
マンションの売却の相談を頂く際、マンションの売り主様が大変ショックを受けるのは「ここは高く評価されると思っていたのに・・・」という「売り出し金額に反映されないポイント」になります。
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マンションの売却価格は何を参考にする?
まず、大前提としてマンションの売却金額を決める際に、ご自宅の周りで売りに出されているマンションの金額はあまり参考になりません。マンションの売り出し価格とは、そのマンションの売り主様が自由に付けられる金額なので、市況を反映したものとは限りません。売りに出されているということは「まだ売れていない」ということの裏返しでもあります。また実際にそのマンションが売れたとしても、実際には売り主様と買い主様の交渉の結果値引きが入っていることがほとんどです。
マンションの成約事例を調べよう
周辺のマンションの価格を参考にするのであれば「売り出し金額」ではなく「実際に売買契約が決まった金額」を参考にするようにしましょう。「実際に売買契約が決まった金額」は売却をお願いしている不動産会社に教えてもらうことが出来ます。もし仮に周辺のマンションで「実際に売買契約が決まった金額」が分からないということであれば、その会社は相当情報に弱い会社ですので売却をお願いするのはやめた方が良いでしょう。
マンションの売却価格に設備は関係ない
マンションの売り出し金額に反映されないポイントは「建築時にお金をかけた設備」になります。特にマンションにこだわりを持って購入された売り主様に多いのですが、浄水器やエアコン、キッチンの設備などにお金をたっぷりとかけたので、その分相場よりも高く売りたいというご希望があるのです。
しかしこれらの設備は年月とともに古くなるので、マンションを売却する際にはそれほど魅力がなくなってしまうのです。またそれらの設備に魅力を感じるかどうかというのも、実は人それぞれです。料理が好きな方であればキッチンの様々な機能に魅力を感じるかもしれませんが「料理なんて全然好きじゃない」という買い主様であれば、そのような機能に魅力は感じないでしょう。
マンションの売却金額を決める基本的な要素は下記の項目です。
- 広さ
- 間取り
- 築年数
- 眺望方角
- 駅からの距離
- 共有施設
- 近隣施設
- 学区
- 施行会社
マンションの設備はそれほどダイレクトに売却金額に反映されませんので、あまり期待を持たない方が得策です。
ぜひ、査定の大まかな根拠について知り、できるだけ高い価格でマンションを売却しましょう。
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