マンションジャーナル

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【必見】本当に後悔したくない人のためのマンション選び【注意点】

【必見】本当に後悔したくない人のためのマンション選び【注意点】

休日に何度も物件を見てまわり、やっと見つけた希望のマンション!楽しい新生活を夢見ていたものの、実際に購入して生活を始めてみたら・・・「こんなはずじゃなかった!」住み替えることもローンがあって難しい。もう一度、物件を探して買い換える余裕も気力もない。

せっかく購入したマンションが、希望と違っていた。このような思いをしている人は少なくありません。失敗をしないためにはどうしたら良いのか、実例を挙げながらポイントを紹介していきます。この記事を読んで、マンション探しを始めれば、後悔することはありません!

まず最初にすべきこと

「マンションが欲しい」そう思ったあなたは何をしますか?インターネットで物件を探す。近くの不動産屋さんに相談に行く。マンションを買った知り合いに相談をしてみる。モデルルーム、オープンルームへ行ってみる。すべて間違いではありません。しかし、一番最初にすべきこと、それは資金計画を立てることです。

すべては資金計画から始まる

インターネット上で素敵な物件を見つけても、不動産屋さんに素敵な物件を紹介されても購入できないマンションでは意味がありません。自身がどの程度の金額帯の物件を購入できるのか、その物件を購入する資金はどこから用意するのかを考えなくてはなりません。マンションを購入したいと考え、不動産屋さんに相談に行き、色々な物件を提案されるものの、金額面で折り合いがつかず、購入できずに終わってしまう。そんな話はよくあります。まずは出発点となる資金計画を立てる上でのポイントを紹介します。

  • 購入予算はどの程度か?
  • 購入資金はどうするのか?自己資金は?借入先は??
  • 住宅ローンを利用する場合、返済期間や借り方はどうするのか?
  • 両親などからの資金援助は受けられるのか?

こちらをもう一歩踏み込むと、

  • どの金融機関で借り入れをすると、金利や諸費用などを含めお得になるのか?
  • 固定金利、変動金利、10年固定など、お得な借り方はどれか?また自分たちに適しているのはどういったものか?
  • 単身でローンを組むのか、夫婦でローンを組むのか?またその持ち分をどのように設定するのか?
  • 融資にあたって条件はあるのか?また、団信などの金額、補償の内容、手厚さはどうなっているか?
  • 繰上げ返済や借り換えなどの手数料はどうなっているのか?

・・・など。購入資金をどのように用意するのかについて考えていくと非常に頭を悩ませることになります。とはいえ、決して安くない買い物です。金利が0.1%違うだけでも、返済金額が数十万円は変化します。多くの方が超低金利の今、金融機関から融資を受けて購入を検討しているはずです。現金一括で購入することは稀なことです。「あの時この金融機関で借りていれば」「やっぱり金利は変動を選べばがよかった」といったことを口にされる方は少なくありません。この点については、お近くの銀行や会社で提携している金融機関などに聞いてみることが一番良いでしょう。また、こういった大きなライフイベントには保険の見直しも関係してきます。ファイナンシャルプランナーなどの専門家にも話を聞いてみるとよいでしょう。ただし、一つだけの情報ではなく、複数の専門家の話や実際にその金融機関で借りた実績のある方の話を聞いて、最終的な判断することが重要です。

騙されない資金計画

 

よくあるお話ですが、「年収の◯倍までは借りても大丈夫」「返済負担比率は◯%まで」ということを話す方がいます。これは間違いです。確かに、年収に合わせて借り入れできる金額は大きくなります。金融機関にもよりますが、返済負担比率が40%までであれば、ローンを申し込むことはできます。しかし、実際に借りてみると多くの人が「こんなはずでは・・・」と後悔してしまいます。なぜでしょうか?

生活環境は人それぞれ

あくまでも一般論であれば、「年収の◯倍まで借りても大丈夫」という話であれば分かります。しかし、多くの人にその内容が当てはまるかの様に話すのは間違いです。なぜなら、人によって生活環境が異なるからです。例えば、子供を私立学校に通わせたいと考える夫婦と公立学校に通わせたいと考える夫婦では、日々の生活の負担が大きく異なります。単純な学費だけでなく、交通費や学校行事の費用も私立と公立では大きく異なります。文部科学省が平成26年度に調査した結果では、以下のような結果が出ています。

幼稚園で80万円以上。小学校では360万円以上。中学校では250万円以上。高校では170万円以上。合計で800万円以上もの差が発生します。あくまでも平均なので、これ以上かかる場合もありますが少ない場合もあります。いずれにせよ生活環境が異なるだけで、これだけの金額差が生まれます。

もちろん、子供だけでなく車やペット。介護などの要素も関わってきます。一概に「年収の◯倍まで借りられる」「年収の◯倍まで安心」という言葉があてはまる訳がありません。この言葉はあくまでも目安です。また、家計のやりくりが上手な奥様のおかげで無事返済できており、生活にも特に心配する要素がない場合であっても、急な病気や事故などにより返済が苦しくなることも当然可能性として存在します。そのための団体信用生命保険(団信)や個人の生命保険などでリスクヘッジをすることもできますが、その後の生活を考えると、貯蓄などもできる環境でないと不安は残ります。

ここで重要なポイントは、

  • 自分たちの5年後、10年後といった中長期的なライフプランを設計できているか?
  • 月々の収入から無理なく返済して、預貯金などのリスクに耐えられる環境を構築できるのか?
  • 生活する上で発生しそうなリスク、大きな支出について想定、把握しているか?
  • ローンに詳しい人、専門家に相談をしているか?

今現在だけでなく、今後の人生についても考え、資金計画を立てる必要もあります。そのためにはお金のことに詳しいファイナンシャルプランナーや銀行、実際に購入したことがある人に話を聞いてみることが重要です。負担が大きすぎない、生活のバランスも考えた資金計画を検討しましょう。

ここまでに資金計画についてお話をしました。どうすれば、後悔しない資金計画を立てられるのかが見えてきたはずです。次は、実際に住むことになる物件選びのポイントを見ていきましょう!

実際に物件を探してみる

資金計画を立て、購入の予算や借入先の目処もつきました。不動産屋で物件探しの相談を行い、物件を探し始めました。しかしながら、なかなか決まらない。気がつけば半年が経過。こういったことも良くあるお話です。なぜ、なかなかいい物件に出会えないのでしょうか?

実はいい物件に出会っている?

あえて、いい物件に出会えないと書きました。実は希望にあったいい物件に出会っているかもしれません。しかしながら、多くの方が気がついていないということがあります。

不動産屋さんやインターネットで見つけた物件を見に行くもなかなか決まらない、その理由は条件が不明確なためです。こんな話をすると「予算や間取り、広さ、立地なども決まってますが」と言われるかもしれません。しかし、これら以外の条件も明確にする必要があります。例えば、ペットを飼っている方が、ペット不可のマンションを見ていたり、日当たり重視の方が日当たりの悪い条件のマンションを見ていたり、物件を見学する前から購入検討することが難しいというようなケースがあります。物件の立地や間取りを気に入って見ることは大切ですが、なかなか決まらない原因の一つは条件の優先順位が明確に決まっていないということがあります。条件に優先順位をつけると、100点満点とまではいかなくとも、80点、90点といった実は条件がよい物件に出会っているかもしれません。

また、色々な物件を見る中でそれぞれの良い点や新たな発見があります。条件を明確にしておかないと、それらの要素を追加していき、気がつくと条件が多くなりすぎてしまっていたり、何が重要だったのかが分からなくなってしまうことがあります。そこで、見ている物件が本当に良い物件なのかを判断するために、

  • 購入するためのmust条件、want条件を設定
  • 条件を満たすエリアなのかを再確認
  • 条件を変更するとどう変化するのかを確認する

この3点を押さえましょう。

must条件とwant条件を設定する

must条件の一例ですが、先ほど書いたペット以外にも車などもその一つです。車は手放したり、近隣の駐車場を借りるといった方法もありますが、実際にはなかなか難しいものです。このmust条件を決める時、多くても5点までで考えることです。少なすぎると物件探しの軸が見えにくくなってしまい、物件探しをサポートする不動産仲介業者さんも困ってしまうため、35点くらいで挙げるとちょうどよくなります。ただし、難易度が高い条件を挙げてしまうと結局見つからなくなります。そこで、時には条件を入れ替えてみたり、緩和したりすることが必要となります。

中古マンション探しでは100点ではなく80点、90点で考えるべきです。元々、注文住宅のような要望全てを聞き入れてくれるような要素や新築マンションのようなオプション選択はありません。多少の費用では変えられない要素や購入する目的と一致する軸となる部分をmust条件としてください。

次にwant条件です。must条件と異なり、あったら嬉しい程度のものとして考えてください。例えば、キッチンにビルトインの食洗機がついていたら、浴室のサイズが少し広いといったものです。極端な言い方をすれば、自身でリフォームをしたり費用をかけさえすれば、なんとか希望が叶えられるもの、なくても生活に大きな支障が出ないものはwant条件とすべきものです。「あれがなければ、これがなければ」と要望を挙げていくと金額が大きく変わるだけでなく、物件が見つからないといったことに繋がってきます。

  • 購入の目的をもう一度考え、目的を達成する要素をmust条件にする
  • 部屋の広さ、階層、向き、立地といった個人では変えられない要素はmust条件とする
  • must条件を設定して見つからない場合は、優先度が低い要素を緩和してみる
  • 入居前のリフォームや将来、多少のお金を支払うことで変更可能な要素はwant条件として考える

条件とエリアが一致するのか?

予算と物件に対する条件がしっかりとできても、まだ物件が見つからない、といった問題は残ります。

なせ見つからないのでしょうか。前述したように条件を明確にすればするほど、対象が狭まるといったことも理由の一つです。また、あなたが希望する条件は他の人も同様に欲しいと思う条件です。日当たりの良い環境をmustとした時、同じ様に考える人はおそらく大多数います。そういった複数の条件が組み合わさる中で物件を探していくため、他の購入希望者と競争も起き、悩んでいる間に購入されてしまったり、条件が良い物件としてなかなか市場に出てこないといった問題を目の当たりにします。この時、検討して欲しい点がエリアについて理解を深める、という点です。

エリアによって、マンションにも特性がでてきます。都心部であれば、1LDKなど単身~夫婦向けの物件、郊外になれば3LDK以上のファミリー向け物件などエリアごとに購入する人にあったマンションが増えます。単純に都心部は土地代が高く、各住戸の広さを大きくすると販売価格が高くなり、販売が難しくなるため3LDK4LDKといった物件は少なくなります。その他にも世田谷区のような住宅街では、既に戸建て住宅や築年数の古いマンションが多く建っているため新規のマンションを建設することは難しいものです。そして新規のマンションを建てたとしても、駅から離れた比較的用地取得がしやすい場所にマンションが建つため、駅距離と築年数は反比例するケースが多いものと考える必要があります。

こういったエリアの特性を考えずに物件を探そうとすると、なかなか見つかりません。あなたが希望するエリアのマンションはどういったマンションが多いのか、年間にどの程度の販売がありどの程度の期間、金額で取引されているのかを知る必要もあります。あなたが希望している条件とエリアの特性(条件)が合わなくては、いつまでも見つかりません。

条件が合致しない場合は、希望の条件を変えることやエリアを変えるといった判断をする必要があります。なお、予算を変更するという方法もありますが、返済計画が厳しくなる可能性もあるため、あまりオススメはしません。それよりも近隣のエリアや類似の環境にある物件を見ると同額の予算と条件でより良い物件が見つかることもあります。視野を広げてみることも大事な要素です。

ここまで、物件選びに必要な資金計画と条件の設定について紹介してきました。この2点は物件探しのベース、軸となる部分です。この部分をしっかりと検討、準備することで、住まい探しはスムースになります。ここまで準備ができれば問題なく物件を探すことができるようになります。しかし、住まい探しには落とし穴がつきものです。この落とし穴について知っておくと、より良い条件でお住まいを見つけることができるようになります。

意外と知らない物件選びの落とし穴

「南向きで日当たりが良く、明るいお部屋です」このセリフを聞けば多くの人が、その南向きのお部屋を部屋購入したいと考えるはずです。しかし、少し待ってください。なぜ。南向きが良いのでしょうか?逆に北向きは本当に悪いのでしょうか?

南向き信仰の日本の住宅事情

日本の夏を思い浮かべてください。暑い!それもジメジメとした暑さで欧米の様なカラッとした暑さではない分、余計暑さや気持ち悪さを感じるはずです。日本をはじめとしたアジア地域は多湿な気候です。こういった気候では、カビの問題が昔からあります。また、日当たりが悪い環境ではダニの問題も昔からあります。南向きであれば、日光のおかげで、カビの原因となる湿気やダニといった問題が解決できます。昔の家は南向きに大きく窓や戸を用意したのは、こういった背景があります。

しかし、現在では異なります。2003年から24時間換気装置の設置が建築基準法で定められました。これにより、お部屋の換気は窓を開けなくても簡単にできる様になりました。日中窓を開けて家中に風を通すといったことをしなくても、装置の栓を開けておくだけで風が通る、それも開けておいても防犯上の影響はないため非常に便利です。窓であれば、高層階でもない限り侵入経路となってしまうリスクがあります。

24時間換気装置は各部屋についており、通路のドアなども解放しておくことで住戸内の空気を循環させることができます。これにより湿気や空気の悪さで悩まされることも少なくなりました。また、構造も木造から鉄筋コンクリートとなり、湿気による腐食に対しても強く、昔の様に日当たりを最重要とすることは少なくなりました。それでも、南向きが良いのは明るさが違う、洗濯物の乾き方が違うといった理由もあるかもしれません。確かに明るい環境ですが、夏は日差しで暑くなりやすいというデメリットがあります。さらに、日差しが強い環境は部屋のフローリングやクロスが日焼けし、変色や傷みの原因にもなります。実際に南向きの住戸でフローリングが焼けていたり、クロスが変色しているそんな光景を見たことはありませんか?マンションを見学に行った時は、その明るさや気持ち良さに目を奪われてしまいがちですが、実際に住んでみると、このような理由でカーテンを閉め切った生活になってしまう、といった住戸も少なくありません。メリットの裏にはデメリットもある、そういったことを知っておくと住まい探しで後悔することも少なくなるはずです。

では、北向きはどうか?

実際に北向きの住戸の方が南向と比べて薄暗くなります。しかし、先ほどの様なフローリングやクロスの変色や傷みを抑えられるというメリットがあります。とはいえ、南向きに人気が集まるため、北向きの住戸は、不人気でなかなか売れにくいというのが実情です。開発、販売を手がけるディベロッパーもできれば、売れやすい人気のある南向きの住戸ばかりを作りたいと考えますが、なかなかうまくはいきません。そこでディベロッパーは北向きの住戸も売れるように力を入れています

例えば、南向きの住戸に比べて、部屋が少し広い、間取りが使いやすくなっているといったことがあります。また、売れにくいため価格交渉に応じやすいといったこともあります。日中部屋にいることが少ない共働きの夫婦であれば、そこまで日当たりを考慮しなくても良いのかもしれません。また、湾岸エリアであれば南向きは海。北側は都心ということで眺望が大きく異なります。都心の夜景を楽しめる環境か、朝日や夕日に輝く海を選ぶのかという2つのテーマで販売するケースもあります。どちらも魅力的ですし、それぞれ購入者の趣味嗜好もあります。そういった点を考慮して住まいを探すということもできます。

ランニングコストについて考えてみよう

やっと希望のマンションを見つけ、ライバルを制してマンションが購入できました。そして、新生活が始まり、何年か経つとマンションの総会で管理費、修繕積立金の値上げの話が・・・!管理費や修繕積立金は築年数が経過すると上がってきます。上げなければ、マンションの環境が維持できなくなってしまい、管理組合が破綻する、といった最悪のケースまで考えられます。

とはいえ、実際に値上げを前にするとなかなか納得できない思いもあると思います。この毎月の生活に大きく関わってくるランニングコストについて理解しておきましょう。

安いのは新築時だけ!?

10年ほど経過したマンションの新築販売時と現在の管理費や修繕積立金を見るとその差に驚くことがあります。マンションは常に管理会社が管理しています。管理方法は様々ですが、365日、24時間有人で管理するようなタイプや高度な最新のセキュリティを導入すれば、管理費用は当然高くなります。また、共用施設が豪華になればなるほど、メンテナンスコストが多く発生します。

これらのコストは、新築販売時には非常に安く設定されています。理由はランニングコストが高くみえると販売が伸び悩むためです。このランニングコストを見直すタイミングは、大規模修繕前後に行われます。大規模修繕は、1215年のサイクルで実施します。マンションには長期修繕計画というものがあり、毎年細々な修繕などを行なっています。マンション住民から集めたお金を元に必要な修繕を行いますが、外壁塗装や大型設備の入れ替えなどは多額の費用がかかるため10数年に1回行われる大規模修繕で実施されます。この時、大規模修繕で実施すべき費用が不足すると値上げや一時金として各住戸からお金を徴収することがあります。

素敵なマンションでランニングコストが安い、と思った時は数年後の値上げのリスクも想定した上で購入することが重要です。

マンションを選ぶ際のポイントの一つが管理体制

こういった管理費や修繕積立金の値上げは非常に大きな負担となってきます。マンションはモノなので、経年劣化していくため補修などが必要です。当然ですが、その費用は安くならないのか?多くの人が考えます。考えはするものの、なかなか実行に移すのは難しいのが現実です。それほどマンションの管理体制をよくする、変えるというのは難しい課題の一つです。こういった管理体制を改善しようとしているマンションを選ぶことがマンション選びのポイントの一つです。

マンションは管理で買え」こういったセリフを聞いたことはありませんか?マンション選びのポイントで立地や施工会社などを挙げる方もいます。しかしながら、施工会社や立地は今更かえることができない要素です。変えられるのは今の状況だけです

マンションのランニングコストは、決して安いものではありません。そのランニングコストが抑えられるようにしっかりと管理をしている管理組合のあるマンションに注目が集まっています。都内のあるマンションでは、管理会社を変更したところ、年間で1000万円以上のコスト削減ができたという話があります。もちろん、コスト削減が出来たことで管理費や修繕積立金などを値上げをすることなく大規模修繕工事も行い、現在も値上げは行わないでいる、という管理が徹底したマンションです。そのエリアの住民には非常に人気が高く、物件が販売されると希望者が殺到するというような環境です。その他にも、管理組合や管理会社がしっかりと機能していることを示すために居住者向けだけでなく、外部に向けたマンションHPを制作し、会計処理といった情報までも公開しているマンションもあります。

この外部公開には大きく2つの理由があります。透明性の確保によるコスト削減空室数の削減と購入・入居希望者の確保です。

マンションの管理組合はマンションの住人で構成されます。マンション管理に詳しい、プロといった方ではないことが普通です。そういった方々が管理をすると、中には悪質な管理会社や建設会社などの見積もりに騙され、必要以上に高い修繕工事を行なってしまう、そのようなことも少なくありません。実際に管理組合が破綻してしまったマンションはいくつかあります。管理が破綻してしまうと、本来必要な修繕もできず、資産価値が下がってしまいます。そうすると、そのマンションから人が離れていき買い手もつかないといったケースに陥ってしまいます。それでも、居住者の方は住宅ローンや管理費、修繕積立金は支払わなくてはなりません。

このようなマンションは多くの人が住みたいとは思わなくなります。そうすると、居住者が離れていき空室が目立つようになります。そこで賃貸で貸し出しをしようとしても不人気なマンションをわざわざ借りたいという人は少ないため、人気と価値が下がってしまいます。こういったリスクを回避するために外部に向けて情報を発信しています。工事の入札情報を紹介し、適正な金額で工事ができるようにすることや管理組合がしっかりと機能しており、修繕積立金などもしっかりと用意されていることを示し、安心感のあるマンションとして人気を高め、購入希望者や入居希望者をしっかりと確保できるような管理を行ないます。

このようなトラブルを避けることができるよう、マンションの管理体制についても知っておくことが重要です。もちろん、全てのマンションが情報を公開しているわけではないので、なかなか調べることは難しいのですが見るべきいくつかのポイントがあります。

  • 管理費、修繕積立金の滞納がないか
  • 敷地内の清掃はしっかりと行われているか
  • 外壁や共用部損傷がないか、損傷部分が放置されてはいないか
  • マンション内の掲示板に日付が古い掲示物が貼られたままになっていないか
  • 駐輪場に利用していないような放置自転車が置いたままになっていないか
  • 駐車場のタイプと空き状態はどうなっているか
  • 共用施設は何があるか

管理費、修繕積立金の滞納については、重要事項に係わる調査報告書という書類に記載されています。これは不動産仲介業者に依頼すれば、入手していただけるものなので依頼しましょう。問題となるのは滞納金額の多さです。数万円程度であれば、単純に銀行からの引き落としがうまくいかなかった、入居したばかり方が引き落としでミスがあったということも考えられるので、細かく見過ぎて「危険だ」と判断してはいけません。一世帯分とは思えないような高額な滞納がある時に注意しましょう。

掃除、共用部の破損状態、掲示物、放置自転車を見ると、管理会社の対応がわかります。管理会社がこういった部分に対処していない場合、マンションとして管理会社をコントロールできていない可能性があります。そうなると、管理費用を無駄に払い続けていくだけでなく、修繕工事費用を水増しするといった悪質なケースにも巻き込まれる可能性もあります。また、自身が住む環境を汚しても平気、周囲に迷惑をかけても平気な住人が住んでいるということでもあるので、こういったマンションは注意深く観察する必要があるといえます。

駐車場のタイプですが、大きく機械式と平置きの2タイプで考えてください。問題になるのは機械式です。機械式は、正常に稼働し事故が起こらないようにしなくてはならないため、メンテナンスにコストがかかります。最近では、車を所有する家庭も減り、一世帯に一台といった駐車場を用意する必要も少なくなりました。しかしながら、ある程度の台数分は用意しなくては不満が出てしまうため、多くのマンションが小さな面積で台数を確保しやすい機械式を採用します。この駐車場の料金が適正な金額でなかったり、空きが多いとメンテナンスコストを捻出できなくなるということになります。こういった場合、メンテナンス費用は積み上げられた修繕積立金から捻出されることが多くあります。車を所有していない住戸からも負担させることになるため、車を持たない住戸からは反対の声も上がります。また、もともと建物のメンテナンス費用として計画し積み立ててきた費用が別の目的で使われるため、大規模修繕などの費用が不足し、修繕積立金の値上げや一時金が発生する要因となります。駐車場については、そのタイプと空きがあるのか、周辺価格との差をチェックしてください。

一番大きなポイントが共用施設です。豪華なエントランスや広くてくつろげるラウンジ。ストレスを発散できるジム施設やプール、スパ。最近では、専門の業者がマッサージを有料で提供するといったマンションもあります。これらの施設は全て管理費から賄われています。豪華な共用施設をアピールするマンションの購入を検討する場合には、この点について注意する必要があります。また、利用の可能性についても検討する必要があります。購入したものの利用することがないままということも少なくありません。不要な施設に対してコストを支払い続けることは大きな無駄です。逆に、その施設をしっかりと利用してメリットを得るということもできます。毎日のようにジムを利用することができれば、スポーツジムの会員費用から考えて、1万円程度の価値があるかもしれません。そういった点も考えてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。お住い選びのベースとなる考え方の部分についてご紹介してきました。

なんと、マンションブロガーとしても有名なのらえもん氏もこういった条件設定の重要性を説いています!ぜひ、参考にしてください。

>人気マンションブロガーのらえもん氏とのコラボ!インタビュー記事はこちら!

多くの方が、これらのポイントを明確にしないままお住まい探しを始め、内覧を重ねる中で次第に条件などを固めていきます。内覧を重ねてポイントが明確になっていくことは良いことですが、途中でなかなか希望の物件が見つからないことに苛立ちを覚え、住まい探しを諦めてしまう方もいらっしゃいます。実際に物件を見てより深い理解を得ていくことは重要です。ただ、条件の合わない物件を見ても混乱してしまうため、最初に住まい探しの軸となる条件を設定することが重要です。ここまで読んでくださった方はこの軸の設定の重要性を理解していただけたかと思います。ぜひ、軸を設定して効率的で後悔しない住まい探しを行いましょう!

住まい探しの軸となるポイント(振り返り)

資金計画

  • 購入資金をどのように用意するか?銀行からの借り入れる金額など
  • 借り入れる金融機関先の金利や条件、有利なポイントを比較する
  • 融資に当たって、どのような返済プランが良いのかを検討する(固定、変動など)
  • 繰り上げ返済やローン保証料などの手数料関係を確認し、総合的に安く借りれる方法を検討する

ライフプラン

  • 自分たちの5年後、10年後といった中長期的なライフプランを設計できているか?
  • 月々の収入から無理なく返済して、預貯金などのリスクに耐えられる環境を構築できるのか?
  • 生活する上で発生しそうなリスク、大きな支出について想定、把握しているか?
  • ローンに詳しい人、専門家に相談をしているか?

条件設定

  • 購入の目的をもう一度考え、目的を達成する要素をmust条件にする(must条件は5点まで)
  • 部屋の広さ、階層、向き、立地といった個人、多少のお金では変えられない要素はmust条件とする
  • 設定した条件とエリアの条件があっているか、条件が合わない場合はエリアの変更や条件を緩和してみる
  • リフォームなどお金で変えられる設備などの要素は、want条件として考える

その他

  • メリットの裏にはデメリットがある。デメリットの裏にはメリットもある
  • ランニングコストがどう変化するのかを考える。安い場合は値上げもあり得る
  • 共用部分について理解する。豪華になれば多くの費用がかかる
  • 管理体制をチェックする。管理が行き届いていない時は注意が必要
  • 物件価格に加えて諸費用がかかる。諸費用は概ね物件価格の10%程度

そんな諸費用を安く抑える、知らないと損する方法とは!?

著者について

石原浩気
仲介手数料最大無料の中古マンションWEBサービス「カウル」にて、中古マンションの購入・売却のコンサルティング営業を担当。
東京神奈川を中心に、タワーマンションから低層マンションまで幅広く扱っています。
不動産のプロとして、丁寧なお客様対応と、分かりやすい情報のご提供を心がけています。

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