知らないと損する!マンション売却時に戻ってくるお金とは?

2014.11.07
知らないと損する!マンション売却時に戻ってくるお金とは?
マンションの売却時には、とても大きな金額が動くため、実は細かいお金は見落としがちになってしまいます。何千万というお金が取引されますので、気持ちが大きくなって数万〜数十万という金額が「小額」に思えてしまうのです。もちろん、数万円であっても、とても大事なお金です。戻ってきたお金で、新居の家具を買うことも出来ますし、奥様やお子様へのプレゼントを買うのも素敵ですね。今回は、マンションなどの不動産の売却を行うと戻ってくるお金をご紹介します!

監修者:針山昌幸

針山昌幸 プロフィール写真

株式会社Housmart 代表取締役
宅地建物取引士・損害保険募集人資格
『中古マンション 本当にかしこい買い方・選び方』
(Amazonランキング・ベストセラー1位)

1.火災保険料

銀行ローンを組むと、一緒に火災保険に入らなければいけないケースが多いものです。火災保険はマンションなどの物件購入時から借入れ年数の長期一括で契約している場合が多いので、マンションを売却するなどして途中で解約する場合は、残りの期間の火災保険料が保険会社から戻ってくるのです。この解約保険料は、保険会社に請求しないと戻ってこないので注意が必要です。火災保険は意外といいお値段がするので数万〜数十万円が戻ってきますが、マンションを購入したのは何年も前なので、売り主様が忘れられているケースが多いのです。自分がどの火災保険に入っていたかは、マンションを購入したときの売買契約の書類などと一緒に保管されている方が多いのですが、ローンを借りた銀行に預けているケースもあるようです。>>>マンションを早く、高く売るテクニックとは?

2.住宅ローン保証料

自分で住むためのマンションなどを購入するために住宅ローンを組んだ場合、その住宅ローンを組んだ銀行に「保証会社に入ってね」という依頼を受けることになります。火災保険と同じく、随分昔のケースになりますので忘れてらっしゃる方も多いのですが、ローンがまだ残っている状態で売却した場合、残りの期間分の保証料を返してもらうことが出来ます。この銀行保証料はローンの抹消手続き時に銀行が計算して「これだけの金額を返還します」と言ってくれるので、火災保険料と違い取り漏れることはありませんが、是非覚えておいて頂ければと思います。

3.税金

マンションを売却して購入したときに比べ損失が出た場合、税金を取り戻すことが出来ます。ただし、適用条件が複雑であるため、是非税理士さんにご相談されることをお勧めします。

おまけ 〜部屋のメンテナンス〜

お金取り戻すわけではありませんが、そもそもの売却価格を少しでも高くするためには、お部屋の見た目は非常に重要です。

どれだけ間取りが良くても、入室してお部屋があまりに汚れていると、買主側の心象は良くありません。

こまめな日々のメンテナンスを心がけましょう。

床のメンテナンス方法

フローリングを長持ちさせるために、定期的なワックスがけをしましょう。

床を保護してくれる役割だけでなく、しっかりとワックスがかけられているお部屋は、普段のお掃除も非常に楽にしてくれます。

半年に一回のワックスがけを目安にすれば、ピカピカのフローリングを保つことができます。

壁のメンテナンス

ホコリがたまるのは、何も床だけではありません。壁紙は小さな凸凹になっているので、空気中に舞っている微細なホコリが溜まっていくのです。溜まったホコリはお部屋の湿度を吸収し、放置するとカビの原因にもなります。

普段の買い物では何十円、何百円という金額をチェック出来るのに、マンションなど高額の取引となると気持ち的になかなかそうもいきません。あらかじめ知識として知っておくことで、是非お得にマンション売却をして頂ければと思います。
株式会社Housmart
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マンションジャーナル編集部

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