マンションジャーナル

マンションジャーナル

【老後の住まい】老後は都心のマンションに住むのも意外と便利!?

マンションジャーナル最新記事

More
【老後の住まい】老後は都心のマンションに住むのも意外と便利!?

「リタイアしたら憧れの田舎暮らしを」
定年後にそんな夢を思い描いている方も多いと思います。

しかし、意外や意外、定年を間近に控えた世代の方たちの中には、一戸建ての自宅を処分して田舎ではなく都心のマンションに移り住む方も多いのです。案外、「老後は都心のマンションの方が良い」かも知れません。
その理由をご紹介します。
>>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

マンションはバリアフリー率が高い!

パークタワー品川ベイワード20-2バリアフリー一戸建てにお住まいの方で若い頃に家を購入した場合、バリアフリーにするという意識はなかったのではないでしょうか。年を取ると、階段の上がり降りが堪えます。日当たりを考えて2階にリビングダイニングキッチン(LDK)を作るケースが多いですが、今はトントン上がっている階段も段々億劫になってきます。

Mさんのケース

腰の骨を折って手術をした田舎のお母さんが歩けるようになるまで、東京の自宅で面倒を見たMさん。戸建ての自宅は3階建てで、3階に子ども部屋2つと客用の部屋のあわせて3部屋、2階がLDKとトイレで、1階が夫婦の寝室とお風呂・トイレという間取りです。

まだリハビリ中で車椅子のお母さんは、急な階段を2階、3階には上がることができず、結局1階の夫婦の寝室を明け渡し、そこで2か月暮らしてもらいました。一緒に暮らしてお世話はできるのですが、LDKに来てもらって家族揃って食事と言うのは最後までできなかったそうです。お母さんが起きられるようになったら、寝室にキャンプ用のテーブルを出して、そこで孫たちと夕飯を食べられるようにしたり、淋しい思いをさせないように努力をしたそうです。

「お風呂は1階、トイレも1階にあったので、義母も不便はありませんでした。でももしお風呂が2階だったらどうなってたかとゾッとします」とMさんの奥様。「今でも私は1階から階段をいっきに上がるのはきつくなってきているので、老後、夫と二人でここに住めるのかな・・とちょっと心配になりました」

このように、戸建ては階段の上がり降りが無理になってくると、LDKやお風呂、トイレの場所によっては生活が難しくなります。LDKもお風呂やトイレも1階にあるから大丈夫だったとしても、2階に上がることが少なくなって2階が無駄なスペースになってしまいます。

マンションでしたらワンフロアで暮らせるので、戸建てのような心配は少ないです。部屋が1階でなくてもエレベーターがありますし、玄関などに多少の段差があったとしても、戸建てと比べるとマンションであるということだけでかなりのバリアフリー化が実現していることになり、後から手を加える箇所は戸建てよりも少なくて済みます。

買物、通院、人との交流

085eb100298ea549f18b239b4c0b7440_s年を取るとかかりつけ医への定期的な通院が増えていきます。自宅の周辺に医療機関が揃っていれば、具合の悪い時にわざわざ遠くまで行く必要がなく便利です。

また、買い物も今はネットスーパーなどの便利なものがありますが、そればかりに頼ってしまうと外に出る機会が減り、歩かなくなってしまいます。歩かないと足腰が弱くなり、将来寝たきりになる可能性も増えてしまいます。また、家に閉じこもってしまい人に会わない生活は、気分を暗くしてしまい、精神面でもあまり良いとはいえません。

お酒やお米、ペットボトルなどの重たいものはネットスーパーで、日々の食材などはその日に近所のスーパーで揃える、というように使い分けていくのが良いのではないでしょうか。また、歩いて行けるところに、活気のある商店街があれば、たとえ一人暮らしになっても人との交流の機会が持てますから淋しさがまぎれます。

通院や買い物は車での移動が基本という田舎での生活は、車の運転ができるうちは良いのですが、運転に自信がなくなる時が必ずやってきます。最近、高齢者が車の運転の操作ミスをし、事故を起こしたというニュースがよく話題になります。高速道路を逆走したとか、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとか、高齢になり、認知機能も反射神経も衰えてきたことによるミスなのですが、大きな事故になることもあり大変危険です。

警視庁によると、高齢運転者(65歳以上で原付以上の乗り物を運転している人)の関わる交通事故の割合が年々高まっているそうです。交通事故の総件数は減少している中で、65歳以上の運転者が関わる交通事故は、昨年は総件数の2割を占め、その数は10年前の高齢運転者による事故の1.9倍にもなるそうです。

都心であれば、ちょっと出かけるのなら地下鉄やバスなどの交通網がしっかりしていて、車の運転をする必要がなくなります。また、都心では駐車場代も高くなりますから、都心に引っ越したのをきっかけに車を処分したという方も多いです。それで困らないのなら、高齢運転の危険性や維持費などを考えても、車のない生活にシフトした方がよいかもしれません。

都心ならではのアクセスの良さ

7cd1f87990cdbc94229f7e0a6aeacd0b_s余生という言葉があります。「仕事をリタイアし、余生をゆっくりと過ごす」
辞書を見ると、余生とは人生の活動期を過ぎた余った時間というような意味です。

日本人の平均寿命は1960年は男性65.32歳、女性70.19歳でした。それが2014年には、男性80.50歳、女性86.83歳まで延びています。
1960年の頃なら、60歳で定年退職して、平均寿命が65歳。「余生」という言葉もしっくりきますが、今の時代、定年退職してからもまだまだ時間があります。元気なお年寄りなら、ひと花もふた花も咲かせられそうです。

Kさんのケース

今年65歳になるKさん(女性)は陶芸が趣味で長年陶芸教室に通っており、自宅マンションにも陶芸用の電気窯を置いて、自宅でも陶芸を楽しんでいます。ご主人が定年退職をしてからは、ご主人と2人で、また陶芸仲間も交えて全国の窯元を訪ね、美味しいお酒や料理を楽しむ旅を楽しんでいます。Kさんは陶芸仲間で親友のNさんと、「75歳までは日本各地、海外も旅をして、75歳になったらじっくり東京に腰を据えて美術館めぐりや趣味に没頭する生活をしたい」と話しているそうです。65歳から10年間は旅行、そして75歳になって足腰に自信がなくなったら都内でゆっくり過ごす。しっかりした計画をお持ちですね。「そのためにも健康管理はしっかりしないと」ともおっしゃっていました。

このように、今の60代、70代はとても元気です。現役時代がむしゃらに働いてきたから、今度は趣味や旅行を楽しむ。余生などと言ってる場合ではありません。

Kさんはご主人の定年退職を機に神奈川のベットタウンの一戸建てを処分して、都心のマンションに移り住みました。国内旅行なら東京駅へのアクセスがよく、また、海外旅行の際も羽田や成田へ電車で近いので大変便利だそうです。また、都心には美術館や綺麗な公園も多く、夫婦二人でゆっくりできるレストランなども多いので、年を取ってからも出かける場所には困らないそうです。

老後が余った人生を静かに過ごすものから、現役時代にできなかったことを楽しむものに変わった今、都心に拠点を置くというメリットがまた1つ見えてきました。

まとめ

老後を都心のマンションで暮らすことのメリットについて、考えてみました。
老後は田舎暮らしという方でも、もともと実家が田舎にあったとか、周りに頼れる友人や親せきがいるという場合と、全く見ず知らずの場所に夫婦で入って行く場合があります。

後者の場合は、まずご夫婦でしっかりと話し合いましょう。旦那様が乗り気で、実は奥様は乗り気でなく、都心に残りたがっているという話も聞きます。また、元気なうちは大丈夫として、車の運転が危うくなってきた時、夫婦のどちらかが病気などで自由が利かなくなった時など、どのようにするかも話し合っておくことが大切です。元気なうちは田舎暮らしを楽しんで、その後は都心に戻るとか、老人向けのマンションに移るなど、長い老後ですから5年毎、10年毎など、長期計画をしてみるのもいいのではないかと思います。

老後は“余生”ではありませんから、幸せで充実した時間を過ごしていきたいですね。

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top