マンションジャーナル

マンションジャーナル

和タンスの魅力~洋風インテリアに和の融合〜

マンションジャーナル最新記事

More
和タンスの魅力~洋風インテリアに和の融合〜

日本の地方の豊かな伝統文化に育まれ、職人の見事な手仕事から生まれる和箪笥(和タンス)。あたたかで存在感溢れる佇まいが、現代の洋風のインテリアに見事に調和します。和室の無い住まいも珍しくなくなっている現代ですが、そんな中でも和箪笥が再注目されています。昔懐かしく、どこか新しい、和タンスの魅力をご紹介します。

タンスの種類

タンスは江戸時代に大阪で生まれた収納家具で、それまでは衣類は竹でできた行李(こうり)や木製の長持(ながもち)に収納していました。そして、タンスには収納するものによって沢山の種類がありました。

衣類を収納する整理タンス、衣装タンス、洋服タンス、食器を収納する茶タンスなどは今でもよく使われています。そのほか、武士が刀をしまう刀箪笥、薬屋で薬をしまう百味簞笥、盗難防止のからくり箪笥。船に積み込み、海が荒れてもびくともしない頑丈な船箪笥は江戸時代から明治時代にかけて北前船の船頭が貴重品を保管するためのものでした。車箪笥は火事の多かった時代らしく、非常時に持ち出せるように箪笥の底に木の車輪がついていました。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

箪笥の有名な産地

大阪泉州桐箪笥(大阪府岸和田市、堺市、和泉市ほか)

大阪で誕生し、和泉地区に製造技術が広まってこのエリア一帯で作られるようになりました。桐は湿気が多い時水分を吸収し、乾燥時には水分を出す性質があります。火災の際にも燃えにくいと言われ、衣服の保存に優れています。

仙台箪笥(宮城県仙台市)

宮城県仙台市で江戸時代末期に仙台藩の地場産業として誕生、武士が刀や羽織を納める身近な生活用品として愛用されました。材料の木はケヤキや栗を使っており、木目が浮かび上がる木地呂塗りに、豪華な鉄金具が飾りに付きます。明治から大正中期にはヨーロッパにも輸出されていました。

岩谷堂箪笥(岩手県奥州市)

岩谷堂家具の歴史は古く、藤原清衡が平泉に居を移すまでの間、江刺郡豊田館(今の岩手県奥州市)を本拠地として産業奨励に力を注いだ時代にさかのぼります。その後、江戸時代中期、岩谷堂城主、伊達村将の命で家臣の三品茂左右衛門が箪笥を作り、鍛冶職人により彫金金具が考案されました。 江戸時代、仙台藩の政策で特産の馬市が開かれ、他国人が出入りして岩谷堂箪笥の製作が盛んになりました。欅、桐、栗などの木に、「手打彫り」または「南部鉄器」の金具が特徴です。

まとめ

和タンスは手入れをすれば一生もの、いえ、次の代にも引き継ぎ使うことも可能と言われています。アンティークの和箪笥を洋風インテリアのリビングで主役にしてみたり、寝室で上に鏡を載せれば、あたたかで広がりのあるインテリア空間にすることも可能です。製造元を訪れて、金具を好みの模様にし、引き出しの数や寸法も使い勝手良く変更して、自分だけのオリジナル和箪笥を作ってもらうこともできます。お値段は多少張りますが、子どもや孫の代まで使えます。それぞれの産地には和箪笥の歴史を紹介し実物を展示する物産館などもありますので、ぜひ訪れて和タンスの魅力を再発見してください。

【永久保存】殿堂入り人気記事

Return Top