マンションジャーナル

マンションジャーナル

【1度は行きたい!】天空の里「祖谷」の魅力に迫る!

マンションジャーナル最新記事

More
【1度は行きたい!】天空の里「祖谷」の魅力に迫る!

徳島県の西部、剣山系の深い山懐に抱かれた所に、今話題の「天空の里」があります。

そこは日本三大秘境とされた岐阜県白川郷、宮崎県椎葉村と並ぶ「祖谷」という地にある集落です。

国の重要伝統的建造物群保存地区

>>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

東祖谷にある落合集落は2005年に重要伝統的建造物群保存地区として国の文化財に選定された、伝統的な山村集落です。

祖谷川と落合川の合流地点の裾から山頂近くまで山腹を切り開いて造られた集落で、集落内の高低差が約390メートルと最も急斜面に形成されています。

祖谷1↑急斜面に村落が形成されている

江戸の中期から昭和初期にかけて造られたそうですが、民家や石垣は独特な工夫があり歴史的な価値が評価されています。この土台となる石垣は祖谷の谷間から採れる緑色片岩です。これは平たく割れる変成岩で、若干青みがかっているため「青石」とも呼ばれていて、徳島城や和歌山城の石垣にも用いられています。

祖谷18

この伝統的で独特な表情を見せる石垣もまた落合集落の景観を形成する重要な要素と言えます。

保存地区の建物は50軒で、うち10軒は空家になっていますが、家々を縫うように「里道」と呼ばれる昔ながらの細い道が巡らされています。

祖谷12

民家は平入りの萱葺寄棟の主屋を中心に納屋や隠居屋などの付属屋が並んで建っています。主屋は居住空間である「内」と、客間である「表」が基本で、この二室の間に「中の間」と「寝間」が並んでいます。これは「中寝間三間取」と言われていて、これが祖谷型民家の特徴となっています。

また壁は土壁ですが、特徴的なのは「ひしゃぎ竹」と呼ばれる編んだ割り竹で覆われています。

祖谷4

かつては煙草や三椏、お茶、養蚕などで生計を立てていたようですが、現在もなお昔ながらの手法で農業を営んでいるようです。

>>>東京、神奈川のマンション情報はこちら!

平家伝説の地

祖谷11

徳島の中心部から現在の高速道路を使っても3時間以上かかるこの地は、交通の便も著しく悪く、文字どおり秘境と呼ぶに相応しい地です。想像を絶する程の自然環境の中、今も脈々と平家伝説が受け継がれているのも頷けます。

この地に眠る「もう一つの平家伝説」とは、幼い安徳天皇と平教経(たいらののりつね)一行がこの地に逃れ平家再興の望みを繫いだという伝説です。

祖谷15↑平家の伝説が残る地

1184年、壇ノ浦の戦に敗れた平家の一門と共に安徳天皇も祖母である二位の尼に抱かれて西の海に身を投げたとされていますが、実は影武者であった。そして教経もまた源氏の武者二人を道連れに海に沈んだとされていますが、こちらも影武者であって、実は屋島の戦いで敗れた後、教経一行は密かに安徳天皇をお守りしながらこの地へと逃れてきたということです。

祖谷5

この祖谷の各地にそのような証とされるものが現在も残っています。有名な「祖谷のかずら橋」も、いつ源氏の討手が追ってきてもすぐに切り落とせるように蔓で束ねた橋を造ったとされています。

祖谷17

また後に「国盛」と改名した教経が一門が再び都に攻め上った後、祖谷の人々が自分達を思い出してくれるようにと植えられた「国盛杉」が800年以上の時を経て堂々とこの地に根を張っています。

祖谷6

その他にも「平家の馬場」「鉾神社」「京上トンネル」「七人塚」「花やしき」など数々の平家伝説に纏わる証とされているものがあり、古代のロマンを感じずにはいられない場所でもあります。

村おこしと秘境の存続

祖谷13

私がこの地に訪れたのは13年前のことです。徳島生まれの私は一度は祖谷を訪ねてみたいと以前から思っていました。意を決してひとり車を走らせたのが、昨日のことように思い浮かびます。

当時はまだ保存地区には指定されておらず、現在のように全国的に有名ではありませんでしたから、今のように観光客も多くはなかったと思います。

峻険な山々に囲まれてひっそりと点在する民家を包むように朝霧が覆っている景観が、この上もなく幻想的で暫く言葉もなく佇んで見入っておりました。

祖谷9

保護地区として指定されてからは様々な人々からも注目され、空き民家を再生させるプロジェクトなども組まれているようです。村おこしの一環として嬉しく注目しておりますが、大型のホテルなども建設予定である聞いています。

観光客が増えるのは嬉しいことに違いないのですが、観光客誘致の為に秘境が秘境でなくなりはしないかと、正直複雑な心境でもあります。祖谷を愛するひとりの人間の杞憂であればいいのですが。

>>>東京、神奈川のマンション情報はこちら!

photo by 桃源郷祖谷の山里

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top