マンションジャーナル

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都心の一等地“番町”に佇む高級ヴィンテージマンション

都心の一等地“番町”に佇む高級ヴィンテージマンション

都内でも屈指の高級住宅街である千代田区“番町”は、江戸城の将軍を守る役割を持った大番組と呼ばれる旗本達が屋敷を構えていた町でした。

現在では皇居が間近にあることによって、日本一ステイタスの高い憧れのエリアになっています。
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そしてこの地区に建つマンションは、いずれもハイグレードな高級レジデンスばかり。その多くは、三菱地所レジデンス、住友不動産、三井不動産レジデンシャルといった誰もが知っている大手デベロッパーの高級ブランドのレジデンス。

しかし“番町”にある高級レジデンスは、メジャーなブランドマンションばかりではありません。一般的にはあまり知られていない事業者による、とても魅力的なレジデンスもあるのです。ということで、今回は比較的認知度が低い“隠れたヴィンテージマンション”をご紹介しましょう。

一番町マナーハウス

一番町マナーハウス

  • 東京都千代田区一番町14-1
  • JR総武線・都営新宿線「市ケ谷」駅徒歩8 分
  • 東京メトロ半蔵門線 「半蔵門」駅 徒歩3分
  • 東京メトロ有楽町線 「麹町」駅 徒歩6分

「マナーハウス」というのは、もともと英国貴族が自分の領地に立てた邸宅のこと。彼らは1年の内半分はロンドンで生活しているのですが、残りの半分は自分の領地で過ごします。つまり、英国貴族たちの本拠地にある邸宅が「マナーハウス」なのであり、一番安らげる場所ということですね。

日本で例えるなら、江戸時代における大名の参勤交代のように江戸と国元の二重生活みたいなものですね。そして「マナーハウス」は、大名の領地にある「お城」といったところでしょうか。

英国貴族にとって安らぎの邸宅であるマナーハウス。その伝統的な精神や思想を取り入れて造られたのが、「一番町マナーハウス」です。

北側にローマ法王庁大使館、東側には広大な敷地に緑豊かなイギリス大使館。買物はスーパーのマルエツプチまで歩いて3分、徒歩5分圏内にファミリーマートやセブンイレブンがあり、国際的な雰囲気と生活の利便性が共存する立地ですね。

  • 分譲会社 ジョンスワイヤ・エンドサンズ・リミテッド
  • 設計会社 椎名政夫建築設計事務所
  • 施工会社 鹿島建設
  • 管理会社 東急コミュニティー
  • 築年月2001年2月
  • 総戸数39戸 鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階建地下2階
  • 専有面積102.82m2 ~ 215.65m2
  • 間取り2LDK ~ 4LDK
  • ワンフロア4戸以下
  • 2戸に1基の割合で設けたエレベーター
  • 11階から14階はワンフロア1戸
  • 全居室にエアコン設置

分譲会社の「ジョンスワイヤ・エンドサンズ・リミテッド」って、聞き慣れない企業名ですよね。この会社の大元はスワイヤー・グループといって、ジョン・スワイヤーがイギリスのリバプールでスワイヤー商会を創業したのが始まり。現在ではロンドンに本部を置く国際的なグローバル企業グループです。

アジアでは香港にスワイヤー・グループの中核企業として、ジョン・スワイヤー・アンド・サンズ・ホンコンがあります。この会社は、キャセイパシフィック航空の株を45%所有するなど多くの香港企業を傘下に持つ大企業です。

設計会社の椎名政夫建築設計事務所は、一般社団法人日本建設業連合会による日本国内の優秀な建築作品に与えられるBCS賞を2度受賞しています。1度目は、1987年に「ホンダ青山ビル」で受賞。1998年には東京国際フォーラムで受賞し、この時は米国建築家協会賞も受賞しています。施工会社は日本の三大ゼネコンである鹿島建設ですから、まさに筋金入りのヴィンテージマンションですね。

現在、売りに出ている物件

  • 7階 3LDK 2億3,400万円
  • 平米単価198万7,300円
  • 専有面積117.75m2 バルコニー面積11.20m2
  • 管理費21,800円/月
  • 修繕積立金16,490円/月
  • リビングと主寝室に床暖房
  • 地下2階に3.65 m2のトランクルーム付き

同じフロアに4戸しかないのにエレベーターが2基あるので、タワーマンションのような朝夕のエレベーターの混雑はないですね。都心の一等地で、優雅でゆとりのある暮らしを満喫できるまさに高級レジデンスです。

>>>一番町マナーハウスの詳細ページはコチラ

ホーマットオリエント

ホーマットオリエントホーマットオリエント

  • 東京都千代田区一番町22-5
  • 東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅 徒歩5分
  • 東京メトロ有楽町線「麹町」駅 徒歩6分

「一番町マナーハウス」の西側のお隣に位置しています。「ホーマット」シリーズは外国人の入居者が多く、エレベーターや内廊下、ベランダなどが通常の日本のマンションより広く、豪華でゆったりとした仕様になっています。門からエントランスの間には手入れの行き届いた日本庭園があり、落ち着いた「和」の空気が漂うハイグレードなヴィンテージマンションです。

  • 分譲会社 興和不動産
  • 設計・施工会社 大林組
  • 築年月1984年4月
  • 総戸数41戸 鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階建地下1階
  • 専有面積120.0 m2 ~190.0 m2
  • 間取り2LDK~3LDK

分譲会社の興和不動産は旧日本興業銀行(現在のみずほ銀行)をメインバンクとする企業グループの一つでしたが、現在は新日本製鐵(現・新日鐵住金)の傘下である日鉄ライフと統合されて「新日鉄興和不動産」という会社になっています。マンションデベロッパーとしてはメジャーではありませんが、新日鐵住金グループ企業で経営基盤はしっかりした会社です。施工会社の大林組は、「虎ノ門ヒルズ」とその地下を通る環状二号線「築地虎ノ門トンネル」を同時に建設した実績を持つ大手ゼネコンです。

現在、売りに出ている物件

  • 4階 3LDK 2億7,800万円
  • 平米単価154万4,400円
  • 専有面積180.0m2 バルコニー面積21.0m2
  • 管理費35,400円/月
  • 修繕積立金32,400円/月

築31年と古いマンションであるにもかかわらず、3億円近いお値段。流石に、都心の一等地にあるヴィンテージマンションだけのことはありますね。

平米単価は「一番町マナーハウス」より若干お安いですが、総戸数は殆ど変わらないのに管理費が約4割、修繕積立金は約5割も高いですね。修繕積立金が高いのは、やはり築年数が古いせいなのでしょうか。

外国人向けに造られたマンションだけあって、専有面積が180.0m2というゆとりのある3LDK。キッチンは独立した7帖の広いスペースになっており、リビングダイニングが26帖と広々とした住空間が確保されています。

>>>ホーマットオリエントの詳細ページはコチラ

パルシオ五番町

パルシオ五番町

  • 東京都千代田区五番町
  • JR総武線 「市ヶ谷」駅 徒歩3分
  • JR総武線 「四ツ谷」駅 徒歩7分
  • 東京メトロ有楽町線「市ヶ谷」駅 徒歩3分
  • 東京メトロ有楽町線「麹町」駅 徒歩7分

近隣には、上智大学の市ヶ谷キャンパスや日本大学の本部があり、番町小学校、東京中華学校、女子学院高校など多くの教育施設のある文教区に位置しています。普段の買物はスーパーのマルエツプチまで歩いて5分、ファミリーマートへ徒歩3分と普段の買物はそれほど不自由しませんね。

  • 分譲会社 ユニホー
  • 設計会社 レーモンド設計事務所
  • 施工会社 大林組
  • 管理会社 ライフポート西洋
  • 築年月2003年11月
  • 総戸数41戸 鉄筋コンクリート造地上8階建地下1階
  • 専有面積56.65m2~151.64m2
  • 間取り1LDK~3LDK

分譲会社のユニホーは東京ではあまり知られていませんが、名古屋に本社があるマンション、戸建住宅等の分譲、流通を主な業務とする企業。管理会社の西洋コミュニティーは、ユニホーの関連会社です。

設計を担当したレーモンド設計事務所の歴史は古く、創立は1921年(大正10年)。創業者のアントニン・レーモンドは、1919年に帝国ホテルの設計施工に携わったフランク・ロイド・ライトの助手として来日。その後日本で独立してレーモンド設計事務所を開設し、モダニズム建築の作品を多く残しています。現在は、数々の建築賞を受賞し日本大学工学部と大学院工学研究科の講師でもある三浦 敏伸氏が代表を務めています。

現在、売りに出ている物件

  • 5階 2LDK+WIC+SIC メゾネットタイプ 1億3,480万円
  • 平米単価154万9,200円
  • 専有面積87.01m2 ルーフバルコニー面積9.88m2
  • 管理費23,300円/月
  • 修繕積立金5,310円/月
  • リフォーム済みの物件です。
  • キッチン:食洗機付きLIXIL製システムキッチン
  • 浴室:浴室乾燥機付きPanasonic製ユニットバス
  • 床全面張り替え:Panasonic製フローリング
  • 建具:Panasonic製内装ドア
  • 照明:LEDシーリングライト、LEDダウンライト

下階にシューズインクローゼットがあり、17.6帖のLDKと6.3帖の洋室、上階にウォークインクローゼット付きの8帖の洋室、浴室・洗面室という間取り。トイレは上下階にそれぞれ1つずつ配置されています。

大手デベロッパーのマンションとは一味違う思想で生み出された、レーモンド設計事務所による「こだわりの住空間」です。

>>>パルシオ五番町の詳細ページはコチラ

グランスイート六番町

グランスイート六番町

  • 東京都千代田区六番町10-1
  • JR中央線 「四ツ谷」駅 徒歩4分
  • 東京メトロ丸ノ内線 「四ツ谷」駅 徒歩6分

成城石井が入っている「アトレ四ツ谷」まで歩いて4分、「ポロロッカ食品館」へは11分ほどで行けます。雙葉小学校と番町小学校、それから番町幼稚園に囲まれた位置にありますので、平日の昼間は窓をあけると子供たちの元気な声が気になるかもしれません。しかし、小さな子供のいるファミリーには便利で有り難い立地ですね。

  • 分譲会社 丸紅
  • 設計会社 アルキフォルマ・ディー建築設計
  • 施工会社 前田建設工業
  • 築年月2008年3月
  • 総戸数85戸 鉄筋コンクリート造地上8階建地下1階
  • 専有面積55.66m2~237.85m2
  • 間取り1LDK~4LDK
  • 24時間有人管理で、コンシェルジュサービスあり
  • 24時間マンション緊急サービスシステム『ベニー24サービス』

分譲会社の丸紅は、芙蓉グループ(旧安田財閥系)の大手総合商社。不動産部門は生活産業グループに属し、国内の分譲マンション開発事業では過去50年で78,000戸以上の供給実績があります。アルキフォルマの中川康代表は、ローマ大学建築科教授であるフランコサガリの事務所を経て平成年に設計事務所を設立した人物。

施工会社の前田建設は、超高層オフィスビルの天王洲セントラルタワーや東京中央区のファミール月島グランスイートタワーなどの施工実績のある大手ゼネコン。

現在、売りに出ている物件

  • 8階 2LDK+S 1億9,800万円
  • 平米単価183万9,000円
  • 専有面積107.67m2 バルコニー面積4.3m2
  • 管理費34,600円/月
  • 修繕積立金7,540円/月
  • その他費用 2,243円/月

17.2帖のリビングダイニングと11帖の洋室は縦長で、使い勝手が気になりますね。またバルコニーの向きは北東なので、日中の日当たりは今ひとつかもしれません。

売り物件がないのは本物の証?

特別なステイタスがあり地価の高い“番町”ですから、いずれも豪華で品格のある高価なレジデンスばかりですね。しかし非常に魅力的ではあるのに、売りに出ている物件がないマンションも多くあります。最後にその中でも独特の要素を持った、とても珍しいヴィンテージマンションをご紹介します。

>>>グランスイート六番町の詳細ページはコチラ

ルクセンブルグハウス

ルクセンブルグハウス1ルクセンブルグハウス2 ルクセンブルグハウス3

  • 東京都千代田区四番町8-9
  • JR総武線 「市ヶ谷」駅 徒歩3分
  • 東京メトロ有楽町線 「市ヶ谷」駅 徒歩2分

この建物は、番町にある他のレジデンスとはまったく違う特別な要素を持っています。分譲住宅と大使館が同じ建物の中にあるのです。

ルクセンブルクの大使館は二番町にあり、大使公邸とは別の場所にあったのですが、双方を千代田区四番町に移転させて新たに建てられたのが「ルクセンブルクハウス」です。1階が大使館で、最上階の12階に大使公邸。2階から11階が分譲住宅という、珍しい形態の建物なのです。

  • 分譲会社 三菱地所
  • 設計会社 三菱地所設計
  • 施工会社 鹿島建設
  • 築年月2003年2月
  • 総戸数87戸 鉄筋コンクリート造地上12階建地下1階
  • 専有面積65.6m2 ~ 198.97m2
  • 間取り2LDK~4LDK

1階が大使館で最上階に大使が住んでいるのですから、セキュリティの品質やレベルは他のマンションの比ではないでしょう。その意味では、日本で最もセキュリティの充実した安全なマンションかもしれませんね。

この建物の事業者は三菱地所と神戸製鉄、施工会社は鹿島建設で大使館の内装は丹下健三都市建築研究所という豪華な顔ぶれによる建築物です。住居側のロビーの中央にはルクセンブルクをイメージした3層構造の吹抜けが設けられています。

1~ 5階のテーマは「森のやすらぎ」、6~9階は「白のやすらぎ」がテーマ、そして10~12階は「光のやすらぎ」をテーマにした空中庭園が頭上に広がっています。エレベーターはシースルータイプが採用されていて、それぞれのエントランスホールの眺めを楽しめるようになっています。まるで映画のワンシーンのようですね。

今のところ売り物件は出ていませんが、もし売りに出たら間違いなく分譲時の価格を上回るでしょう。「ルクセンブルクハウス」は、番町のマンションの中でも別格の存在であり、非常に資産価値の高いマンションです。

>>>ルクセンブルグハウスの詳細ページはコチラ

まとめ

やはり、“番町”界隈は庶民感覚からかけ離れた特別な場所ですね。土地の価格が高いせいもあって、どのマンションもため息が出るようなお値段です。

しかし、土地価格が高いのはあくまでも結果でしかありません。本来の”番町“のステイタスには、長い月日を経て多くの人々が培ってきた歴史と文化が背景にあります。

だからこそ誰もが敬意を払う土地であり、財を得た人々がこの地に住むことに憧れるのでしょうね。

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