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【知らないとマズい】鎌倉に住みたい人が知っておくべきポイント!

【知らないとマズい】鎌倉に住みたい人が知っておくべきポイント!

日本有数の観光地であると共に、豊かな自然に囲まれ成熟した文化の薫り漂う憧れの高級住宅街、そんな「顔」を持つ鎌倉。

そこには首都圏における高級住宅街とは一線を画した、鎌倉特有のステイタスがあります。

横須賀線で東京から約1時間という何とも微妙な距離で、通勤にはギリギリセーフといったところでしょうか。ここまで都心から離れると地価はそれなりに安くなるのが普通ですが、鎌倉だけは例外。

位置的には首都郊外ですが、鎌倉には一般的な郊外の常識は当てはまりません。何故そうなのか、今回はその理由と今時のトレンドを探ってみしましょう。

意外と不便な鎌倉の交通事情

先程述べたように、東京から鎌倉へのアクセス手段はJR横須賀線で約1時間の距離。しかし他の鉄道路線は何もありません。あるのは、鎌倉と藤沢を結ぶ「江ノ電」だけ。

もし横須賀線が不通になったら、バスで大船まで行ってJR東海道線を使うか、江ノ電で藤沢まで迂回してJR東海道線、もしくは小田急線を利用するしかありません。いずれにしても、相当な大回りです。

休日に車で鎌倉へ出かけた経験のある方はご存知でしょうが、市街地の道は狭く身動きがとれないほどの大渋滞に巻き込まれます。東京へのアクセスはJR横須賀線のみ、車がないと不便だけど道は狭く混雑する。

バスの路線は多いけど、狭い道を走り停留所も多いので移動に時間がかかるというのが鎌倉の交通事情です。移動の利便性を追求する人が鎌倉に住むと、きっとイライラしてストレスが溜まるかもしれませんね。

週末や祝日に鶴岡八幡を参拝して一駅先の北鎌倉へ移動する場合、鎌倉駅まで戻って電車で北鎌倉まで移動するのと、歩いて行くのではそれほど時間は変わりません。

なにしろ、駅は混み合いますから、すぐに電車に乗れないことが多いのです。

そもそも鶴岡八幡から北鎌倉へ繋がる道は、見所満載の散策道です。

ですから、車や電車で移動するのは実にもったいない。観光に限らす、鎌倉はゆったりと時を過ごすことでその魅力を満喫できる街なのですから。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

もともと鎌倉は別荘地

明治になって横須賀線が開通して以来、鎌倉は東京から程良い距離にある通年型の別荘地として発展したという経緯があります。

明治から昭和初期にかけての別荘地ですから、当然庶民には手の届かない特別な人々だけの場所だったわけです。

そして、鎌倉に別荘を構えたのは各界の名士たち。政財界の重鎮や著名な文化人達が好んで居を構えました。それ故、鎌倉の文化度は高く品格のある街に熟成されていったのです。

鎌倉は武家政権の拠点という土地柄であるにもかかわらず、市街に武家屋敷なるものは存在していません。

当時は若宮大路を挟んで両側に武家屋敷が並んでいたようですが、おそらく新田義貞の鎌倉攻めの時に焼き払われたのでしょう。

今では明治以降に建てられた、古都鎌倉のイメージとはちょっと違う洋館が多く残っています。これも、明治以降に別荘地だった鎌倉特有の風景ですね。中には、心霊スポットとして有名な建物もありますよ。

そして何より、住宅街の道がとにかく狭い。そもそもこれほどの車社会になるとは予想していなかったでしょうから、住宅街の道を広くするという発想はなかったのでしょう。

この光景は、40年前と変わっていません。現在においても、区画整理をして道幅を広げようという計画はないようですね。

しかし鎌倉の住人たちはそんな鎌倉の風景を愛し、守ろうという意識が強いのです。行政もそれは同じで、新しく建物を作る際に厳しい規制をしています。

ですので、鎌倉では大規模な再開発はあり得ず、したがって住宅の供給も限られています。

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鎌倉の法の守り

古都における歴史的風土の保存を目的に、鎌倉市全域の55.55%、約2,194haが「風致地区」に指定されています。

風致地区の基準(鎌倉市のHPより)

建築物の高さ制限

2種風致地区の場合は8メートル
3種風致地区の場合は10メートル
4種風致地区の場合は15メートル

建ぺい率40

道路に面する部分 1.5メートル

緑化率 20

敷地内に樹木がない場合は、敷地面積の20%以上の植栽が義務付けられています。塀は石積みが原則で、新築や増築をする場合は必ず許可を取る必要があります。

更に全市域の24.8%、982.2haが「歴史的風土保存区域」の規則対象になっており、この広さは東京ドーム210個分に相当します。

そしてそのうち573.6ha(全市域の14.5%・東京ドーム122個分)が建物の新築が許可されない「歴史的風土特別保存地区」に指定されているのです。

これでは高層マンションの建設はもちろん大規模な再開発などできるはずもなく、住宅地そのものが限定されてしまいます。

供給が少なく需要が多ければ土地価格は上がり、その結果住宅のコストは高くなりますよね。

ですので、鎌倉で安い物件を探そうというのは至難の業なのです。

鎌倉の不動産情報を見ていると、築年の古い建物付きで、相場よりかなり安い物件が売りに出ていることがあります。でもよく見ると、「新築、建替え不可」と記載されている。

要するに規制対象物件なので、永遠に古い家をリフォームし続けて住む以外にないというわけです。新築の家を建てられないので、不動産業者は絶対に手を出さない物件。

ですから、相場より安いということですね。

しかし、それによって鎌倉のステイタスが保たれているという側面があります。

この辺が痛し痒しといった感じですね。それでも鎌倉で住まいを探すなら、こういった事情を承知しておく必要があります。

最近では古家が人気

昔から数々のテレビドラマの舞台になったせいか、随分前から江ノ電沿線に住むことに憧れる人が多くいました。その人気は今でも変わらないようで、最近は江ノ電沿線で「古家」を求める人が増えたそうです。

江ノ電沿線には豪邸ではないけれど、庶民的な古い一軒家が多くあるのですがその価格は決してお安くはありません。

そもそも江ノ電沿線は昔ながらの住宅地で根強い人気があり、供給が少ないので安い物件が出ることはありません。物件にもよりますが、5,000万円以内で買おうというのはほぼ不可能。

ましてや徒歩15分圏内だと、まず無理ですね。

ただ、最近はちょっと事情が変わってきているようです。というのは、住人の高齢化が進み転出や相続で空き家になった物件が増えてきているのです。

その対策として、売るのではなく賃貸に出すケースが増えてきたというのです。つまり、買うのは無理でも借りて住むという道が開けたということですね。

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海と山がもたらすデメリット

鎌倉の魅力は、何といっても自然が多いこと。目の前に広がる湘南の海、そして三方を囲む山々の緑。しかし、良いことばかりではありません。

緑が多いということは、「花粉症」の心配があります。そして、海風による「錆」。家だけではなく、車の傷みも心配になりますよね。

ただ海沿いでなければ、「塩害による錆」についてはそれほど深刻ではありません。

とはいえ夏になると、湘南の海をめがけて県外から多くの海水浴客が押し寄せてきます。海岸沿いの国道134号は、慢性的に大渋滞。国道沿いでなければ影響ないと思われるかもしれませんが、裏道を探して住宅街に迷い込んでくる車がけっこう多いのです。

1台が入って行くと、それにつられて何台も続いて入ってくる。でも裏道として通り抜けできる道は殆どなく、結局Uターンして脱出しようとするわけです。

ところが道が狭いのでなかなか方向を変えられず、住宅街の中で右往左往して身動きできなくなる。これって悪気はないのでしょうが、住人にとっては大迷惑ですよね。

鎌倉に住むということは、こういう被害は人ごとではなく、自分自身も当事者になる可能性があるわけですね。

鎌倉の住人はハイセンス

鎌倉は、セレブが多く住む街。そう思っているとすれば、それは大間違い。もちろんセレブも暮らしているでしょうが、それはごく一部でしかりません。

それに裕福層ばかりでもなく、ごく一般的な庶民レベルの暮らしをしている人は大勢います。ただ、一つ言えることは、「鎌倉に住んでいる人はセンスが良い」ということです。

上品ぶるわけでもなく、ごく自然体で自分なりのライフスタイルを楽しんでいる年配の方が多くいます。

30代や40代でも鎌倉という風土を好み、そして鎌倉で暮らす喜びを感じている人が多い。都心に比べれば不便なことが多々ありますが、それを不便とは思わず楽しみとして受け入れるセンスの良さがあるのです。

そういった精神的な意味での民度の高い住人が多く住んでいるのが、鎌倉の特色かもしれませんね。

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鎌倉に新たな風「カマコンバレー」の存在

近年、鎌倉に拠点を移すIT企業が増えているようです。

何故、東京ではなく鎌倉なのか。どうも彼らは、仕事の場として鎌倉を選んでいるわけではないようです。仕事の効率やアクセスなどの利便性を考えれば「東京」なのでしょうが、しかしそれらの要素は仕事を充実させるための手段に過ぎない。

そしてそこには地域性が入り込む余地はなく、誰もが仕事だけをする生活に違和感があったそうです。

しかし、大好きな鎌倉に会社と住居をまるごと移転させることでまちに住むということを楽しめることに気づいたというのです。

「カマコンバレー」というのは、鎌倉を愛するIT企業が集まった団体。シリコンバレーをもじった名称らしいのですが、鎌倉をシリコンバレーのようにする気は毛頭ないとのこと。

ITというツールを使って鎌倉を盛り上げることが彼らの目的。月に一回の定例会で話し合って、何をするかを決めるらしいのです。今のところ、収益事業としての活動ではなく、彼らの持ち出しのようです。

将来は収益事業に発展させたいという意向はあるようですけどね。しかしそれは利益を得るためではなく、鎌倉を盛り上げるための投資資金として考えているということです。

近年の鎌倉には、地域を愛し盛り上げるために貢献する意識の高い人たちが集まってきているのです。

まとめ

鎌倉に住むにあたって、風評としての人気や資産価値といった観点で物事を考えない方が良さそうですね。

鎌倉に本気で住みたいとお考えなら、鎌倉という街を本気で好きであることが必要なのかもしれませんね。

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