マンションジャーナル

マンションジャーナル

【空き巣に狙われやすいマンション!?】自分で出来る簡単で効果的な対策とは?

マンションジャーナル最新記事

More
【空き巣に狙われやすいマンション!?】自分で出来る簡単で効果的な対策とは?

マンションを購入するにあたって、セキュリティは大いに気になるところ。セキュリティの設備やシステムもさることながら、空き巣などの侵入犯罪被害に遭いにくい物件に特徴はあるのでしょうか。そして、侵入の手口や防止策にはどんなものがあるのでしょうか。今回は警視庁の『住まいる防犯110番』の記載やデータを参考に、「空き巣」の手口や防止策について検証してみました。

参照:警視庁『住まいる防犯110番』

>>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

侵入犯罪とは

・住宅などの建物に侵入して行われる犯罪

・凶器などを示すなどして家人を脅して金品を強奪する「侵入強盗」

・金品を盗む「侵入窃盗」及び「住居侵入」

・侵入窃盗のうち、一般住宅(一戸建て・共同住宅)を狙う「空き巣」・「忍び込み」・「居空き」を「住宅対象侵入窃盗」としています。

空き巣はその名の通り、家人がいない住宅に侵入して金品を盗む犯罪。それに対して、「忍び込み」や「居空き」は家人が居る住宅に侵入して金品を盗む犯罪。

では、「忍び込み」と「居空き」の違いは何か。

夜間に家人が寝ている頃を見計らって進入するのが「忍び込み」、家人が昼寝や食事をしている隙を狙って侵入するのが「居空き」だそうです。これって、家人が侵入者に気づいたら居直り強盗になる可能性がありますよね。一つ間違えると、かなり怖い展開になりかねませんね。

では、【侵入窃盗】のデータはどうなのか

住宅対象の侵入窃盗の認知件数は、平成15年をピークにして減ってきています。平成26年は48,120件で前年比▲16.7%と減少しています。そうはいっても、警視庁管内で一日あたり132件も侵入窃盗の被害があるのです。

発生場所は、一戸建て住宅が38.5%でマンションやアパートといった共同住宅が17.6%。そして、共同住宅では3階以下が13.0%で4階以上になると4.6%という結果になっています。ということは、「高層階は侵入窃盗の被害に遭いにくい」ということになりますね。

侵入窃盗の手口別のデータによると、「空き巣」は36.5%、「忍び込み」が12.0%で「居空き」は3.0%と「空き巣」による被害が最も多いということです。

平成26年の「窃盗強盗」は1,195件で、そのうちの64.6%が商店。住宅は20.8%で、そのうち一戸建てが9.6%。共同住宅では、3階以下の5.9%、4階以上でも5.3%と階数による違いはそれほど大きくありません。したがって、「窃盗強盗」は「空き巣」などの侵入窃盗と違って、上層階だからといって安心はできないということになります。

79adf621486230502aa59a0c69d9954d_s

侵入手段と侵入口

玄関の「無締り」

4階以上の共同住宅の侵入手段で最も多いのは、「無締り」で43.0%。3階以下が43.6%で大きな違いはありません。「無締り」というのは、要は戸締まりをしていないということです。一戸建ての「無締り」は46.2%で共同住宅より若干多いのですが、何れにしても戸締まりをしていないというのは、「どうぞ侵入してください」と言っているようなもので不用心極まりないですね。

どうも、マンションではオートロックに対する過信があるようです。オートロックだからと油断して、玄関を施錠せずに外出するのは危険です。住人の後に付いていけば、簡単に建物内に入ることができますからね。玄関ドアが施錠されていなければ、いとも簡単に空き巣に入られてしまいます。

上層階でオートロックなので、「近所のコンビニに買い物に行くだけだから、ちょっとくらい大丈夫」といた油断が危ないのです。空き巣の仕事時間は僅か5分程度、コンビニで買い物をして帰ってくる間に十分仕事ができてしまうのです。

窓の「無締り」

そして「無締り」というのは、なにも玄関だけのことではありません。むしろ玄関よりも、窓の「無締り」の方が多いのです。面格子が付いているから大丈夫だろうと、換気のために窓を開けたままで外出するケースが意外と多いみたいですね。

面格子の材質や構造による違いはありますが、プロの手にかかれば意外と簡単に取り外されてしまいます。腕の良い?泥棒は痕跡を残さないように外した面格子を元に戻すので、空き巣被害に遭ったことすら気付かないことも。空き巣被害に気づいたとしても、どこから侵入したか分からないというわけです。侵入経路が分からなければ防犯対策ができませんから、同じ場所から侵入されて何度も被害に遭うケースもあるそうです。

また高層階だからといって、ベランダからの侵入はないだろうという安心するのは禁物です。高層階になるほど屋上からの侵入がしやすくなりますし、その他にも様々な手段を使って侵入してくるのです。建物の側壁にある配管を利用して、ベランダから侵入することなど簡単ですからね。

「ガラス破り」

次に多い侵入の手口は、「ガラス破り」です。3階以下では35.6%で、4階以上だと23.3%と低層階の方が約12%多くなっています。つまりちゃんと戸締まりをしていれば、4階以上の高層階は低層階に比べて1割以上侵入される確率が減るということになりますね。
bc096bfd8ee6a27f404a39460241769b_sワイヤーが入っている網入りガラスやペア(二重)ガラスは防犯性が高いと勘違いされがちですが、意外なことに割る手間は普通のガラスと変わりないそうです。網入りガラスは割っても破片が飛び散らないので、かえって普通のガラスより扱いやすいということです。

それよりも、ガラスの間に防犯フィルムが挟まっている複層ガラスであれば防犯性は高いとのこと。普通のガラスでも、市販の防犯フィルムを貼るだけでも割り難くなるので防犯効果が期待できるようです。それと侵入者は手間をかけることを嫌いますから、その意味では二重ロックが防犯に有効な手段になりますね。

「合鍵」

3番目に多いのが「合鍵」を使った侵入なのですが、郵便箱やメーターボックスに隠してある合鍵を使われるケースが多いようです。これって、誰でも思いつくような隠し場所ですよね。なので、実質的には隠しているのではなく、そこに合鍵を置いているだけということです。「合鍵」を使った侵入は4階以上が12.7%で3階以下は5.6%と、「ガラス破り」とは数字が逆転しています。したがって、上層階の方が「合鍵」で侵入されるリスクが高いということになりますね。

侵入口

表出入り口(玄関)からの侵入は4階以上が46.4%で、3階以下では31.7%。窓からの侵入は4階以上が41.1%ですが、3階以下になると56.5%と大幅に増えています。低層階に比べて上層階では玄関からの侵入が約15%も多いのに対して、窓からの侵入は逆に約15%少なくなっています。つまり3階以下は窓から、4階以上は玄関から侵入される確率が高いということです。

高層階になるほど玄関から侵入される確率が高いのは、窓からの侵入が困難だからということなのでしょう。しかし3階以下の低層階なら玄関でも窓でも同じようなものでしょうが、玄関より窓から侵入されることの方が多い。ということは、総じて玄関より窓からの方が侵入されやすいと考えるべきでしょう。

侵入窃盗の被害に遭う確率は、4階以上が4.6%なのに対して3階以下では13%というデータがあります。ですので、マンションのタイプ別で見ると低層マンションの方が侵入窃盗の被害に遭う確率が高いということになります。そして低層マンションでは、特に窓のセキュリティを強化する必要があるということになりますね。

しかしこれは、あくまでも確率の問題で、高層マンションだから安全ということではありません。セキュリティが強化された設備やシステムがあっても、それを過信して油断すれば侵入者はそういった心の隙を狙ってくるのです。その意味では、油断という心の隙が最も危険な侵入路ということですね。

侵入窃盗犯が重視すること

侵入しやすい環境

彼らが最も重視するのは、侵入のしやすさ。最も侵入しやすいのは、「無締り」の玄関や窓ですよね。次いで、割りやすく出入りしやすい窓。つまり、腰高で開口の狭い窓より、開口の広い掃出し窓です。マンションの場合はベランダやバルコニーの開口部ということになりますので、高層階だからといって油断して施錠しないのは危険です。

しかしその前に、侵入しやすい環境であることが重要なポイントになります。建物の周りが柵や塀で囲まれておらず、樹木などが目隠しになっているマンションは狙われやすいですね。それと、死角の多い形状のマンションも標的になりやすい。こういう環境は、侵入窃盗犯にとっては好都合な環境となります。つまり、入りやすく目立ち難いので犯行が容易ということです。

しかしプライバシーに配慮するということは、必然的に外からの視線を遮る構造になります。この点において、プライバシーと防犯は相反することになりますね。閑静な住宅街にある高級マンションは、人通りが少なく緑に囲まれているので比較的侵入が容易。プライバシーに配慮した構造になっており、裕福な人が住んでいる可能性が高いので侵入窃盗犯にとって格好のターゲットになりがちです。

逃走しやすい立地

そしてもう一つ重要なのが、逃走しやすいということ。空き巣などの侵入窃盗犯が、必ずしも車を使うとは限りません。車は足がつきやすいですし、特に日中の「空き巣」だと車はかえって目立ってしまいます。ですので、電車を使って逃走するわけです。
611dcc6c70a2db6c69ba685f5463b60a_s駅に近ければ、それだけ早く人混みに紛れ込んで逃走しやすくなるということです。ですので、駅近のマンションは侵入窃盗犯に狙われやすいということになります。それにしても、駅近の好立地が防犯上のデメリットになるというのは、何だかやるせなく苦々しい気がしますね。

管理人の有無とコミュニティ環境

防犯カメラの設置は不法侵入の抑止力になりますが、それより侵入者が気にするのが周囲の視線。犯行に及ぶ際は、人目につかないことが重要ですからね。なので、管理人がいないマンションがターゲットになる可能性が高くなります。

それと侵入窃盗犯にとって、マンション住人の視線も気になります。建物へ侵入する際に、不審者に見られることが一番厄介ですからね。しかし新築マンションだと住人同士の関わりが浅いので、住人かどうか判断しづらいですよね。なので、オートロックがあっても誰かの後について入れば、不審がられずにマンション内に侵入できるというわけです。

しかし管理組合が上手く機能して良好なコミュニティが形成されているマンションでは、住人同士の関わりが濃密になるので部外者の不法侵入に対する抑止効果が高くなります。

何重にも張り巡らされたセキュリティシステムがあっても、住人同士が無関心でいればその効果は半減してしまいます。しかし常に住人同士が挨拶を交わすコミュニティが形成されていれば、悪意を持った人間が入り込みづらい環境になるということです。

まとめ

本来なら、暮らしやすいはずの駅近でプライバシーが守られているマンション。それが、かえって侵入窃盗のターゲットになりやすいというのはショッキングな事実ですね。しかし「無締り」が最も多い侵入の手口だとするなら、油断せずに戸締まりをするだけでも防犯効果は大きいということになります。

共用部のセキュリティだけではなく、各住戸における防犯グッズの活用も必要なのかもしれません。しかし、何より大切なのは個々の防犯意識であり、それも「戸締まり」という最も基本的なこと。そして何より、良好なコミュニティがマンションの防犯に重要な要素になるようですね。

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top