えてみたいと思います。

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コンクリートの耐久年数

コンクリート構造物の耐久年数は壁の厚さによって違ってきます。ヨーロッパの中世、近世時代の城壁など壁の厚さ2メートルを越える建造物は未だに現役です。しかし現在の壁厚が0.31メートル程度の建造物は5060といわれています。

コンクリートはアルカリ性ですが、空気中の二酸化炭素に反応し、炭酸カルシウムを生成します。この過程でPHを失って中性化するということですが、これがコンクリートの劣化です。コンクリートがアルカリ状態でなくなると、内部に埋められた鉄筋が錆びてきます。錆びてくると鉄筋は膨張するのでコンクリートにひび割れが生じ、このひび割れから雨水などが浸透し、更に鉄筋が錆びるという悪循環を生じさせます。

セメントに混入する水を50%以下に減らしたり、鉄筋のかぶり厚さを十分に取ることによって半永久的な耐久性を確保することは可能であるといわれていますが、現実には工期が長くかかったりコストが増大するので、そこまでの建築物は建てられていません。

配管の耐久年数

設備配管類の寿命はコンクリートより短く、2530と言われていますが実際に設置された状況などで大きく違うようです。給排水管の材質は色々あり、鉄管、ステンレス管、銅管などがありますが、一般に広く普及されているのは鉄管です。鉄管はそのままでは錆びやすいので表面を加工し直接水に触れないようにしています。

70年代半ば頃までは、亜鉛メッキによって加工された鋼管が多かったのですが、現在は塩化ビニールで覆う、硬質塩化ビニールライニング鋼管(塩ビ管)が使用されています。

建物内の水配管の中で最も早く赤錆劣化による更新が必要になるのは給水管です。直管部は赤錆劣化はありませんが、接合部分、継ぎ手のねじ部分から赤錆が発生します。しかし最近は「コア内臓継ぎ手」を使用することにより、赤錆の発生もかなり遅らせることが可能になり、寿命も大幅に延びるのではないでしょうか。

新しいコンクリートの耐久年数

最近はコンクリートにも著しい進化が見られるようになりました。古代の技術に学んだとされる「寿命1万年のコンクリート」の技術が生まれました。この技術は炭酸化と呼ばれる化学反応により、表面が大理石のように滑らかになり、水などの浸食を防ぐものです。

現在、一般的な建築で用いられるコンクリートは地下水に長くさらされると、表面からカルシウム成分が溶け出し、劣化が進行します。新しいコンクリートは特殊な材料を混ぜ合わせ、表面を炭酸イオンと反応させることで、表面にきめ細かい肌を作り出し地下水や塩分の浸透を防ぎ、コンクリートの耐久性を向上させるというものです。何とその推定寿命は1万年! またアルカリ度が低く中性に近い為、自然環境に優しく、生物との共存にも適しているということです。

その他にも「金属のように曲がるコンクリート」「薄さを極める超高強度コンクリート」、「自然対応型コンクリート」など次々に開発され、コンクリートの進化は目を見張るものがあります。

まとめ

マンションの寿命は人による管理、メンテナンスによって大きく変わってきます。また新しい技術や新しい材料の導入によっても違ってきます。人の寿命と同じで、人には健康管理が欠かせないように、マンションの健康管理も重要です。現在はマンションの寿命は60年と言われていますが、最近の技術と住む人の意識の持ち方で、今後益々マンションは長寿になっていくのではないでしょうか。

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