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リフォーム瑕疵保険で万が一の対策を!

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リフォーム瑕疵保険で万が一の対策を!

住宅そのものを対象にした瑕疵保険ではなく、リフォーム工事に特化した「リフォーム瑕疵保険」をご存知ですか?この保険を利用することで、工事の品質を一定水準に保つことが可能になり、瑕疵が見つかった場合の補修費用が保証されます。今回は、この保険によってどのようなメリットがあるのか具体的にご説明します。

リフォームの施工業者は玉石混交

今や、リフォーム市場の規模は6兆円台。国の住宅政策は、新築重視からストック重視へ転換する方向にあります。その背景には、日本全体の総世帯数が約5000万世帯であるのに対して、住宅ストック数は5700万戸で供給過多という事情があるようです。

この状況に於いて住宅投資を活性化するには、リフォーム市場の拡大が必須というわけです。ということで、今後も様々なシーンでリフォーム工事が活発に行われることが予測されます。そして多くの企業がリフォーム市場に参入している昨今、その規模や仕事の品質は千差万別でまさに玉石混交状態にあります。

そういった中、悪質な業者の被害に遭わないようにするには、施工業者の良し悪しを見極める必要があります。とはいえ、素人である一般の個人がそれをするのは難しいのが現実です。しかし、リフォーム瑕疵保険の加入が認められる施工業者を選択することによって、品質の良いリフォーム工事が期待できるのです。 >>マンションを買うなら知らないと損するサービスとは?

気になる工事の品質と保証の担保

個人がリフォーム工事を発注する場合、やはり気になるのが工事の品質とその後の保証。最近は5年とか10年の保証をつけるリフォーム会社もあるようですが、もしその会社が倒産したら不具合の保証は絵に描いた餅になってしまいます。そこで登場したのが、リフォーム瑕疵保険。これは国が普及に力を入れている保険で、この保険に加入するのは発注者ではなく工事を請け負う施工業者です。そして加入する施工業者は、国土交通大臣が指定した保険法人の審査をクリアする必要があります。

工事の品質を担保するために、保険法人の検査員が施工中もしくは工事完了時に現場をチェックします。もし不具合があれば、検査員のOKが出るまで補修し直さなければなりません。これを義務付けられるので、平気で手抜き工事をするような施工業者はリフォーム瑕疵保険への加入が難しくなります。

ですので、レベルの低い業者や悪質業者は必然的に淘汰されることになります。そして、もし工事後に瑕疵が認められ補修が必要になった場合は、補修工事をするための費用が施工会社に支払われます。施工会社が倒産している場合は、工事の発注者に直接補修費用が支払われる仕組みになっているので安心です。

保険の対象範囲と保険料

リフォーム工事をした全ての部分が、保険の対象になります。構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分については5年、その他の部分については1年という保険期間になっています。保険金の支払については、調査費用、補修費用の他、それに伴う転居や仮住まいの費用も対象になります。保険料は、工事内容や工事請負額によって算出されます。

例えば、キッチンの交換工事で請負金額が80万円とすると3万円程度、間取りの変更などの内装工事で550万円の請負額だと6万円強といった保険料になります。

施工業者に支払われる保険金は、補修費用から10万円を差し引いた額の80%です。補修工事の原因は施工会社にあるわけですから、費用の全額は払わないよということでしょうね。しかし、施工業者が倒産している場合は、発注者に補修費用の100%が支払われます。保険料の負担については、施工業者との相談になります。ケースバイケースですが、発注者と施工業者で折半することが多いようです。

保険金が発注者である住宅の所有者ではなく施工業者に支払われるのは、施工業者がその保険金を使って再度補修工事を行うからです。「保険」という名前が付いているので、なんとなくお金をもらって終わり、というイメージがありますが、あくまでもリフォームをしっかりと行うことが目的となっているのです。

まとめ

リフォームをする上で、工事の品質やその後の保証には不安が付きまとうものです。そういった不安を100%払拭できるというわけではありませんが、国の指定を受けた専門機関が介在することによって一定水準の工事品質を期待できます。また工事後に何かしらの不具合が発覚した場合の保証もあります。多少の経費が必要になりますが、そこから得られるメリットを考えると、リフォーム瑕疵保険の利用価値は高いといえますね。

※瑕疵保険の詳細:「一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会

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