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【東洋ゴム問題】マンションの免震構造とは一体何か

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【東洋ゴム問題】マンションの免震構造とは一体何か

東洋ゴムの免震ゴムデータ偽装問題が連日報道されています。

東洋ゴム、「免震データ偽装」さらに拡大かー東洋ゴム工業による免震ゴム「データ偽装」問題に対し、さらなる拡大のおそれが出てきた。同社が3月13日に不適合(性能不足)な免震ゴムが納入されたと公表した「55棟」以外でも、新たに不正がなされたと疑われる製品がある、と25日になって発表したのだ。-東洋経済

マンションのチラシや広告を見ていると「安心の免震構造!」などと書いてあることがあります。なんとなく安心なイメージを受けますが、一体免震構造とは何なのでしょうか

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構造には耐震・免震・制振の3種類がある

地震が多い日本では、建物の耐震性が重要です。この耐震性を上げる仕組みとして耐震・制振・免震という3種類の構造があります。

耐震構造

一番メジャーな構造が耐震構造です。建物全体で地震の力を受け止め、建物の崩壊を防ぐ構造になっています。

制振構造

建物に、地震のゆれを吸収する制振装置が取り付けられた構造です。タワーマンションでは地震の際はもとより、強風でも高層階はゆれる場合がありますが、制振構造の場合そうした揺れにも強い特徴があります。

免震構造

今回の東洋ゴム問題の対象でもあり、最近の高層マンションで採用される事が多くなってきたのが免震構造です。耐震構造などのマンションでは、建物と地面が杭で直接繋がっていますが、免震構造のマンションの場合、建物と地面が直接繋がっていません。その代わり、建物と地面の間の基礎部分にゴムと鉄板を交互に組み合わせた積層ゴムが設置されています。

この積層ゴムの働きによって、地震の際に横方向のゆれがゴムの弾力で吸収され、建物に直接伝わらない構造になっています。地震による建物の損傷が少なく、家の中の被害も少ないという特徴があります。一方建物が横に動きますので、建物の周辺にスペースを確保し、配管などのライフラインには柔軟性を持たせる必要があります。

免震構造や耐震構造は最近の技術ですが、それさえあれば安心という訳ではありません。最新の技術ゆえにメンテナンスに耐震構造以上のコストがかかる可能性もあります。マンションの耐震性を確認する場合はマンションの構造だけでなく、地盤の固さなども含め総合的に安心出来るかどうかを確認するようにすると良いでしょう。

photo by pixabay

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