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長期優良住宅とは?知っておくべきメリットとデメリット

長期優良住宅とは?知っておくべきメリットとデメリット

マンションの購入を考えているあなた。
「長期優良住宅認定マンション!」という売り文句をよく目にするのではないでしょうか。

なんだか非常に安心感を醸成する響きの「長期優良住宅」とは一体なんなのでしょうか?
また、マンションの購入をするなら必ずチェックしておきたい、メリットデメリットをわかりやすく説明します。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

長期優良住宅とは?

簡単にいうと「国の定めた基準を満たす、長持ち&安心な住宅」のことです。
具体的には、国(国土交通省)が定める9つの厳しい性能基準を満たした建物だけが長期優良住宅と呼ばれています。

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」という法律が2009年にスタート。この法律は長持ちする家(長期優良住宅)をなるべく多く建てた方が、国民の経済的負担を軽減するため、国が後押しをするために設けた法律です。

長期優良住宅でチェックされるポイント

それでは、具体的にどんなポイントをクリアすれば長期優良住宅として認めてもらえるのかチェック項目を確認してみましょう。

◆1:構造躯体等の劣化対策

概要:数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。

▶︎鉄筋コンクリートの場合
・構造躯体の使用継続期間が少なくとも100年程度となる措置をとること。
・セメントに対する水の比率の低減、及び鉄筋に対するコンクリートのかぶりを厚くすること。

▶︎木造の場合
・床下及び小屋裏の点検口を設置すること。
・床下空間の有効高さを330㎜以上とすること。

◆2:耐震性

概要:極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。大規模地震力に対する変形を一定以下に抑制する措置を講じる。

▶︎層間変形角(地震の際の建物の歪み具合)について
・大規模地震時の地上部分の各階の安全限界変形の当該階の高さに対する割合を1/100以下とすること。
(地震が来た際に、建物が変形する度合いを通常の基準より厳しくすることという意味)

▶︎地震に対する耐力について
・建築基準法レベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないこと。

▶︎免震建築物について
・評価方法基準に定める免震建築物の基準に適合すること。
(建物が免震構造の場合、免震構造専用の基準をクリアしていることという意味)

◆3:維持管理・更新の容易性

概要:内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること。

・構造躯体等に影響を与えることなく、配管の維持管理を行うことができること
・更新時の工事が軽減される措置が講じられていること

◆4:可変性

概要:居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること。

▶︎マンションや長屋の場合
・将来の間取り変更に応じて、配管、配線のために必要な躯体天井高を確保すること。

◆5:高齢者等対策

概要:将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること。
・共用廊下の幅員、共用階段の幅員・勾配等、エレベーターの開口幅等について必要なスペースを確保すること。

◆6:省エネルギー対策

概要:必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
・評価方法基準に定める断熱等性能等級4の基準(建築物省エネ法に基づく建築物エネルギー消費性能基準相当)に適合すること。

◆7:居住環境

概要:良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。
・地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の区域内にある場合には、これらの内容と調和が図られること。

◆8:住戸面積

概要:良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。
▶︎マンションなどの場合
・55㎡以上
▶︎戸建の場合
・75㎡以上

◆9:維持保全計画

概要:建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。維持保全計画に記載すべき項目については
・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について、点検の時期・内容を定めること。
・少なくとも10年ごとに点検を実施すること。

このように、厳しい9つの基準をクリアした建物だけが、「長期優良住宅」として認めて貰えます。

長期優良住宅だとどんなメリットがあるの?

それでが、長期優良住宅の具体的なメリットをわかりやすく説明します。

1:安心安全な家で長期間居住できる

なんと言っても一番のメリットは、質の高い住居に長くお住まいになることが出来ることです。

2:住宅ローン控除の対象限度額が増える!

住宅ローン控除とは、住宅ローンを返済している方を対象に、借り入れ金額によって所得税を軽減してくれる法律です。
通常ですと、借り入れ金額に対して減税される限度額が設定されております。
なんと、この限度額が優良住宅の場合い、アップします。

中古マンションの場合、最大控除限度額が200万円から300万円に100万円もお得になります。

3:所得税の投資型減税

なんと住宅ローンを利用していない方にも朗報です。
現金の一括購入などを行った時でも、優良住宅ローンであれば、軽減措置を受けることが可能です。
優良住宅にするための工事などで掛かった差額の10%が控除されます。

4:登録免許税が安くなる!

所有権の移転登記、保存登記をする際の税金が安くなります。
所有権保存登記のパーセンテージが0.4%から0.1%に軽減されます。
所有権移転登記の際は2.0%から戸建0.2%、マンション0.1%に軽減されます。

5:不動産取得税の控除額が増える!

一般的には1200万円の控除枠ですが、長期優良住宅の場合は1300万円の控除になります。そのため、最大で100万円分も優良住宅の方が安くなる可能性があります。

6:固定資産税の減額措置適用期間が延びる!

固定資産税の金額は、新築から3年、軽減措置が適用されます。
しかし、長期優良住宅の場合はこの適用期間がさらに伸びて、戸建5年、マンションは7年も減額措置を受けることが出来ます。

7:金利が安くなる

なんとこれだけ税金面で優遇されているのに、金利まで安くなります。
住宅金融支援機構のフラット35で融資を受ける場合、基準金利より0.3%の割引適用を受けることが出来ます。

長期優良住宅のデメリット

こんなに良いことずくめの長期優良住宅ですが、やはりデメリットもあります。

それは「申請に時間がかかる、申請にコストがかかる、ハウスメーカーや工務店を選ぶ必要がある」などですが、マンションには無関係です。

これは戸建てを自身で立てる際は大変ですが、マンションはプロが手配をしてくれます。強いて言えば「建設コスト増になる、完成後にもランニングコストがかかる」などが考えられるかもしれません。

 

まとめ

ざっと取り上げてみてもメリットとデメリット、どちらが大きいのかは判断が難しいかもしれません。家を建てる(買う)ということは人生においての大事業です。メリット、デメリットも含めてあらゆることを精査し、慎重に考慮されることをお勧めします。

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